ヘルス

炭酸飲料を飲むと歯が溶けるのか?酸性で歯が溶ける食品は?

投稿日:2017年10月10日 更新日:

コーラが好きでほとんど毎日飲んでいます。太らないようにコカ・コーラ ゼロを選んでいます。

最近、知り合いから「コーラを飲んでいると歯が溶けるらしいよ」と言われてビックリしました。CMもたくさん放映されているし、多くのお店や自動販売機で売っているのに、そんな危険性があるなんてショックです。

しかし、長年、コカ・コーラを飲んでいるけれど、歯医者でそんなことは言われたことはないので、「本当なの?」という疑問も感じます。

スポンサードリンク

炭酸で歯が溶けるのか?

結論から言えば、歯をコカ・コーラに浸けると溶けます。これは酸による作用で溶けるわけです。歯の最表面はエナメル質があります。このエナメル質は酸に弱く、酸性が強くなると溶け始めます。

酸性の度合いはpHで表されます。中性がpH7.0で、数値が小さくなるほど酸性が強くなります。歯の状態にもよりますが、通常はpH5.5を下回ると歯が溶け始めます。コカ・コーラのpHは東京医科歯科大学の調査によれば、なんとpH2.2だそうです!これほど酸性が強ければ歯は溶けてしまいます。

炭酸飲料も種類が色々あり、それぞれ成分も異なりますのでpHが異なっていますので一概には言えませんが、一般的には歯が溶けるレベルの酸性を示します。

炭酸飲料を飲むと歯が溶けるのか?

「歯をコカ・コーラに浸ければ溶ける」ということを上で説明しましたが、これだけでコカ・コーラを飲むと歯が溶けるとは言えません。口の中には唾液があり、口に入れたコーラは飲み込むので、いつまでも口の中にコーラがあるわけではないからです。唾液には口の中を中性に戻す作用があります。「それならばコカ・コーラを飲んでも大丈夫なのではないか?」という気もします。

コカ・コーラに浸かっていると溶けるわけですので、基本的には歯がコカ・コーラに接触している時間が長くなるほど歯にダメージを与えるということを意味します。そのことから以下のような状況では歯が溶ける可能性があると考えれられます。

1.口の中にためる・長時間飲む・寝る前に飲む

飲み方としても上品ではないですが、口の中に炭酸飲料を含み、炭酸の弾ける感覚を楽しむ人もいます。歯が炭酸飲料に浸っている時間が長くなるので、ダメージが大きくなる飲み方です。

最近はペットボトル入りのものがあるため、蓋を開けて長時間飲み続けるケースがあります。そうすると飲料が喉を通過した後に、唾液の作用によって口の中を中性に戻そうという作用が働くのですが、頻繁に口にするとせっかく中性に近づいていたのがまた酸性に戻されてしまうため、歯へのダメージが大きくなります。

寝る前に飲むのもダメージが大きくなります。就寝中は唾液の分泌量が減り、口の中を中性に戻す作用が小さくなるからです。そもそも虫歯になりやすくなるので、寝る前には歯を磨いて、口の中を清潔にしましょう。

2.柑橘系のフレーバー入りのものを飲む

炭酸飲料は炭酸ガスが入れられることで酸性になります。実際の飲料製品では炭酸だけでなく、色々な味付け・香り付けがされています。クエン酸、リン酸などの成分によって、さらに酸性が強くなります。

3.炭酸飲料を飲んだ後に何も飲まない

炭酸飲料で口の中が酸性になるので、その後に水やお茶などを飲めば、酸性の成分が洗い流されて中性に戻りやすくなります。食事をした後に歯を磨くのが良いのですが、その前に食事の最後に水を飲んで口の中を中性に近づければ歯のダメージを減らせます。


スポンサードリンク

酸性で歯が溶ける飲料・食品

コカ・コーラに代表される炭酸飲料を飲むことで口の中が酸性になり、歯がダメージを受けることから考えると、他の飲料・食品による影響も気になります。(*以下、pHは参考値です)

ワイン(pH2.3-2.6)、日本酒(pH4)、ビール(pH4-5)、梅酒(pH3)も案外酸性度が高いことが知られています。

子供でも飲むものとしては、スポーツドリンク(pH3.5)、果汁ジュース(pH4)、乳酸飲料(pH3.4)が酸性度が強いです。スポーツドリンクは、屋外や運動中に水分補給として飲むことが多いので、飲んだ後に長時間口の中が酸性になる可能性が高いので注意が必要です。

食品としては、レモン(pH2)、梅干し(pH2)、りんご(pH3)、グレープフルーツ(pH3.2)などのように、「酸っぱい」と感じるようなものはやはり酸性が強いです。

案外忘れがちなの調味料などです。あの酸っぱい「お酢(pH3)」は酸性が強く、お酢が含まれているドレッシングなどは同様に酸性度が強いと考えて間違いないでしょう。

色々と酸性が強い食品がある中で、「コカ・コーラで歯が溶ける」ということがよく話題になるのは、おそらく子供も大人も好きない人が多いことと、好きな人は頻繁に飲むからではないかと思います。また飲料の場合は、食べ物よりも口全体に行き渡り、全ての歯が浸されることも関係があるかもしれません。

まとめ

コカ・コーラなどの炭酸飲料で歯がダメージを受けるのは口の中が強い酸性になるためです。コカ・コーラ以外にも口の中を酸性にする食品はあります。歯を守るために重要なのは、長時間にわたって飲み続けたり、食べ続けたりしないようにして、飲食が終わったら口の中をすすいで中性に戻してあげることです。1日の中で口の中が強い酸性になっている時間を短くしてあげれば、再石灰化により歯は修復されます。

歯を虫歯にならないように守るためには歯磨きが大切です。こちらの記事「歯磨きは虫歯予防の基本 歯ブラシの選び方とえずく人の克服方法」をご覧ください。

スポンサードリンク


-ヘルス
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

ノロウイルスに感染!症状・治療方法・予防方法は?

スポンサードリンク 日本では夏に食中毒が発生しやすくなりますが、冬にも食中毒と似たような症状を引き起こすノロウイルスに注意する必要があります。 ノロウイルスに感染した時の症状・治療方法・予防方法な …

カビによるアレルギー症状とその対策は?まず発生場所を調べよう!

スポンサードリンク 高温多湿の日本では、食べ物を放置していたりすると、カビが生えたりします。冬でも、みかんを箱ごと買うと、箱の下の方にあるみかんにはカビが生えていることがよくあります。カビが生える …

頭皮が乾燥して痒い・フケが増える シャンプーに注意!

スポンサードリンク フケが増えて肩に積もっている人を見かけることがありますが、やはり印象は悪いですよね。 フケが増えると不潔な印象があって、ますますゴシゴシ髪・頭を洗ってしまう人も数なくないでしょ …

冬でも水虫でかゆい 指の間やかかと 治る?

スポンサードリンク 年末年始に帰省し、実家で過ごしていたらなんだか足の指の間がムズムズ痒くなってきました。「もしかして水虫?!」と心配になってきました。冬でも水虫になることがあるのでしょうか? ス …

歯磨きは虫歯予防の基本 歯ブラシの選び方とえずく人の克服方法

スポンサードリンク 日本では30年ぐらい前から年々虫歯が減っています。それは、虫歯予防のための歯磨きについての啓蒙・教育、虫歯の早期発見・早期治療が地道に普及してきた成果と考えられます。 病気を予 …

最近のコメント