夏休みなどに読書感想文の宿題を課されることがあります。
色々な宿題の中で、この読書感想文を書くのが苦手という人も少なくないようです。
本を読むのが面倒な上に、普段あまり書かないような長い文章を書くことが大変なようです。
そんな読書感想文で困っている人のために、書き方のコツを紹介します。
読書感想文の書き方:小学生・中学生・高校生のための基本
読書感想文の書き方は、振り返ってみても正式に授業などで習った記憶がありません。
「読書感想文を書くのは簡単だよ!本読んで感じたことを書けばいいだけ!」なんて言われたこともありますが、具体的な書き方の指導ではないですよね。
しかし、エッセンス(真髄)は表現されています。
ほとんどの人が、何か楽しいことを経験する・見る・聞くなどした場合に、家族や友達にそれを言葉で伝えようとするでしょう。
「昨日、○○に行ったんだけど、△△がすっごく面白かったよ!」なんて会話はよくあると思います。
人間、楽しいことがあると人に話したくなるものです。この根本的な習性を利用して苦手な読書感想文を乗り切りましょう。
つまり、第一歩は「面白い!」と思えるような本を選ぶことが成功の秘訣です。
面白くないと感じる本は読むことが苦痛ですし、面白くもないことを人に話す気にもなりません。
一つだけコツを挙げるとすれば、「面白かった」「楽しかった」の一言で終わってしまうようなあまりに単純な本よりは、もう少し深みのある本の方が読書感想文を書くためには良いでしょう。
読書感想文の書き方:メモをとる
次に本を読む時に是非やった方が良いのが、「面白い!」「感動した!」と感じたところを読んだ時にメモをつけておくことです。
これらは読書感想文のもっとも重要な部分になりますので、「何で面白いと感じたのか?」「どうして感動したのか?」をそう感じた時にメモしておきましょう。
なぜなら人間の記憶とは薄れやすく、長い本になる程、全部を読み終えてから「どこが面白かったのか」「どこが感動したのか」をもう一度読み直して思い出すのは大変です。
メモをとっておかなかったために、読んだ本のどの部分について書くかを決めることに疲れて消耗してしまうことが多いようです。
これを防ぐためにはメモをとることが効果的です。
読書感想文の書き方:構成を意識して書く
読書感想文を課された時に文字数(あるいは原稿用紙の枚数)が決められているでしょう。
その時の文字数にもよりますが、通常は次のような構成を意識して書くと良いでしょう。
1.書き出し:「なぜこの本を選んだのか?」などを書くと良いでしょう。
2.あらすじ:選んだ本のおおまかなあらすじを、自分の感想を入れずに書いて説明しましょう。
3.中心部分:読書メモを参考にして、自分がもっとも「面白い!」「感動した!」と感じたところを書きましょう。
この部分が感想文の中心部分(メイン)になりますので、頑張って書きましょう。
前述のように誰かに話しているようなつもりで書くと良いでしょう。
4.まとめ:この本を読んで得たもの、今後に役立つことなどを書くと良いでしょう。
パソコンのワープロソフトなどが使用できるようでしたら、あまり悩み過ぎず、まずは文章を打ち込んでみましょう。
できるだけ一気に書いてしまって、少し時間を置いてから読み直し、文章を推敲していくのがコツです。
そんな時に手書きよりもパソコンのワープロソフトは非常に便利です。
まとめ
1.読書感想文を書くための第一歩は、「面白い!」「感動した!」と感じるような本を選んで読むこと。
2.「面白い!」「感動した!」と感じた時にすぐに「なぜ面白いと感じたのか?」「なぜ感動したのか?」をメモにとるようにしましょう。
3.構成を意識して読書感想文を書きましょう。
*夏休みの自由研究についてはこちらの記事「小学生の夏休みの自由研究を要領よくやる方法 テーマ選び」をご覧ください。
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