マイクロLEDのことがわかるまとめ

まとめ

次世代ディスプレイとして注目を集めているマイクロLEDディスプレイ。何のことかよく分からない方にも、ある程度ご存知の方にも参考になるように、マイクロLEDディスプレイについて以下にまとめました。

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マイクロLEDの特徴と課題は?市場は大きい?アップルウォッチ?

次世代ディスプレイとして注目を集めているマイクロLEDとはどのようなものでしょうか?

LEDとは発光ダイオードのことで、赤色・緑色に続いて青色LEDが発明されたことでノーベル賞物理学賞が授与されたことも記憶に新しいです。赤・緑・青の3原色が揃ったことで、これらを組み合わせてフルカラー表示が可能になります。スタジアムの電光掲示板やビルの側面の大型ディスプレイには、これらのLEDが並べられて、それぞれを画素として用いています。これがLEDディスプレイです。近づいて見てみると、1つ1つのLEDがはっきり識別できる程度の大きさで、画素が粗いです。

使用するLEDをずっと小さくしたらどうなるでしょうか?それぞれのLEDを0.1ミリ以下にしたものがマイクロLEDで、ここまで小さければ数メートル程度の距離からならば画素の粗さが気にならなくなります。これがマイクロLEDディスプレイです。

マイクロLEDディスプレイは、有機ELのように画素が自ら発光する「自発光ディスプレイ」で、原理的にディスプレイとして優れた特性を備えています。LEDと同様に無機の半導体から作られていますので、高い耐久性と効率を持っています。つまり性能面では弱点らしい弱点が見当たらず、「究極のディスプレイ」と言えます。

現時点では、製品化にはいくつかの課題があります。最大の課題は製造コストが高いことです。ディスプレイは膨大な数の画素が規則正しく配列しています。その画素を微小なLEDを正確に並べて製造するためには、極めて長い時間とコストがかかってしまいます。しかし、最近の2〜3年を振り返っても、多くの企業が研究開発を進め、目覚ましい進歩が報告されています。もしかしたらあと数年でかなりの製造効率の向上・コストダウンが達成される可能性があります。以下の記事で詳しく紹介しています。

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マイクロLEDディスプレイをソニーとサムスンが販売!

マイクロLEDディスプレイはソニーが世界に先駆けて開発し、製品化・事業化しました。ディスプレイとしての画質・性能は素晴らしいものですが、製造コストが高いために、製品の価格も非常に高いです。そのためマイクロLEDディスプレイが普及するか否かの鍵は、製造コストを研究開発によりどれぐらいまで下げられるかにかかっています。

ソニーに追随して、韓国サムスンもマイクロLEDディスプレイを開発・製品化し、すでに映画館のスクリーンとして納入しています。さらに2018年後半に富裕層向けの大型ディスプレイとして販売すると報じられています。

マイクロLEDディスプレイが本格的に普及するかどうかは、最大の課題である製造コストの低減にかかっていると考えて良いでしょう。ソニーが220型の4K×2Kシステムを約1.2億円(*推定値)で販売したと言われています。これまでの多くのディスプレイの歴史を見ても、販売が続けばさらに価格は下がって行くでしょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。

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有機EL vs 量子ドット液晶、そしてマイクロLEDディスプレイ

シャープが2001年に液晶テレビ「アクオス」を発売開始してから、それまで世界中で使われていたブラウン管テレビを、液晶テレビがほぼ置き換えてしまいました。そのシャープは韓国のサムスン、LGなどの猛攻により、経営は苦境に陥りました。これらの韓国勢は、国家が後ろ盾となって怒涛のごとくキャッチアップしてくる中国勢をリードするために、次の高性能ディスプレイの開発を必死に進めています。現在はサムスンが量子ドット技術を使った液晶テレビ、LGは有機ELをプレミアムテレビと位置付けてアピールしています。そんな両社がさらにその次のディスプレイとして考えているのがマイクロLEDディスプレイです。以下の記事で詳しく紹介しています。

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マイクロLEDディスプレイと有機ELはここが違う!

マイクロLEDディスプレイと有機ELは、いずれも電流を流すと発光する発光ダイオードからそれぞれの画素が形成されています。優れた自発光ディスプレイで、高い画質が魅力です。ある程度のそのテクノロジーを理解してくると、共通点の多いマイクロLEDディスプレイと有機ELの違いがよく分からなくなってくることがあります。

有機ELは、発光材料として有機化合物を用いています。一般にLEDと言えば無機の半導体によるものを指します。LEDを小型にしたマイクロLEDも、同様に無機の半導体からできています。したがって、マイクロLEDディスプレイと有機ELディスプレイの大きな違いは、発光する素子の材料の違いにあります。LED照明が一般に耐久性と寿命に優れているように、マイクロLEDも高い耐久性と長い寿命があります。有機ELはかなり耐久性が改善されましたが、使用する材料の点でマイクロLEDの方が優れていると考えられています。以下の記事で紹介しています。

関連記事:マイクロLEDディスプレイと有機ELはここが違う!

まとめ

次世代ディスプレイとして注目されているマイクロLEDディスプレイ。これからますます注目度が高まるマイクロLEDディスプレイについて、ここで紹介した記事に目を通して理解しておきましょう。

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