テクノロジー

HVとPHVとEVの違いは?おすすめは?

投稿日:2018年4月1日 更新日:

1997年に世界初のハイブリッドカー(HV)の量産車「プリウス」が登場してから、エコロジーを意識したプラグインハイブリッドカー(PHV)や電気自動車(EV)の新型の車が次々に登場しています。車種も増えてきましたので、どれを選べば良いのか迷ってしまいますね。HVとPHとEVについて紹介します。

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HVとPHVとEVの違いは?

ハイブリッドカー(HV:hybrid vehicle)とは、2つ以上の動力源を持つ自動車のことで、厳密にはエンジンとモーターに限りません。しかし、現在の日本では、実質的にエンジンとモーターを動力源とした自動車のことを意味します。HEV(hybrid electric vehicle)とも表記されます。

プラグインハイブリッドカー(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)は、外部電源から充電することができるハイブリッドカーです。

電気自動車(EV:Electric Vehicle)は、モーターを動力源とした自動車です。

いずれも従来のガソリン車・ディーゼル車よりも燃費が優れているものが多く、また大気汚染・地球温暖化の原因となる排気ガスの点でもクリーンであるために、活発に研究開発が進められ、日本だけでなく世界中で普及し始めています。

HVとPHVとEVの長所・短所は?

現時点で、HVとPHVとEVにはそれぞれの長所・短所があります。以下にそれらについて解説します。

HVは、エンジンとモーターの両方を搭載するため、機構も複雑になり、一般にガソリン車よりもコストが高く、重量も重くなります。しかし、1997年のプリウスの登場以来、膨大な研究開発を続け、販売台数を伸ばしてきたため、コストも下がり、PHVとEVよりも違和感なく、「普通の車」として受け入れられています。通常の運転において、ガソリン車と異なるような注意は特に必要ないでしょう。特に低速域ではモーターが主体となることが多く、静かで乗り心地が良いです。同サイズのガソリン車と比べると燃費も優れています。しかし、モーターがあるために、ガソリン車よりは高額になるでしょう。

PHVは、基本的にはHVと同じような特性を持っています。さらに外部電源により充電ができ、短距離であれば充電した電気を使ってモーターのみで走行することができます。そのような短距離での走行のみならば実質的にEVと同じで、排出ガスがゼロのゼロエミッションとなり、燃費も高くなります。また走行距離が長くなって、バッテリーに充電した電気が無くなってしまっても、ガソリンを使ってエンジンで走行することができます。このようにEVの弱点をカバーできるシステムになっています。しかし、通常はHVおよびEVよりも高コストで、高額になります。また車を充電するための設備が常時利用できないと強みを活かせませんので、充電設備の費用も必要です。

EVは、エンジンは無く、モーターだけを搭載していますので、HVとPHVよりもシンプルなシステムです。現時点での最大の弱点はバッテリーの性能と価格で、フル充電しても通常のガソリン車よりも航続距離が短いです。航続距離を長くするためにバッテリーを多く搭載すると、重量が重くなり、フル充電する時間も長くなり、さらに車の価格が高くなります。電気だけで走行しますので、走行時の有害なガス・温室効果ガスの排出が全くないゼロエミッションビークルであることが最大に長所です。そのため日本よりもむしろ海外を中心に、積極的にEVの普及に向けて研究開発が進められています。日本では特にガソリン代が高いので、電気で走行すると燃費が良いです。

HVとPHVとEVのいずれの車も、ガソリン車と比較した時に車両は高額です。ガソリン車よりも燃費は優れていますが、燃費の差だけで車両の価格差を取り戻そうとすると、タクシーのようにかなりの距離を走行しないとできませんので、一般家庭での使い方では無理です。しかし、燃費だけが魅力なのではなく、乗り心地や静粛性、ゼロエミッションなどの点に価値を見出して購入する人が増えているようです。


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HVとPHVとEVの中でおすすめは?

「特殊な車と意識せずに、通常のガソリン車と同じ感覚で使いたい」という方にはHVがおすすめです。プリウスの登場以降技術が成熟し、車種も増え、価格も下がってきましたので、ほとんど通常のガソリン車と同じ感覚で使えます。ガソリン車から乗り換えても困ることはないでしょう。むしろ低速時・停車場にエンジンが止まり、モーターだけで走行する時の静粛性や振動の無い点に感動するでしょう。

「できるだけガソリンを使わずに電気で走行したいけれど、航続距離が短くて不便なのは嫌!」という方にはPHVがおすすめです。ほとんどの場合、HVとPHVとEVの中でPHVがもっとも高額ですので、それが問題ない方には選択肢になるでしょう。それだけに、充電をしてできるだけ電気で走行しないともったいないです。電気だけで走行する距離が短ければHVを選んだ方が良いので。つまり、充電設備を用意し、毎日充電でき、近距離で使用する方にもっとも最適です。

「基本的に長距離では運転しないので、近距離で走行できればよい」という方にはEVがおすすめです。日産自動車の最新型のリーフでは、「一充電走行距離400km(JCB08モード)」と紹介されています。これは国土交通省が定めたある条件下の測定値ですので、他の車の燃費表示でも言われることですが、通常の走行条件下では常に400kmも走行できるわけではありません。また荷物を積む、複数の人間が乗車する、冷房・オーディオなどを使用することによって、航続距離は短くなります。さらにバッテリーの残りが少なくなると、充電するように促されますので、通常は全てを使い切るまで走行できないでしょう。使い切ったらそれ以上走行できなくなってしまいますので。このことを考えると、片道で100km以上のドライブに行くには、どこかで充電することを考えなければ不安です。充電には時間がかかりますし、行楽シーズンの高速道路のサービスエリアの充電スポットは非常に混雑します。そのようなことを考えると、近距離だけで使うならば問題なく、燃費も良いのでおすすめです。

まとめ

最先端のテクノロジーが投入されて、HVとPHVとEVの性能が日進月歩の勢いで進歩しています。自分にピッタリの車を選んでドライブを楽しみましょう!

電気自動車は本当に環境に良いのでしょうか?詳しくは、こちらの記事「電気自動車は環境にいいのか?デメリットは?普及の課題は?」をご覧ください。

自動車に関するまとめはこちらの記事「電気自動車、保険、スタッドレスなど車に関することまとめ」をご覧ください。

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