お風呂は気持ちいいですね。ゆっくり湯船に浸かれば、疲れた身体も心も癒されます。海外に行って、シャワーだけで済ませていて、帰国後にお風呂に入ると、「日本は良いなあ!」なんて思ったりします。そんな日本人にとって大切なお風呂についてまとめてみました。
安全のために風呂釜を掃除しましょう!

現在家庭で利用されているお風呂の多くは給湯式と風呂釜式です。給湯式は浴槽に入れたお湯を沸かし直すことができませんので、追い焚き機能があるお風呂でしたら風呂釜式です。
この風呂釜部分にお湯が流れ込むので、当然のことながら雑菌が繁殖しやすくなります。風呂釜を空にすれば簡単に除菌できるように思うかもしれませんが、浴槽もお湯を抜いただけではヌメリが取れず、浴槽を掃除しないときれいにならないことからも、風呂釜も同様に空にしただけでは除菌できないことは理解できるでしょう。それでも風呂釜は、専用の洗剤を使用すれば簡単に洗浄できます。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:風呂釜を掃除しないと危険?掃除の方法は?そもそも風呂釜とは?
お風呂の鏡の曇り除去方法

お風呂の鏡が曇るのは、水に含まれているカルシウムやマグネシウムが析出して、水垢として鏡の表面に残るためです。成分は炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムです。これらが水を弾くので、湯気によって鏡が曇ります。洗剤をつけて雑巾・スポンジなどで擦っても除去できないほどしっかり鏡に付着しています。
これらの水垢は酸に溶けますので、クエン酸や酢酸(お酢)で拭くことで取り除くことができます。より簡単には、歯磨き粉をスポンジ・雑巾などにつけて、鏡を擦ることで研磨し、取り除くことができます。これがやってみるとすぐ分かりますが、本当に簡単にきれいになります。歯磨き粉には歯を磨くための研磨剤が入っているので、それによる効果です。
このようにして鏡に付着している水垢を除去した後に、市販の曇り止めを塗るとある程度水垢を突きにくくすることができます。それにより水垢を掃除する間隔を伸ばすことができます。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:お風呂の鏡はなぜ曇る?曇り止め方法と効果を長持ちさせる方法
入浴剤には疲労回復・保湿などの効果があるの?

入浴剤はほとんどの場合、医薬部外品であり、医薬品ではないことからも、その効果について過大な期待をしない方が良いでしょう。そんな入浴剤ですが、普通の使い方をした時に期待できる効果は主に疲労回復と保湿です。
炭酸ガス系の入浴剤は血行を促進し、身体を温める効果があります。入浴剤から発生した炭酸ガスは、お湯に溶け込むと抹消の血管に入り込んできます。それにより血液中のCO2濃度が上昇すると、元に戻そうという恒常性が働いてCO2を体外に出すための代謝機能が働くことになります。その結果、血流が良くなるというメカニズムです。
血流が良くなると、疲労の原因物質とされる血中の乳酸が筋肉や肝臓などでより効率的に処理されるようになるため、疲労回復効果があります。
入浴剤の中には保湿成分を配合したものがあります。具体的には、ホホバオイル、コラーゲン、ミルクプロテイン、ローヤルゼリー、エラスチン、プラセンタ、ココナッツオイル、シアバター、プラセンタ、ビタミンC誘導体などです。保湿成分が配合された入浴剤を使えば、肌が保湿成分で覆われ、潤いを保ちます。しっとりした感じが体感できるでしょう。詳しくは以下の記事で紹介されています。
関連記事:入浴剤の効果 疲労回復?保湿?血行促進?香りでリラックス
お風呂に入れない時に身体を洗う方法

もちろん故障してもすぐに修理できればそれほど問題にはならないのですが、知り合いの家で故障後に修理して使用できるまで2〜3週間程度かかった事例を知っています。また災害などによって停電や断水するとお風呂が使えなくなります。お風呂に入れない時の身体の洗い方を知っておくと良いでしょう。
まず給湯設備が使えなくても、水が使用でき、電気またはガスコンロなどでお湯が沸かせる場合。洗面台や桶などにお湯を入れ、タオルを使えば身体を洗うことができます。石鹸を使用しなくても、お湯を使えば十分に皮脂を取り除くことはできますが、少しだけ石鹸を使っても大丈夫でしょう。髪が長い人は、髪を洗うのが大変かもしれません。そんな方の場合は、ドライシャンプーを使うと便利です。
洗面台やガスコンロが使えない場合、さらに水も使えない場合はより大変になります。そのような場合の対処方法など詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:お風呂に入れない時の身体の洗い方!故障や災害の場合は?
ボディソープを洗顔に使ってもよいの?

洗顔料もボディシャンプーも、非常に多くのメーカーから数多くの製品が販売されていますので、一概には言えませんが、一般的な傾向として「洗浄力」が異なります。
顔は身体の他の部分に比べて皮膚が薄く、デリケートです。身体を洗う時には、かかとや膝など角質が硬くなりやすい場所も洗います。そのため身体用は洗浄力を強く、洗顔用は少し洗浄力を落としている製品が多いようです。しかし、肌の調子や状態は個人差も大きく、ボディソープで顔を洗っても全然大丈夫な人もいますし、繰り返し使うと肌に負担が大きくなる人もいます。製品による差もあります。
洗浄力以外では、それぞれの用途に使い易くなるように工夫されています。洗顔料は、両手で簡単に泡立てて顔にのせやすいような成分になっています。またヒアルロン酸などの肌に良い成分・保湿成分などが配合されているものも多くなっています。ボディソープは、顔よりも広い面積の身体に使うので、身体を洗い易いように泡立ち・泡切れが良くなっています。夏場の汗をかき易い時期のために、清涼感が感じられるような成分や体臭を抑えるデオロラント成分を配合した製品も多くあります。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:ボディソープで洗顔しても良いの?洗顔フォームとの違いは?
まとめ
身体も心も癒されるお風呂について、知っておくと役立つことをまとめました。ますますお風呂を楽しみましょう!
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