BS・110度CSによる4K・8K実用放送の開始に合わせて、8Kテレビの販売が始まっています。ブラウン管から始まったテレビ放送がハイビジョンの地デジ放送になり、ついに最高峰の8K放送になります。気になる8Kテレビの価格について紹介します。
8Kテレビのまとめ!価格は?買い時は?
8Kテレビの価格は?

したがって、フルハイビジョンのテレビおよび4Kのテレビでは、8K放送の解像度をフルに表示できず、8Kテレビが必要になるわけです。ちなみに8K放送では、解像度だけでなく、色域が拡大され(表示できる色数が増える)、フレームレートも120Hzに高速化され、HDR(ハイダイナミックレンジ)の高コントラストになっています。現在の8Kテレビでも、解像度以外については8K放送の信号をフルに活用できず、今後、さらに研究開発が進められ、徐々に対応していくでしょう。
現在(2018年8月1日)、市販されている8Kテレビは、シャープの70インチのLC-70X500です。これは2017年12月から販売が始まった機種で、当初は100万円前後の価格でした。カカクコムの最安値を調べると、70万円台前半まで価格が下がっています。発売から1年も経たない内に3割弱も価格が下るのは、消費者にとっては嬉しいですが、メーカーは大変ですね。ちなみにこの機種には8Kチューナーは内蔵されて無く、8K放送を見るためには別途購入する必要があります。
8Kテレビの価格は下る?シャープの場合

2018年5月16日のシャープの発表によると、2018年12月の4K・8K衛生放送開始に向けて、60インチの8Kテレビの発売を計画しているようです。実売価格は50万円程度を目指しているとのことで、LC-70X500が当初100万円前後で販売開始したことを考えると、なんと半額です。ただし、8K放送を見るためには、8Kチューナーを別途購入しなければなりません。8Kチューナーは20万円以下を目指しているそうです。
70インチと60インチというサイズの違いはありますが、多くの家庭では70インチは大き過ぎますので、60インチを求める人の方が多いでしょう。それが50万円からスタートするのであれば、魅力的です。案外早い時期に8Kテレビの価格は下がりそうです。
*2019年2月16日時点でのシャープの8Kテレビの価格は、こちらの記事をご覧ください。
8Kテレビの価格は下がる?パナソニックの場合

8K放送は、国とNHKが推進しているもので、かなり前から国とNHKは日本の家電メーカーに8Kテレビを販売するように要請してきました。8Kは最初は価格が高く、販売台数も現在のテレビに比べてそれほど多くないでしょうから、事業としては厳しい展開が予想されます。そのため多くのメーカーが二の足を踏んでいます。
そのような状況の中で、パナソニックは米国で開催された家電見本市のCES 2018で、8K放送開始に向けて8Kテレビを販売する計画を明らかにしています。日本の家電メーカーとしてのプライドを感じます。これまで国とNHKが8K放送を国策として推進してきたわけですので、それに日本を代表する家電メーカーとして応えようということでしょう。
*4K/8K放送については、こちらの記事をご覧ください。
まずは75インチ以上の大型の8K液晶テレビを投入し、その次に8K有機ELテレビの投入を検討しているようです。シャープよりも大型の8Kテレビを投入するようですが、今のところ価格は不明です。8Kテレビはテレビの最高峰ですので、しっかりと高画質な製品に仕上げてくるでしょう。期待しましょう!
(*残念ながら、その後、パナソニックは「8Kテレビには当面参入しない」との方針を発表しました。こちらの記事「8Kテレビのシャープ、ソニー、LG、サムスンの動向は?」をご覧ください)
まとめ
8K放送をそのままの解像度で見ることができる8Kテレビの動向について紹介しました。案外早い時期に普及する価格帯まで値下がりするかもしれません。
▼その他の8Kテレビの情報についてはこちら▼
コメント