車の安全装置・交通事故対策のまとめ

交通事故防止

悲惨な交通事故を防ぐために多くの人々が長年努力しています。そのお陰で着実に交通事故死亡者は年々減少し続けています。交通事故にはヒューマンエラーによるものが多数ありますが、人間が注意するだけでは防ぎきれない事故もあるため、自動ブレーキなどの車の安全装置(安全装備)の研究開発が進められ、大きく進歩しています。そんな大変革を遂げ続けている車の安全装置・交通事故対策に関する記事のまとめを以下に紹介します。

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車の安全装備はいらない?慎重に運転すれば事故は防げる?

自動ブレーキなどの色々な車の安全装備が研究開発され、普及し始めています。従来は無かったような新しい安全装備が次々と実用化されているわけですので、必ずしも新しい安全装備が無くても従来通り車を走行させることができます。

新しい安全装備を取り付ければ、その分だけコストが高くなります。車のコスパ、つまり価格性能比は向上しているのですが、安全装備などの新たな装備が追加されていることもあり、車両価格は上昇傾向にあります。それならば車の安全装備は必要ないと考えても無理はないでしょう。本当に車の安全装備は必要なのでしょうか?

そもそも事故防止のために運転者自身ができることがあります。まず「運転技術を磨き、慎重に運転すること」です。実際、運転経験が浅い人ほど事故率が高いです。それは運転経験を積んで技術が向上すれば事故防止に役立つことを示しています。

「事故事例を知ること」「ヒヤリハットを活かすこと」で事故を減らせることも明らかです。しかし、「ヒューマンエラーをゼロにすることはできない」ということも知っておかなければなりません。そのため従来からの運転者ができる事故防止の努力に加えて、安全装備などのテクノロジーを活用することは意味のあることです。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:車の安全装備の必要性は?事故防止システムは役立つ?買い替えは?

トヨタのインテリジェントクリアランスソナーとは?

最近は高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が報道されています。トヨタや多くの自動車メーカーで、踏み間違い防止システムが開発され、普及し始めています。実際にトヨタのディーラーで、踏み間違い防止システムの体験会に参加して、「インテリジェントクリアランスソナー」を体験してきました。

トヨタの踏み間違い防止システムの名称は「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」で、踏み間違いサポートブレーキとも併記されています。「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」は、超音波センサーを使ったシステムです。プリウスの場合、車両のフロント・リア・サイドに合計12個の超音波センサーが付いています。

先日、この「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」についての体験会があると連絡がありましたので、早速参加しました。駐車している状態からのアクセルとブレーキの踏み間違いを想定したものですので、店舗の駐車場で行われました。前向き駐車状態で、簡易の車輪止めを置き、車の前に空気を入れたビニール製の壁が設置されていました。

車両はプリウスPHVで、運転席に店舗の店長が乗り、その他の席にお客さんが乗って、体験会が実施されました。まずシートベルトをしっかり締めたことを確認し、ギアをDに入れてそのままアクセルを踏み込むと、少し車が前に動き、インパネに「加速制御中です」という表示がされ、加速されません。この段階で気がついてアクセルを戻せば、衝突が防止されます。

次に簡易の車輪止めを外し、壁に向かってアクセルをベタ踏みします。少し車が前に進んだ後に「ブレーキ」と表示され、自動ブレーキにより停車します。軽い停車の衝撃がありますので、シートベルトをしていないと危険です。このような安全装備が普及すると確かに事故を減らせそうな気がしますね。

関連記事:踏み間違い防止のトヨタの仕組み!インテリジェントクリアランスソナーを体験


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プリウスの安全装備・AV・乗り心地は?

新型プリウスは、1997年の初代プリウスが登場して以来、世界最先端のハイブリッドカーの技術を搭載した車で、エコカーの分野を牽引してきました。それは動力系だけでなく、安全装備としても最先端のものが搭載されています。新型プリウスの安全装備などについて、実際に乗って調べてきました。

まず初代のプリウスはハイブリッドシステムがまだまだ成熟していなく、乗り心地が未完成でした。しかし、さすがに4代目のプリウスはハイブリッドシステムが成熟しており、極めて乗り心地が良いです。ほぼ完成形と言って良いでしょう。

新しい装備はいくつかあります。まずオートマチックハイビーム。車のヘッドライトはハイビームにした方が遠くまで明るく照らされるので、夜間の事故防止に役立ちます。しかし、対向車からすると眩しいので危険です。そのため自動でハイビームとロービームを切り替えてくれるのがこのオートマチックハイビームです。これは便利です。

私が気に入っているのがブラインドスポットモニター。車線変更時に近くに他の車両が居てヒヤッとした経験がある方には、このブラインドスポットモニターがおすすめです。死角になる位置での他の車両の存在を知らせてくれます。これがあると車線変更時のプレッシャーも下がります。

その他、インテリジェントパーキングアシスト、クリアランスソナーなどについて、詳しく以下の記事で紹介しています。

関連記事:新型プリウスの安全装備は?AVは?乗り心地は?レビュー

プリウスのシートの乗り心地・運転しやすさをレビュー

2015年12月に日本で発売開始された現行の新型プリウスは、4代目のプリウスで、非常に完成度の高いハイブリッドカーです。新型プリウスの運転席・後部座席の乗り心地、運転のし易さについて、実際に運転して調べてきました。

プリウスの運転席のシートは座り心地が良いです。座り心地が良いのは、一つにはシートの形状がよく、身体をしっかりホールドしてくれるからでしょう。そういう意味でも、正しい位置に座ることが大切です。もう一つはシートの硬さです。硬すぎるとダメですし、だからと言って柔らかければ良いというものでもなく、身体を支える圧力が適度に分散して、姿勢を保ちやすい適度な硬さが理想的です。プリウスの運転席のシートはそのような観点で開発された優秀なシートです。

プリウスは、シートの前後の位置とシートの背もたれの角度を、他の車と同様に調整できます。さらにシートの上下の位置(高さ)とハンドルの位置も調整できるので、身長(座高)に合わせて視界が良く、運転しやすいシートのベストポジションに調整できます。

プリウスは運転しにくいでしょうか?私は、実際に自分で運転し、他の車種と乗り比べて見た上で「運転しやすい」と考えています。

それは前述のようにシートの高さを調節して、目の位置を比較的高い位置に設定することができることも関係しています。燃費が良くなるように空力なども考えたデザインになっていますが、それでもセダンの中では比較的シート位置が高い車です。それにより視線が高くなり遠くや周囲も見やすいですし、乗り降りも楽です。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:プリウスの運転席と後部座席の乗り心地は?運転しやすい?

Toyota Safety Sense第2世代について

トヨタ自動車の技術を結集して開発する自動ブレーキなどの安全装備パッケージがバージョンアップし、「Toyota Safety Sense第2世代」となりました。通常は呼称を「Toyota Safety Sense」とシンプルにしています。

この最新の「Toyota Safety Sense」は、従来の「Toyota Safety Sense P」と「Toyota Safety Sense C」とはどこが違うのでしょうか?

「Toyota Safety Sense第2世代」では、「Toyota Safety Sense P」と同様に「プリクラッシュセーフティシステム」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」「レーダークルーズコントロール」があり、さらに「レーントレーシングアシスト」「ロードサインアシスト」「(付帯機能)先行車発信告知機能」が含まれます。これらの内、もっとも注目すべきは「プリクラッシュセーフティシステム」、いわゆる自動ブレーキです。

最大の特徴は、夜間の歩行者および昼間の自転車運転者に対しても自動ブレーキが作動するようになったことです。従来のシステムも、この最新のシステムにおいても、どのような状況下でシステムが作動し、どのような状況下では作動しないのかを把握しておくことが大切です。以下の記事で紹介しています。

関連記事:Toyota Safety Sense第2世代とは?自動ブレーキの効果は?

シートベルトの着用と自動ブレーキの装備が有効?

多くの人々の多大な努力により、日本国内の交通事故死亡者数は、平成4年の11,452人から年々減少し、平成28年には3,904人となりました。その要因の一つとしては、シートベルトの着用率の上昇や車の衝突安全性能の向上があります。現在の車の性能を十分に活用し、運転時の交通事故から身を守るためにはどうすれば良いかについてまとめてみました。

自動車の運転に自信がある人ほど「慎重に運転しているので事故は起こさない!」と思っている人が多いようです。確かに免許取り立ての若い年代ほど事故率が高いことが統計的に明らかになっていますので、運転技術が向上した方が事故率が下がることは事実です。しかし、ヒューマンエラーというものがゼロにはならないこと、自分に落ち度が無くても追突などの衝突事故に巻き込まれることがあることも事実です。つまり、自動車を運転する限り、ある程度の確率で事故に遭遇する可能性があるということです。

誰でもある程度の確率で事故に遭遇する可能性があるということを考えれば、交通事故に遭ってしまった時に被害を軽減することに努力をすることも有効であることも理解できるでしょう。これが「パッシブセーフティ(衝突安全)」という考え方です。

パッシブセーフティにおいてもっとも基本的なものは、シートベルトの着用です。シートベルトを着用すれば被害軽減に大きな効果があることは、十分に証明されていることです。シートベルト着用を義務付ける法律も制定されたことから、着用率が高くなりましたがそれでもまだ着用しない人がいることが正直なところ驚きでもあります。特に後部座席の乗員の着用率がまだ低いです。後部座席に座っていても、衝突時に前方に飛ばされ、運転席や助手席に座っている人に後方からものすごいスピードで衝突したり、フロントガラスを突き破って前方に放り出されてしまうことがあります。このようなリスクをシートベルトを着用するだけで防ぐことができますので、必ず着用しましょう。

また自動車も40年ぐらい前の車と比較すると、格段に衝突安全性を高めた車両になっています。自動車を衝突させて、どのように破壊されるかを調べ、衝突時に乗員を守るために車体の研究開発を進めてきたからです。衝突安全性能の高い車を選ぶことでかなり被害を軽減する効果があります。

アクティブセーフティという観点では、自動ブレーキなどが搭載された車両を選ぶことで大きく安全性が向上するでしょう。以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:運転時の交通事故から身を守るには?シートベルトと自動ブレーキ

自動ブレーキをもっと普及させるべき!

日本では自動ブレーキの搭載が2021年11月から義務化されます。これは新車の販売においての義務化です。したがって、国内を走行する自動車のほとんどに自動ブレーキが搭載されるまでには、車の買い替えサイクルから考えても義務化以降10年以上の時間がかかると予想されます。しかし、最近の悲惨な交通事故の報道により、義務化される前から新車購入時にオプションで自動ブレーキを装備する人も増えていますし、自動車メーカーもプリウスのように自動ブレーキを標準装備として車種を増やすなどの努力をしています。少しでも早く自動ブレーキの搭載車の比率が高くなれば、交通事故防止に効果を発揮するでしょう。

交通事故発生の原因は複数あります。それは交通事故のの類型別統計データを見ることでわかります。交通事故を効果的に減らすためには、発生原因を分析し、それに有効な対策を講じなければなりません。これまでの長い歴史の中でそのような努力が積み重ねられ、交通事故死亡数を大きく減らすことにつながっています。それでもまだ交通事故死者数が年間3,000人以上となってしまうのは、これまでの対策だけでは防ぎきれなかった交通事故があることを意味します。

どれだけ努力をしても、人間が運転する限りはヒューマンエラーをゼロにすることはできません。さらに社会問題化しつつあるのが、認知機能の衰えによる交通事故です。特に当事者にその自覚と自制がなければ、この種の交通事故を防止することは従来の対策では困難です。したがって、これまでにはなかった新しい対策が必要なことは明らかで、その有力な候補として期待されているのが自動ブレーキです。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:交通事故死者数は自動ブレーキでもっと減らせる!義務化は2021年!

自動ブレーキはどれがいい?

交通事故を完全に撲滅することは多くの人の願いですが、それは簡単なことではなく、未だに実現していません。それでも、長年にわたる多くに人の努力によって交通事故による死亡者数は減少傾向にあります。事故原因の多くはヒューマンエラーによるものですが、どんなに注意しても、人間である以上は完璧ということはあり得ません。

注意深く運転し、ヒューマンエラーを防ぐ努力に加えて、機械・コンピューターによる事故防止・被害軽減技術の活用に期待が高まっています。その究極は完全な自動運転ですが、まだ現在の技術水準では実用段階ではありません。将来の完全な自動運転への布石となる技術が、いわゆる自動ブレーキです。被害軽減ブレーキとも呼ばれています。

自動ブレーキは普及期に入り、多くの車種でオプションで装備できますし、プリウスのように標準装備になっている車種も増えています。2021年11月の新車での自動ブレーキ搭載の義務化も決定しましたので、今後は着実に自動ブレーキ搭載者の比率が増えていくと期待されます。したがって、これから新車を購入される方は、自動ブレーキの搭載車を選ぶことが多いでしょう。その際に気になるのは、自動ブレーキ搭載車ならばどれでも同じなのでしょうか?

まず基本的なこととして理解しておきたいのは、自動ブレーキはまだまだ発展途上の技術であり、有効に作動する条件があるということ。つまり、どんな状況でも自動ブレーキが作動して衝突を防いでくれるわけではなく、作動する条件を外れるとそもそも自動ブレーキが作動しません。この自動ブレーキが作動してくれる条件においてもメーカー・車種による差があります。例えば、対車両において昼間(明るいところで)のみ作動するタイプ、対車両・対歩行者に昼間(明るいところで)のみ作動するタイプ、対車両・対歩行者に夜間(暗いところで)も作動するタイプなどがあります。当然のことながら、より有効に作動する範囲の広いものの方が優れており、せっかくならばより優れた自動ブレーキを選んだ方が良いです。少なくとも購入を検討する車種にどのようなタイプの自動ブレーキが搭載されているのか確認するようにしましょう。

また実際にカタログデータだけでなく、JAFなどが公表している自動ブレーキの性能・有効性を比較したランキングも参考にすると良いでしょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:自動ブレーキを比較する!その種類とランキングは?

交通事故を減らすための努力

交通事故死亡者は平成4年以降減少を続けています。それでも悲惨な交通事故がゼロになったわけではなく、交通事故で命を落とす人・大きな怪我を負う人は多数いらっしゃいます。交通事故は、日本中の色々な場所でそれぞれの交通状況・気象状況の下で起こります。厳密には全く同一の事故はなく、それぞれ異なる事故です。しかし、事故原因として「ヒューマンエラー」は多くの事故の原因となり得ます。交通事故を防止するポイントとヒューマンエラーについてまとめました。

運転者(ドライバー)に原因がある事故は、ある程度ドライバーの努力によって減らすことができます。基本的なポイントは以下の3つです。

1.交通ルールを守る
2.事故事例を学ぶ
3.自分の運転の危険性をチェックする

道路を走行しているのは自分だけではありませんので、交通ルールを守って運転しないと、周囲の人にとっては想定外の動きをしたことになり、非常に危険です。当然のことながら、交通ルールを守るのが基本です。

事故防止という観点からは、事故事例を知ることは有効です。どのような状況下でどのような事故が発生したのか、同様な事故を回避するためにはどのようにすべきなのかを知っているだけで、事故を防止できる可能性が高いです。

また誰でも運転の癖があります。癖の内容や程度によっては、交通事故となる確率が非常に高くなります。他の人の運転する車に乗せて頂く機会などに、自分の運転と比較してみると自分の癖を発見できることがあります。可能であれば助手席に乗り、自分が運転しているつもりになって、車間距離やブレーキのタイミング、ウインカーを出すタイミング、交差点を曲がるタイミングなどをチェックしてみましょう。

上記のような努力をすることで、事故を引き起こす確率が下がります。しかし、人間ですので完璧ということはなく、ミスをすることは誰でもあります。いわゆる「ヒューマンエラー」をゼロにすることは難しいです。ヒューマンエラーを無くす取り組みとして、「ヒアリハット」というものがあります。これは交通事故に限定せず、あらゆるヒューマンエラーによって引き起こされる事故に共通するものですが、ここでは交通事故だけに限って述べます。自分が運転している時などに、「危ない!」と感じたり、「あと一歩で事故になるところだった!」というような経験をした場合、その状況・原因・再発防止などを分析・整理することが必要です。職場などで行われるヒアリハットでは、これを社内で共有しますが、個人として交通事故防止に役立てるには、自分で行えば良いでしょう。

ある意味、前述の事故事例を自分で整理し、自分の運転の癖などを自分で分析することと言っても良いでしょう。自分に直接関わっていることですので、もっとも事故防止に効果があります。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:交通事故を防止するポイント!ヒューマンエラーを減らすには?

高齢者の運転による交通事故は増えている?

全国の年間の交通事故死者数は平成4年の11,451人から減少傾向が続いており、平成28年は3,904人となりました。交通事故発生件数は平成16年の952,709件をピークに減少傾向が続き、平成28年は499,232件となりました。このように多くの人の努力により、交通事故死者数および交通事故発生件数が減少していることは間違いありません。

日本の人口が減少していても、年代別に見た高齢者人口は増えており、高齢者の交通事故死者数は近年はわずかに増えています。警視庁によれば、都内の交通事故発生件数は着実に減少しています。しかし、総件数に占める高齢運転者が関与した事故の割合は増えています。つまり、今後、交通事故発生件数および交通事故死者数を減らしていくためには、高齢運転者対策が重要なのです。

人間は高齢になると個人差はあっても、加齢とともに動体視力、瞬間的な判断力、集中力、体力が低下してきます。そのためこれまで通りに安全確認をしたつもりでも、十分に安全確認できていないことが多くなります。そのような自分の能力の低下を自覚し、危険を感じたら、運転免許の自主返納を検討した方が良いでしょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:高齢者の運転による交通事故の統計!運転免許自主返納など

交通事故の過失割合を立証する方法は?

車を運転していれば、どんなに慎重に安全運転していても、交通事故に遭遇する確率をゼロにすることはできません。実際、私も多くの人から「超安全運転だね!」と言われるレベルの慎重な運転ですが、赤信号で停車しているところに追突されたことがあります。車を運転する以上、誰でも交通事故に遭遇するリスクがあるのです。私の場合は車は修理が必要になりましたが、幸いなことに怪我はしませんでした。しかし、もし運転者が死亡したり、事故状況を説明できないような状況になってしまったらどうなるでしょう?さらに加害者側が自分に有利な嘘の主張をしたら・・・。

交通事故で大きな人的被害を一方が負う場合は、基本的には過失は加害者側にあり、被害者側の過失は加害者側に立証責任があります。もっとも被害者が死亡あるいは事故状況を説明できないほどの身体的なダメージを負った場合は、過失割合で争った時の被害者側の立場も難しくなることもあるでしょう。

物損事故で済み、身体的な被害が双方なければ、それは不幸中の幸いです。しかし、事故状況の主張・過失割合について相手側が納得しない場合は、基本的には相手の過失を立証しなければならなくなります。

防犯カメラなどに事故が記録されていて、それが有力な証拠となることがあります。しかし、いつでも交通事故を記録している防犯カメラが存在するとは限りません。やはりドライブレコーダーを装備することがもっと有効な自衛策となるでしょう。以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:交通事故の過失割合相手が納得しない場合の立証はどうする?

ドライブレコーダーの選ぶときのチェックポイント

車を運転していれば、どんなに慎重に安全運転していても、交通事故に遭遇する確率をゼロにすることはできません。もしもの時のために車にドライブレコーダーを取り付けた方が良いでしょう。いざという時に、人間の証言だけでは不十分で、ドライブレコーダーによる画像・音の記録が客観性があって役に立ちます。最近はあおり運転も大きく報道されていますので、ドライブレコーダーも売れているようです。

それではドライブレコーダーを選ぶ時に何に気をつければ良いのでしょうか?基本的には動画を撮影するビデオカメラですので、高画質であることが必要です。重要な映像が記録されていても、解像度が低すぎると何が写っているのかよくわからず役に立たないこともあります。また屋外の映像は明るい部分と暗い部分の明るさの差が大きく、露出を明るいところに合わせると暗いところが黒く潰れてしまい、露出を暗いところに合わせると明るいところが白く飛んでしまうことがあります。ダイナミックレンジが広くて、暗いところから明るいところまで対応できるHDR機能のついたドライブレコーダーがおすすめです。

ドライブレコーダーでは撮影できる水平方向の範囲(画角)も大切です。撮影できる範囲が狭いと重要なシーンが撮影できないことがありますので、できるだけ画角の広いものを選ぶと良いでしょう。

その他にも音声の録音機能、駐車中の記録、GPS&加速度センサー搭載、地デジノイズ対策&LED信号対応などのいくつかのチェックポイントがあります。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:車のドライブレコーダーの選び方!画質・画角・LED信号対応

高齢者の事故原因は何が多い?

日本では平均寿命が伸び、高齢者人口が増えていますので、運転免許を保有している高齢者数が年々増えています。高齢者の運転免許保有者数は、75歳以上と85歳以上が、平成19年には98万人と283万人でしたが、平成29年には221万人と540万人になっています。免許保有者が全員車の運転をしているとは限りませんが、運転をする75歳以上および85歳以上の高齢者が増えていることは間違いないでしょう。

高齢者の死亡事故の人的要因を分析すると、「操作不適」が31%ともっとも多く、そのうち「ハンドル操作不適」(18%)が最多で、「ブレーキとアクセスの踏み間違い」(6.2%)がその次に多いです。ブレーキとアクセスの踏み間違いは高齢者以外でも起こっていますが、高齢者の方が7倍以上多いです。

ブレーキとアクセルを踏み間違えないように講習を行うなどの対策は考えられますが、それだけでは効果的に「ブレーキとアクセスの踏み間違い」による死亡事故を減らすことができるのかは疑問です。そこで期待されているのが自動ブレーキと「踏み間違い加速抑制システム」です。

ブレーキとアクセルの踏み間違い事故の典型例は、コンビニエンスストアの駐車場などで発進時に前進とバックのギアを入れ間違えて店舗に突っ込んだり、駐車スペースに入れる際にアクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突っ込むパターンです。これを防止できれば高齢者の事故を減少させる効果が期待できます。詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:高齢者の事故原因と踏み間違い加速抑制システムの後付け!

ノーマルタイヤではなくスタッドレスタイヤを選ぶべき?

車の安定性・操縦性は、装着しているタイヤの性能に大きく影響を受けます。タイヤを長く使用しすぎて溝が浅くなると、路面が濡れた時などに非常に危険です。そのことからも容易に理解できると思いますが、雪が積もった時や路面が凍結しているときにノーマルのタイヤでは非常に危険です。毎年雪が積もる地域に住んでいる方は、雪が降り始める季節になる少し前からタイヤをスタッドレスなどに履き替えたりするでしょう。

実際、ノーマルタイヤよりもスタッドレスタイヤの方が良いのでしょうか?スタッドレスタイヤは、圧雪路や氷盤路などの滑りやすい路面を走行するために開発されたタイヤです。スタッドレスタイヤとノーマルタイヤとの違いは、まずタイヤのトレッドパターン、つまり溝のパターンです。スタッドレスタイヤには、この溝で圧雪路でも雪をしっかりと噛むことができます。さらに溝で構成されるブロックにサイプと呼ばれる細かい溝が切られています。サイプによってタイヤを路面に均一に設置させることができるようになり、さらに水を取り込む「除水効果」も得られます。

スタッドレスタイヤは、前述のように深い溝が性能に直結しています。したがって、新品の状態から50%まで摩耗し、溝が浅くなってしまったら圧雪路や氷盤路を走行するためのタイヤとしては使用できません。溝の深さをチェックして、適切な時期に新品に交換する必要があります。以下の記事に詳しく紹介されています。

関連記事:スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの比較!チェーンより良い?交換時期

まとめ

車の安全装備や交通事故対策などについて紹介しました。悲惨な交通事故で命を落としたり、大きなけがをしないように正しい知識を身につけましょう。

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