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4Kブルーレイとは?ブルーレイとの違いは?

投稿日:2018年3月30日 更新日:

美しい映像が見られるということで、最近、4Kブルーレイが注目されています。4Kテレビが普及し、ディスプレイの性能が高くなって来ましたので、ディスプレイに映すコンテンツのクオリティの差が出て来ますね。4Kブルーレイとは何がすごいのでしょうか?

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4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)とは?

4Kブルーレイとは、正式にはUltra HD Blu-ray(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)と呼ばれるブルーレイディスクの後継となる光ディスク規格です。UHD BDと略されることも多いです。

ブルーレイディスクは、地上波デジタル(1,440×1,080)・BSデジタル放送(1,920×1,080)などのハイビジョン放送を記録できます。これに比べて4Kブルーレイは、以下のように4Kの映像を存分に楽しめるスペックになっています。

1.4Kの高解像度

ハイビジョンの4倍の解像度の4K(3,840x2,160)の映像を60p(1秒間に60コマ)で表示できる信号を記録できます。4K映像の緻密さは、家電量販店の大型テレビでハイビジョン(HD)映像と比べて見れば一目瞭然でしょう。解像度の高い映像はリアルな映像表示には欠かせません。

2.HDR(ハイダイナミックレンジ)

従来のブルーレイの規格では、最大100nits(輝度の単位)までしか記録できませんでしたが、HDRでは最大1万nitsまで記録できます。これがどういうことかというと、画面の中で太陽の光やライトなどが光り輝く部分があっても、最大の明るさが実際の風景よりもかなり低く抑えられていたわけです。その明るさの上限が格段に高くなったため、画面の中の暗い部分から明るい部分までの階調がより実際の風景に近く、リアルに表示できます。これがHDRで、いわゆる高コントラストの表示ができるわけです。

3.広色域

色域とは色度図上で示される表示できる色の領域のことですが、分かり難いようであれば表示できる色数と考えれば良いでしょう。従来のハイビジョン放送では、BT.709という色域であるため、色域が狭く、身の回りにある物体や光源の色でも表示できない色が少なくありませんでした。ブルーレイディスクの色域もBT.709に対応しています。

4Kブルーレイでは、2018年12月から本放送が始まる4K/8K放送に対応したBT.2020の色域を表示できる信号を記録できます。これは非常に広い色域で、地球上のほとんど全ての物体の色をカバーできるとされています。つまり、色の点でもかなりリアルな表示が可能になるわけです。

画像が実物と同じようにリアルに見えるための要素は、「高解像度(高精細度)」「ハイダイナミックレンジ」「広色域」「高速応答」です。これらの内、特に「高解像度(高精細度)」「ハイダイナミックレンジ」「広色域」においては最高峰といって良いでしょう。言葉だけではわかり難いと思いますので、是非近くの家電量販店に行って実際に見てみましょう。

4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)で美しい映像を見るための方法については、こちらの記事「Ultra HD Blu-rayを見るにはどうすれば良い?」をご覧ください。

4Kブルーレイとブルーレイのアップコンバートの違いは?

最近は4Kテレビが普及し始めて来ましたので、「アップコンバート」という言葉を耳にする機会も増えたのではないでしょうか?これは一般に「地上デジタル放送やブルーレイディスクのハイビジョン映像を4K映像にする技術(機能)」を意味します。実際、50インチ以上のテレビでハイビジョン映像をそのまま映したものと、アップコンバートして映したものを見比べるとその差は歴然です。数年前は大型テレビでもハイビジョンのものしかなかったので、当時は画素が荒すぎて見るのが辛かったです。しかし、最近は大型テレビはほとんど4K対応になりましたので、美しい映像が楽しめます。実際、初めて4Kにアップコンバートされたブルーレイディスクの映像を見た時には感動しました。

そうなると疑問に感じるのは、「ブルーレイディスクの映像を4Kにアップコンバートできるわけだから、わざわざ4Kブルーレイで見なくても良いのではないか?その違いは何なのか?」ということです。

分かり易く少し辛口の言い方をすれば、「ブルーレイのハイビジョン映像を4Kにアップコンバートした映像は、本当の4K映像ではない」ということになります。画素数が4倍になるということは、もともと無い画素を周囲の画素の情報から作り出しているわけです。複雑な補完技術などを駆使して画素の情報を作り出して行きますが、どんなに高度な技術を駆使しても、最初から4Kの解像度で記録されたものと同等になることはないからです。

さらに前述のように、解像度だけではなく、「ハイダイナミックレンジ」「広色域」などの情報においても圧倒的に4Kブルーレイの方が優れています。

家電量販店に行くと、4Kテレビを綺麗に見せるために、4Kブルーレイの映像を流していることがよくあります。実際に4Kブルーレイの映像と地上波デジタル放送などのハイビジョン映像をアップコンバートしたものを見比べて見れば、4Kブルーレイのすごさがよく分かるでしょう。


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4Kブルーレイと4K配信サービスはどっちが綺麗?

2018年12月から4K/8Kの本放送が始まりますが、現時点ではNetflix、Amazonプライムビデオ、ひかりTV、アクトビラ、dTVなどの4K配信サービスが利用できます。これらを利用すれば4Kのコンテンツが視聴できますので、わざわざ4Kブルーレイなんていらないのではないか?という方もいるでしょう?実際、これらの4K映像は同じレベルの画質なのでしょうか?

4K配信サービスは、4Kのコンテンツを配信しているので、アップコンバートする必要もなく、美しい映像が楽しめます。そのような意味では4Kブルーレイと同じです。

何が違うかというと4Kの映像信号の圧縮率が違います。4K配信サービスは、インターネット回線を通って配信元から自分のところまで届きますので、ある程度信号を圧縮しないと上手く送れません。ほとんどの場合20Mbps〜40Mbpsで送れるように圧縮しています。

4Kブルーレイでは、プレーヤーから4Kテレビまで短い距離を送れば良いので、最大100Mbpsで送っています。つまり、4Kブルーレイの方が同じ4Kコンテンツでも圧縮率が抑えられているのです。

デジカメで撮影した画像などをJPEGなどで圧縮して保存したことがある方ならば体験していると思いますが、画像ファイルを圧縮するとある程度情報が失われ、画筆が低下します。これと同じようなもので、同じ4Kコンテンツでも4K配信サービスよりも4Kブルーレイの方が画質が良いのです。

おそらく現時点で利用できる4Kコンテンツの中では、4Kブルーレイが最高の画質を楽しめるでしょう。

まとめ

最近注目されている4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)について紹介しました。美しい映像を見ると思わず見惚れてしまいます。それだけ美しい映像には価値があるのです。せっかくならば美しい映像を楽しみましょう。

4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)の美しい映像をテレビに表示させるためには、4K用のHDMIケーブルが必要です。詳しくはこちらの記事「4K HDMIケーブルの違いは?プレミアムHDMIケーブルとは?」をご覧ください。

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