危険な生物のことがわかるまとめ

危険な生物

自然の中には多種多様な生物が生息しており、その中のいくつかの生物は非常に危険です。これらの生物が生息しているエリアへ行く時は注意する必要がありますし、市街地にいても注意すべき生物もいます。まずは危険な生物について知ることが必要です。危険な生物についてまとめました。

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スズメバチに刺されると危険!近づかないで!

日本では毎年ススメバチに多くの人が刺され、20人前後の人が死亡しています。山奥にいかなくても、森や林があればスズメバチが生息している場合が多く、市街地でも森や林に近い民家に大きな巣を作ることも珍しくありません。

インターネットでスズメバチの巣の駆除業者を検索すると多数ヒットすることからも、非常に身近であることがわかります。

スズメバチの毒は神経系毒です。針で刺され、体内に入り、血流に乗って全身に回ってしまうと、免疫系や神経系を見出してしまう恐ろしいものです。場合によっては自分で歩くことも困難になります。スズメバチは、大群で襲ってくる場合があります。これだけ強力な毒を、多くのスズメバチから刺され、多量に受けると極めて危険な状態になります。

またスズメバチの毒は、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。過去に刺された経験がある方は特に注意が必要です。

詳しくは以下の記事で紹介しています。

関連記事:スズメバチは危険!刺されないための方法!巣の駆除方法!

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実はアシナガバチとミツバチも危険です!

アシナガバチ
アシナガバチとミツバチは、スズメバチに比べると小さく、それほど攻撃的ではありませんので、危険なハチとは考えていない方も多いです。実際、アシナガバチやミツバチに刺されても、薬をつけるだけの処置程度しかせずに、そのまま回復してしまうことがほとんどです。

しかし、アシナガバチやミツバチに刺されて死亡した例があるということをご存知でしょうか?

最近も、草刈りをしていてアシナガバチに刺された人が、薬だけつけてまた草刈りをしていたら再び刺されてしまい、死亡したという出来事が報道されました。アナフィラキシーショックによるものと考えられています。アシナガバチの毒そのものはそれほど強力でなくても、2度目に刺された時にアレルギー反応としてアナフィラキシーショックを起こすことがあります。

スズメバチ類とアシナガバチ類の毒は類似しているため、どちらか一方に刺されたことがあると、もう一方のハチに初めて刺された場合でもアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。つまり、スズメバチに一度刺されたことがあると、その後に初めてアシナガバチに刺された時にアナフィラキシーショックの症状が出ることがあるわけです。その逆も然りです。

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マダニが媒介する感染症は恐ろしい!

マダニ
マダニは数ミリ程度の大きさの節足動物で、人間や動物に噛みついて血液を吸います。噛まれても痛くも痒くもなく、長期間血液を吸い続けます。スズメバチのような強力な毒を持っているわけではありません。

恐ろしいのはマダニが媒介する感染症です。それらは、日本紅斑熱、Q熱、ライム病、回帰熱、ダニ媒介性脳炎、重症熱性血小板減少症候群(通称:SFTS)などが知られています。

マダニが生息している場所に行った場合は、帰宅後にマダニが身体に噛み付いていないかよく調べましょう。マダニが噛み付いているのが見つかったら、皮膚科等の医療機関で適切な処置を受けるようにしましょう。無理に取り除こうとすると、マダニの消化管内容物の逆流により感染リスクが高まったり、体内にマダニの頭部が残って化膿することがあり、危険です。

蚊は人類に毎年もっとも大きな被害をもたらす生物!

蚊
蚊に刺されても、赤く腫れ、痒くなるぐらいでそれほど恐ろしくないと、多くの日本人は考えているでしょう。確かに、日本国内で蚊による深刻な被害は少ないです。

しかし、世界に目を向けてみると、毎年もっとも多くの人命を奪っている生物ということがわかります。恐ろしいのは蚊が媒介する感染症です。マラリアやデング熱については聞いたことがある方も多いでしょう。これらの感染症が広がっている地域に行けば、蚊に刺されることで感染してしまう可能性があります。

最近警鐘がならされているのが地球温暖化によるマラリアなどの感染拡大です。現在は亜熱帯・熱帯地方の感染症ですが、地球温暖化により日本まで広がってくる可能性があると言われています。日本にいてもできるだけ蚊に刺されないようにした方が良いでしょう。

基本的には家の中に蚊を入れないこと、蚊がいる場所にできるだけ行かず、どうしても行く場合は、できるだけ刺されないような対策をしましょう。

マムシに噛まれないようにするための基本

マムシ
日本では毎年マムシによる被害者が発生しています。最悪の場合は命を落とすことになりますので、マムシに噛まれないようにすることが重要です。

そのためにはまずマムシとアオダイショウなどのその他の毒を持たないヘビを見分けられるようにしましょう。次にどのような場所にマムシが生息していて、どこに行く時にマムシ対策が必要であるかを判断できるようにすると良いでしょう。そしてマムシが生息する場所に行くのであれば、マムシに噛まれにくいような服装等を準備し、防御を固めて行けば、かなり高い確率でマムシに噛まれないで済むでしょう。

マムシ対策としては服装が重要です。できるだけ肌の露出を少なくできれば、噛まれにくくなります。マムシの牙は比較的短いので、たとえシャツ1枚でも着ていれば牙が侵入しにくくなりますので有効です。

また体内に注入されてしまったマムシの毒を吸い出すための器具も販売されています。もしものために用意しておいた方が良いでしょう。

日本では毎年マムシによる被害者が発生し、その中の10名前後が死亡しています。まずはマムシに噛まれないように対策をすることが重要ですが、何をするにしても完璧ということは有り得ませんので、マムシに噛まれてしまった場合の対策についても知っておいた方が良いでしょう。

マムシに噛まれて毒が体内に注入されてしまった場合は、一刻でも早く医療機関に行き、マムシに噛まれたことを伝え、適切な治療を受けることが大切です。マムシの毒が体内に入ってから、時間とともにどのような症状が起こるのかを知らないと、通常体験したこともない身体の異常にパニックになる可能性もあります。

マムシの毒が注入されると、まず局所の疼痛と腫脹が起こります。局所の痛みはしばらくすると和らぎますが、腫れの進行により神経が圧迫されるため、腫脹部位全体の痛みが増してきます。

関連記事:マムシ対策をして噛まれないようにするには?準備が大切

まとめ

市街地に住んでいると野生生物のことを忘れてしまうことが多いのですが、自然界には危険な生物がいます。アウトドアで自然の中に行った時や、日本を離れて海外旅行へ行った時に危険な生物に遭遇することもあります。危険な生物について知っておきましょう。

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