感染症のことがわかるまとめ

まとめ

日本では毎年いくつかの感染症が流行し、それらの症状で苦しむ人々がいます。最悪の場合は命を落とすことになります。感染症のことを知り、まずは感染の拡大を抑え、感染してしまったら適切な治療を受けることが大切です。日本で毎年流行する代表的な感染症についてまとめました。(*インフルエンザについてはこちらの記事「インフルエンザのことがわかるまとめ」をご覧ください)

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O157の症状・潜伏期間・治療・家族への感染予防と感染経路

O157(腸管出血性大腸菌)による食中毒は毎年発生します。初夏から初秋にかけてが多いですが、気温の低い時期でも発生しますので油断できません。また感染者から二次感染しますので、感染者が発生した場合は感染の拡大を抑える必要があります。

O157に感染すると、感染者の約50%は4〜8日の潜伏期間の後に、激しい腹痛と水のような下痢が頻繁に起こります。さらに血液の混ざった下痢が出ます。微熱が出ることもあります。しかし、感染しても発症しないこともあり、それでも感染していれば二次感染を起こす可能性がありますので、いずれにしても日頃から衛生管理に気を配る必要があります。

家族間での感染を予防するために、まずは以下のような点に注意しましょう。

1.手洗い・うがいを念入りに行う

2.調理器具・台所は清潔にする

3.感染者は入浴時に湯船に入らず、シャワーのみとする

4.タオルや衣類の共用は避け、洗濯時も感染者の衣類は別にして塩素系漂白剤につけてから洗濯する

5.感染者が接触するドアノブ、洗面所、床などを消毒用アルコールでこまめに消毒する

面倒ですが、しっかり対策を取ればかなり感染のリスクを下げられます。以下の記事に詳しく紹介しました。

関連記事:O157の症状・潜伏期間・治療・家族への感染予防と感染経路

ノロウイルスに感染!症状・治療方法・予防方法は?

ノロウイルスと呼ばれるウイルスに感染することによって発症する感染症が、日本では毎年発生し、最近では1万人以上の方々が発症しています。特に気温の下がる冬に多く発生しています。感染経路は、感染した食品事業者による食品を食べることによるものと、家庭内などで感染者から二次感染するものが多いようです。潜伏期間は1〜2日です。感染し、発症すると突発的な激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、38℃程度の発熱を引き起こします。一般にこれらの症状が1〜2日続いた後、自然に治癒し、後遺症は残らないとされています。

ノロウイルスに有効な抗ウイルス薬はありません。したがって、治療は基本的には対症療法になります。嘔吐や下痢で体の水分が失われますので、経口補水液やスポーツドリンクでこまめに水分補給しましょう。水やお茶などでは塩分が不足しますので注意が必要です。

嘔吐や下痢は、ウイルスを体外に排出する効果があり、ノロウイルスに感染した場合は、できるだけ早くウイルスを排出してしまうことが重要です。以下の記事に詳しく紹介しました。

関連記事:ノロウイルスに感染!症状・治療方法・予防方法は?


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溶連菌感染症の症状は?治療は?流行する時期・感染予防方法

溶連菌感染症とは、溶連菌(A群溶血性レンサ球菌)に感染して発症する病気です。溶連菌感染症はいずれの年齢でも感染・発症することがありますが、学童期の子供に最も多く、3歳以下や成人では典型的な臨床像を呈する症例は少ないことが知られています。1年中感染は報告されていますが、冬季および春から初夏にかけての2 つの流行のピークがあります。感染すると潜伏期間2〜5日を経て発症します。突然の38-39度の高熱が出て、喉の痛み、倦怠感、嘔吐などが見られます。太ももの付け根や脇の下などに細かな皮疹ができたり、舌にイチゴのようなブツブツが発生するイチゴ舌などの症状も現れます。また猩紅熱も溶連菌によって引き起こされる病気で、溶連菌感染症として診断されます。

溶連菌感染症で注意すべき点は、適切な治療を受けないと、肺炎、髄膜炎、敗血症などの化膿性疾患、あるいはリウマチ熱、急性腎炎などの合併症を引き起こす可能性があることです。もし溶連菌感染症のような症状が見られたら、医療機関で診察を受けましょう。詳しくは以下の記事で紹介しました。

関連記事:溶連菌感染症の症状は?治療は?流行する時期・感染予防方法

つらい夏風邪の原因ウイルス 治療法・予防法は?

よく言われることですが、「風邪」という病名は医学的にはなく、特定の病気を指すものではありません。原因ウィルスが特定されないまま、一般に喉の痛み、鼻水・鼻詰まり、発熱などの症状があるものを「風邪」と呼んでいます。ワクチン・特効薬はなく、基本的には症状を緩和させる薬を用いるなどの対症療法により治療することとなります。

「夏風邪」は夏に流行り易い風邪で、その他の特徴は前述の通りです。夏に流行しやすい代表的なウイルスは、「エンテロウイルス」、「アデノウイルス」、「コクサッキーウイルス」などです。

夏風邪のウイルスに感染すると、ワクチン・特効薬がないので、免疫によりウイルスが体外へ排出されるのを待つしかありません。完治するまで時間がかかることが多いようです。以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:つらい夏風邪の原因ウイルス 治療法・予防法は?

マイコプラズマ肺炎の症状・治療・予防は?流行はいつ?

マイコプラズマとは細菌の一種で、マイコプラズマ肺炎とはマイコプラズマが主たる原因となって引き起こされる肺炎のことです。マイコプラズマ肺炎は大人もなることがありますが、5歳から35歳の年齢に多く、7~8歳にピークがあります。子供の感染には特に注意した方が良いでしょう。マイコプラズマに感染すると、2~3週間の潜伏期間を経て発症します。初期には発熱、倦怠感、頭痛などが見られ、初期症状が発症後3~5日目から咳が始まることが多いようです。咳は、初期は乾いた咳で徐々に強くなります。熱が下がっても、3~4週間も咳が続き、後期には湿った咳になってきます。

マイコプラズマ肺炎になって医療機関で診察を受けると、胸部レントゲンを撮ることで肺炎であることはすぐに分かります。しかし、マイコプラズマ肺炎であるかどうかは、検査を行わないと確認できません。

マイコプラズマ肺炎の治療には抗生物質を使用します。ペニシリン系やセフェム系の抗生物質は効果がないため、マクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質を使用します。以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:マイコプラズマ肺炎の症状・治療・予防は?流行はいつ?

まとめ

色々な種類の感染症がありますが、日本で毎年流行する主要な感染症について把握し、その感染予防方法と対処方法を実践しましょう。それにより自分や家族を守ることにもなりますし、それは結果的に感染拡大を抑えることにもつながります。

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