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スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの比較 チェーンより良い?交換時期

投稿日:2017年11月29日 更新日:

雪が降り積もる寒冷地に住んでいると、圧雪路や氷盤路で車を運転する状況になることがあるでしょう。通常の乾いた路面に比べて格段に運転が難しく、危険な状況です。スタッドレスタイヤなどの装備が必要になります。また寒冷地に住んでいない場合でも、スキーやスノーボードに車で行く際には、同じように危険な状況に遭遇します。特に日常的に経験していないだけに危険度はさらに高くなるでしょう。

これまでスタッドレスタイヤを使ったことが無い方や、あまり詳しくスタッドレスタイヤについてご存知では無いかのために以下に紹介します。

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スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの比較

スタッドレスタイヤは、圧雪路や氷盤路などの滑りやすい路面を走行するために開発されたタイヤです。「スタッドレス」という名称を説明するために、少し歴史を遡ります。

1970年代から普及した圧雪路や氷盤路などの走行用タイヤとして「スパイクタイヤ」というものがありました。これは金属製のスパイクピンを埋め込んだタイヤで、特に凍結路での走行性能が非常に安定する優れたタイヤでした。しかし、雪や氷で凍結していない通常の路面で使用した時に、金属製のスパイクピンによってアスファルトが削れて道路を痛め、さらにはその削りくずが粉塵となり、目・喉・鼻・肺などの健康被害を発生させることが問題となりました。

そのようなスパイクタイヤの欠点を克服するために開発されたのがスタッドレスタイヤです。問題の原因であるスパイクピンを使用しないタイヤで、英語でスパイクタイヤのスパイクピンのことをスタッドというため、それが無いタイヤという意味でスタッドレスタイヤと呼ばれるようになりました。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤとの違いは、まずタイヤのトレッドパターン、つまり溝のパターンです。スタッドレスタイヤには、この溝で圧雪路でも雪をしっかりと噛むことができます。さらに溝で構成されるブロックにサイプと呼ばれる細かい溝が切られています。サイプによってタイヤを路面に均一に設置させることができるようになり、さらに水を取り込む「除水効果」も得られます。

構造(形状)の違い以外には、使用しているゴムの成分が異なります。スタッドレスタイヤが使用されるような氷点下の低い温度でも、路面への密着性が失われないうような柔軟性があり、常温でも柔らかくなり過ぎないように特殊な化学組成に調整しています。

ノーマルタイヤはこのような低温時の圧雪路や氷盤路などへ対応できるような設計がなされていません。

スタッドレスタイヤはチェーンより良い?

スタッドレスタイヤは、圧雪路や氷盤路ではノーマルタイヤよりも圧倒的に高い性能発揮します。圧雪路や氷盤路ではタイヤチェーンも効果があります。それではスタッドレスタイヤとタイヤチェーンのどちらが優れているのでしょうか?

JAFが行った調査によると、時速40kmからの制動距離は、圧雪路ではスタッドレスタイヤの方が短く、氷盤路ではタイヤチェーンの方が短くなっています。もちろん、いずれもノーマルタイヤよりも短い距離で止まることができます。(*ここで使用しているタイヤチェーンは、一般的な非金属タイプのものです)。

スタッドレスタイヤは、圧雪路と氷盤路のどちらでも安定した効果を発揮します。しかし、通常の乾いた路面よりは当然滑りやすく、制動距離が長くなるので、過信は禁物です。

最近、自動ブレーキが普及し始めており、衝突事故防止の効果が期待されていますが、これも乾いた路面で衝突を回避することを想定したシステムなのです。つまり、乾いた路面ならば衝突しないタイミングでシステムが作動し、無事に止まることができても、同じような状況で圧雪路でスタッドレスタイヤを装着していても、ほとんど場合は衝突してしまいます。ノーマルタイヤを装着して圧雪路や氷盤路であればなおさらです。このことは認識しておいたほうが良いでしょう。


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スタッドレスタイヤの交換時期

スタッドレスタイヤは、前述のように深い溝が性能に直結しています。したがって、新品の状態から50%まで摩耗し、溝が浅くなってしまったら圧雪路や氷盤路を走行するためのタイヤとしては使用できません。これは非常に大切なことなので、目で見て確認できるように、タイヤの溝部分に「プラットフォーム」と呼ばれる目印があります。タイヤの側面に90度間隔で4ヶ所矢印があります。これに対応するタイヤの溝を見ると、タイヤの溝の深さを確認するためのプラットフォームがあります。

スタッドレスタイヤを使い始めたら、定期的にプラットフォームを見て、溝の深さを確認しましょう。

一般的にはスタッドレスタイヤの寿命は3-5シーズンと言われています。しかし、使い方・走行距離に個人差が大きいためあくまでも目安と考えた方が良いでしょう。タイヤの寿命を伸ばすために、融雪剤や泥、油などを水洗いして流し、水気を拭き取りましょう。保管する場合は直射日光や温度変化が少なく、風通しの良い場所を選びましょう。

またスタッドレスタイヤは、通常の乾燥した路面ではノーマルタイヤよりも性能が劣ることも知っておいた方が良いでしょう。

まとめ

車を安全に運転するためにはタイヤの性能が重要です。全ての状況で万能なタイヤはなく、圧雪路や氷盤路、乾いた路面などのそれぞれの状況に最適なタイヤを装着することが望ましいです。特に圧雪路や氷盤路でノーマルタイヤを使用することは極めて危険ですので、万全の備えをしましょう。

自動車に関する記事のまとめはこちらの記事「電気自動車、保険、スタッドレスなど車に関することまとめ」をご覧ください。

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