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熱中症対策としてのエアコンの設定温度は?正しい使い方はこれだ!

投稿日:2017年4月8日 更新日:

日本の夏は猛暑で厳しく、毎年多くの人が熱中症で搬送されます。実は熱中症で搬送される人が出てくるのは真夏だけではありません。気温が上がり始める4月にも、まだ身体が暑さに慣れていないために熱中症で搬送される人がいます。また9月頃も残暑が厳しいため熱中症で搬送される人がいます。

誤解されていることもあるのは、炎天下で日光を浴びている時だけ熱中症になる危険があるのではなく、室内に居ても熱中症になることが多いということ。室内にいる時は無理せずに正しくエアコンを使って、熱中症にならないようにしましょう。熱中症対策のためのエアコン設定温度などについて紹介します。

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熱中症対策としてのエアコンの設定温度は?

一般的には熱中症対策などとしてエアコンの設定温度は28℃にするように言われています。これは東日本大震災後の節電要請として、エアコンの設定温度を28℃にするように言われたこともあって定着した感があります。しかし、本当にエアコンの設定温度を28℃にすれば熱中症対策になるのでしょうか?

これは部分的には正しいのですが、誤解される要素があります。なぜならば、熱中症に関わる室内環境の要素は「温度」だけではないからです。これ以外に少なくとも「湿度」「風の流れ」「輻射熱」を考える必要があります。

室内温度が28℃になっていたとしても、湿度が高いほど汗が乾きにくく、体温を下げる効果が低くなります。日本の夏が厳しいのは高温多湿であるためで、同じ気温でも湿度が低ければ格段に過ごしやすくなります。室内温度が28℃の場合、湿度が85%を超えると危険です。室内の温度とともに湿度を計測して確認できるようにしておきましょう。

また同じ室温でも風の流れがある場合とない場合では、過ごしやすさは大きく異なります。風の流れがあればそれだけ汗が乾いて、体温を下げ易くなります。

案外見落とされがちなのが輻射熱です。猛暑の昼間に留守にしていて、部屋の温度がかなり高くなっていると、部屋内においてある布団や家具、壁なども熱せられて温度が上がっています。そのような状況でエアコンを28℃に設定しても、これらの物からの輻射熱で部屋の温度が下がりにくいことがあります。特に寝室の布団などは温度が下がりにくく、布団を身体にかけて寝ますので、直接身体に輻射熱が伝わります。適宜、エアコンの設定を調節する必要があるでしょう。

熱中症対策としてのエアコンの使い方

気温が上がり、部屋の中の温度が28℃を超えるようになったら、熱中症を予防するためにエアコンを使って室内を冷やしましょう。電気代を気にしてエアコンを使わないで熱中症になるなどということがないようにしましょう。万が一の場合は命に関わりますので、その電気代の負担と比べて割りに合いません。

連日、高い気温が続くような時期は、頻繁にエアコンをオン・オフするのではなく、できるだけ連続使用した方がむしろ節電になることが多いです。エアコンは室温が高い状態から冷却して設定温度まで下げる時にもっとも電力を消費するからです。1時間程度の外出時であれば、連続使用した方が節電になりますし、もっと長い時間でも状況によっては節電になる可能性が高いです。気象条件は毎日変わりますし、住宅の断熱性や室内での熱を発する機器の使用状況などがそれぞれですので、正確な比較実験が難しいのですが、一部のメディアでは常に連続使用した方が節電になったというような報告も見かけます。

一つの理由としては、エアコンを切って部屋の温度が上がってしまうと、前述のように部屋内にあるあらゆるものの温度が上がってしまい、再度エアコンを入れてそれらまで冷却するためにかなりの電力を消費することが考えられます。

また適宜、除湿を活用しましょう。一般的な除湿は、除湿によって部屋の温度が下がります。そのため温度設定をしてそれ以上温度が下がらないようにする「再加熱」の機能が付いたものがあります。これは便利な機能なのですが、もっとも消費電力が多くなる運転モードです。室温が同じでも湿度が低い方が過ごし易いので、除湿を使って温度と湿度を下げ、ある程度の室温になったところで冷房に切り替えて28℃に設定すれば良いでしょう。部屋には温度湿度計を置いておき、湿度が高くなったら適宜除湿をしましょう。

また扇風機・サーキュレーターを使って、部屋の中の空気を攪拌することも有効です。ただし、最近のエアコンは優秀ですので、エアコンの機能である程度部屋の中の空気を攪拌できるようであれば十分な場合もあります。


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熱中症対策としてエアコン以外にやるべきこと

前述しましたようにエアコンを使用すれば、熱中症になるリスクをかなり抑えられます。湿度が高過ぎると汗が乾きにくく、体温が下がらずに熱中症になるリスクが増えますので、除湿して湿度を下げる方が良いのですが、湿度が下がると身体の水分が失われ易くなります。汗が乾くことにより体温上昇を抑えているわけですので、それはもちろん身体の水分を失うことを意味するわけです。

特に危険なのは睡眠中です。寝ている間に水分が失われ続け、気がついたら脱水症状で危険な状態になっていることがあります。脱水症状では汗が出難くなりますので、体温の上昇を抑えられず、熱中症になり易くなります。そのため寝る前に適度に水分を摂っておいた方がよく、枕元にも水やスポーツドリンクなどを置いておいた方が良いでしょう。

熱中症の予防には水を飲むだけでは不十分です。詳しくはこちらの記事「熱中症の予防に水をたくさん飲んでもダメ?水の飲み過ぎは危険」をご覧ください。

まとめ

熱中症は恐ろしいものですが、原因がはっきりしていますので、対策をとれば防ぐことができます。特に猛暑の時期にはエアコンを使うことが必要です。

エアコンのことについてはこちらの記事「エアコンのことが分かるまとめ」をご覧ください。

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