競争が激しい4K液晶テレビの中でも、東芝レグザはその優れた性能により定評があります。東芝本体の経営不振により、95%の株式が中国のハイセンスに売却されましたが、東芝も5%の株式を保有し、これまでと同様に日本で製品の販売・サポートを継続していくとのことです。レグザファンとしては安心ですね。レグザの液晶テレビの一つの強みである外付けHDDについて紹介します。
レグザ用外付けHDDの選ぶにはまず対応を調べる
私は、現在、東芝レグザ43Z700XにソニーのブルーレイHDDレコーダーBDZ-RX105を接続して使用しています。最初からこの組み合わせにしたかったわけではなく、もともとはソニーの液晶テレビを使っていて、突然故障してしまったので、急いでヤマダ電機に行っていくつかの液晶テレビを見比べて東芝レグザ43Z700Xを選びました。BDZ-RX105は、以前、ソニーのテレビに合わせて、購入したものです。
BDZ-RX105は、購入した当時はそれなりに大容量HDDを搭載した機種で、容量は1TBです。そのため家族で好きな番組を録画しているとすぐにHDDが一杯になってしまいまい、毎週末に見終えた番組を忘れずに消去することが必要になりました。そして、消したくない番組はブルーレイディスクに保存する作業も必要です。しかし、ブルーレイディスクにダビングするのも面倒ですし、溜まる一方なので困っていました。やはり、大容量のHDDに記録して、まとめて保存するのが良い方法でしょう。
レグザ用の外付けHDDを選ぶには、まず最初にレグザとの対応を調べる必要があります。レグザにもいろいろな機種がありますので、自分の使っているレグザの型番を確認し、インターネットのサイトでその型番を正確に入力して対応を調べます。東芝のレグザのサイトから調べても良いですし、直接、バッファロー、アイ・オー・データなどの主要な外付けHDDを販売する企業のサイトで調べても良いでしょう。
使用しているレグザが比較的新しい機種の場合、対応している使用可能な外付けHDDが多数表示されてしまい、どれを選べば良いのかよく分からなくなってしまうこともあります。そんな時は、カカクコムの外付けHDDのランキングなどを見て、売れ筋で人気の高い機種を確認し、ある程度絞り込んでから詳しく見た方が良いでしょう。
レグザ用外付けHDDはタイムシフトマシン用と通常録画用がある
レグザの看板機能である「タイムシフトマシン」は、(機種により違いはありますが)基本的には地デジ6チャンネルを録画し続ける機能です。特に予約しなくても、話題になっている番組をその翌日に見ることができます。この機能は、外付けのHDDにひたすら録画し続け、過去のデータにも上書きし続けます。そのためHDDにも負荷がかかり続けますので、高い耐久性が求められます。メーカーでも、タイムシフトマシン対応の外付けHDDとして販売しています。
通常用の外付けHDDは、タイムシフトマシン用のHDDほどの耐久性は要求されませんので、安く売られています。これらも前述のレグザとの対応が確認されていれば問題ありません。通常用の外付けHDDをタイムシフトマシン用に使うのは止めましょう。
レグザ用外付けHDDはSeeQVaultがおすすめ
冒頭でお話しましたように、液晶テレビも寿命がありますのでいつかは壊れます。デジタル機器の特徴として、徐々に壊れていくというよりは、突然使えなくなってしまうパターンが多いようです。そこで気になるのが外付けHDDに録画した番組のデータです。一般的に、液晶テレビに外付けしたHDDで録画したデータは、壊れて新しいテレビに買い替えた場合は、接続してもそのまま再生できないことが多いです。著作権の観点からコンテンツを保護するための対応によるものです。これでは繰り返し見たい番組を保存する方法として困りますね。
この不便さを解消するため、パナソニック、サムスン、ソニー、東芝が「SeeQVault」というコンテンツ保護技術を開発し、提供しています。SeeQVault対応の外付けHDDを、SeeQVault対応のテレビと組み合わせれば、外付けHDDに録画したデータを他のSeeQVault対応テレビに接続しても見ることができます。これならば突然テレビが故障しても安心ですね。せっかくならばSeeQVault対応の外付けHDDの方が良いのではないでしょうか?
以下は東芝レグザ43Z700X対応の外付けHDDの一つです。(*43Z700Xは、購入時期によっては、インターネットに接続してソフトウェアをアップデートしないとSeeQVault対応にならないようです。使用されるテレビがSeeQVault対応であるのか否かを事前にご確認下さい)
まとめ
レグザ用の外付けHDDについて紹介しました。外付けHDDの価格も数年前よりもかなり下がってきました。何枚もブルーレイディスクにダビングするよりは手軽でお買い得でしょう。
東芝の有機ELテレビと液晶テレビについては、こちらの記事で紹介しています。
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