
ある程度身だしなみに気をつける人ならば、鼻毛のお手入れをしているでしょう。グラビア写真などで鼻毛を伸ばしているモデルも見た記憶がありません。多くの人が鼻毛が飛び出るほど伸びているのは良いと思わないということでしょう。
鼻毛の処理方法について紹介します。
鼻毛の処理は必要?
「鼻毛の処理はエチケット」という意見もあります。それは鼻毛が伸びて飛び出ているのを見ると不快に感じる人が少なくないということです。私もそう感じますし、知り合いでも鼻毛のお手入れをしっかりやっている人が多いようです。
これはもちろん「全員」ということではないのですが、ある程度以上の割合で不快に感じるということは無視できないです。自分が鼻毛を伸ばしていると、ある程度以上の割合の出会った人を不快な気持ちにしてしまうということですから。それはきっと自分にとってもマイナスになるでしょう。
したがって、鼻毛の処理は必要と考えた方が良さそうです。
鼻毛の処理方法は?
鼻毛の処理方法について述べる前に、まず鼻毛の役割について確認しておきましょう。そうです、鼻毛は無駄に生えているわけではなく、ちゃんと役割があるんです。それは以下のようなものと考えられています。
1.鼻から空気を取り込む際にホコリ・微粒子をフィルターのように捉え、体内に入らないようにする。
2.鼻から息を出す時に水蒸気を吸着し、息を吸い込む時に蒸発させて水分を回収する(湿度を整える)。
これらには諸説があるようで、生物の進化論と同じように証明することは難しいのですが、空気が汚れた所に行った時などに鼻でホコリを捉えたり、湿度が下がる季節に鼻毛を短くし過ぎると喉が辛いような気がします。
これらのことを考えると、鼻毛を全て取り除いてしまわない方が良いようです。外から見えやすい部分だけ短く切り、見え難い奥の方まで切る必要はありません。
鼻毛を処理するには、鼻毛用の専用の器具を使用しましょう。専用の器具を使わないと鼻の中(鼻腔)を傷つけることが多いからです。代表的にものは刃先が丸くなった「鼻毛バサミ」。それから電動の「鼻毛カッター」です。これらを使えば鼻の中を傷つける可能性も低くなるでしょう。それほど高額ではありませんので、両方試して見て、好みで使いやすい方を使えば良いと思います。
鼻毛脱毛は危険?
鼻毛の処理で一番気をつけないといけないことは、鼻の中(鼻腔)からバイ菌が体内に入ってしまうことです。鼻の穴は、通常でもバイ菌(細菌)が多くいる場所で、傷口があるとそこから体内にバイ菌が侵入しやすくなります。鼻毛を切る時にも鼻の中を傷つけないように注意しなければなりません。
最近はブラジリアンワックスを使って、根こそぎ鼻毛を抜く人がいるようです。確かに鼻毛を取り除くという点では優れています。しかし、見落とされやすいのは、鼻毛を抜いた後の毛穴からバイ菌が侵入しやすいということ。
恐ろしいのは鼻から侵入したばい菌やその他のもの(細菌、寄生虫など)は脳内に侵入しやすいことです。鼻を経由して脳内に侵入したことによって死亡した事例もあります。
大量の鼻毛を抜いて、その後に、沸かしてから時間が経ち、家族が入浴した後のお風呂に入り、鼻の中にお風呂のお湯が入ったりするとものすごく危険です。風呂の残り湯などには多くの菌がいて、時間が経つほど菌が増えるためです。これが脳に侵入してしまったら命に関わります。
実際、鼻毛を抜くと、そこからバイ菌が侵入し、鼻が腫れたり、吹き出物ができたりすることもよくあります。鼻毛は抜いてもまた生えてきて、再度抜かなければなりません。美容やエチケットとして鼻毛を抜くのに、それが原因で鼻が腫れたり、吹き出物ができてしまっては割に合わないでしょう。
鼻毛は原則として抜かないと考えた方が良いでしょう。
まとめ
エチケットという観点からも鼻毛は処理した方が良いでしょう。しかし、鼻毛を抜くのは危険で、切って短くするようにしましょう。
着物の時のうなじの毛の処理については、こちらの記事「着物でうなじの毛の処理は?お手入れは?」をご覧ください。
ひげ剃りによる肌荒れを防ぐ方法については、こちらの記事「髭剃りによる肌荒れをケアする方法は?赤くなる人のために」をご覧ください。
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