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Toyota Safety Sense第2世代とは?自動ブレーキの効果は?

投稿日:2018年7月10日 更新日:

我が家では2017年に新車でプリウスを買いました。プリウスにはその時点でトヨタ自動車の最先端の衝突回避支援パッケージであるToyota Safety Sense Pが搭載されていました。ところが先日、クラウンのホームページを見たらToyota Safety Senseと記載されていました。「P」が外れているのですが、何が違うのでしょうか?

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Toyota Safety Sense第2世代とは?

トヨタ自動車は、2015年から同社の車に衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」と「Toyota Safety Sense C」を搭載し始めました。これが「第1世代」と呼ばれるものです。「Toyota Safety Sense P」は、「プリクラッシュセーフティシステム」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」「レーダークルーズコントロール」から構成されてており、「Toyota Safety Sense C」では「レーダークルーズコントロール」の代わりに「(付帯機能)先行車発信告知機能」が搭載されています。

「Toyota Safety Sense第2世代」では、「Toyota Safety Sense P」と同様に「プリクラッシュセーフティシステム」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」「レーダークルーズコントロール」があり、さらに「レーントレーシングアシスト」「ロードサインアシスト」「(付帯機能)先行車発信告知機能」が含まれます。これらの内、もっとも注目すべきは「プリクラッシュセーフティシステム」、いわゆる自動ブレーキです。

「Toyota Safety Sense C」は、車両に対して自動ブレーキが作動しますが、歩行者に対しては作動しません(*実際に前方に人が居た時に本当に全く作動しないかは不明ですが、システムとして方向者に対しての機能は無いことになっています)。「Toyota Safety Sense P」はその点で性能がより高く、歩行者に対して昼間は自動ブレーキが作動するシステムです。「Toyota Safety Sense第2世代」はさらに性能が向上し、夜間の歩行者および昼間の自転車運転者に対しても自動ブレーキが作動するようになりました。ここが大きく進歩した点です。

「Toyota Safety Sense第2世代」は、通常は呼称を「Toyota Safety Sense」とシンプルにしています。

Toyota Safety Sense第2世代はなぜバージョンアップしたのか?

トヨタ自動車は、なぜ「Toyota Safety Sense」の性能を向上させ、バージョンアップしたのでしょうか?自動車メーカーとして、交通事故を減らすために、常に安全性能を向上させるということはもちろんあります。現在の技術水準を考えた時に、どのような機能を向上させると効果的に事故防止につながるのかということが分かれば、効率の良い研究開発を進められると考えられます。

事故統計によると、死亡事故全体に占める車と歩行者事故の比率が、昼間では21%であるのに対し、夜間では48%に達するとのことです(日経Automotive、2018年8月号 pp.58-63参照)。つまり夜間では車と歩行者事故の比率が圧倒的に高くなり、これを防ぐことができれば事故防止に大きく貢献できると期待されます。

そこでトヨタ自動車は、第1世代では夜間の歩行者に対して作動しなかった「Toyota Safety Sense」を、第2世代では作動するようにバージョンアップしたわけです。


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Toyota Safety Sense第2世代の効果は?

Toyota Safety Sense第2世代の搭載は順次開始されたばかりです。2018年7月時点ではクラウン、カローラスポーツ、アルファード、ヴェルファイアのみです。これらを購入された方々へも、順次納車され、ユーザーによる走行が始まります。事故防止の効果を評価できるレベルの統計データが得られるのはかなり先となるでしょう。したがって、現時点ではテストによる効果は確認されているものの、実際の走行による事故防止効果は「まだわからない」ということがフェアな判断でしょう。

これまで普及していた自動ブレーキにおいても事故防止・被害低減効果は認められており、保険会社の保険料引き下げも始まりました。一方で自動ブレーキが十分に作動せずに追突事故をになってしまったり、勝手に作動して事故になった事例が報告されています。事故は突然発生するため、その時の周囲の状況、運転する車の状況、ドライバーの操作などを詳細かつ正確に把握することは非常に困難です。「十分に作動しない」場合でも、自動ブレーキシステムの不具合であるのか、諸条件がシステムが作動する条件を満たしていなかったのかはよくわかりません。

あらゆる技術も、最初から完璧ということはなく、修正を繰り返して完成度が高まっていくものです。メーカーも安全運転を支援するシステムと言っていますし、まずはドライバーが安全運転の努力することが必要です。またメーカーのホームページに、システムが作動しないケース、誤動作する可能性があるケースなどについて随時情報提供されていますので、それらも確認すると良いでしょう。

まとめ

新たに搭載が始まった「Toyota Safety Sense第2世代」について、自動ブレーキを中心に紹介しました。

世界中で活発な研究開発が進められている車の安全装置や交通事故防止についてのまとめ記事「車の安全装置・交通事故対策のまとめ」もご覧ください。

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