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テニススクールの中級からサービスをスピードアップする方法

投稿日:2018年10月12日 更新日:

週に1回のテニススクールのレッスンでも、着実に上達できる方々がいらっしゃいます。特に中級から上級にレベルアップするには、それぞれのショットの威力と安定性を向上させる必要があるでしょう。誰にとっても大きな武器となるサービスのスピードアップについて紹介します。

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テニススクールの中級からサービスをスピードアップする!

初級や中級になってからまだ日が浅い方々は、とりあえず返球して相手コートに入れれば相手がミスをしてくれる確率が案外高いので、試合などでもそれなりに勝ててしまうことがあります。しかし、中級である程度熟練している方々や上級以上ではショットも安定していますし、威力もありますので、ただ返球するだけで試合に勝つのは無理です。一時的にはショットの安定性を犠牲にしても、もう少し長い目で見て威力を向上する努力をしないと、試合に勝てませんし、上級以上にはなれないでしょう。

試合に勝つために絶対に威力を高めたいのがサービスです。大阪なおみ選手の活躍を見ても、強力なサービスがあると非常に有利であることが分かります。テニススクールの中級でも、意識してサービスの強化に取り組んでいる方々は、徐々にサービスの威力が増し、上級に昇格して行くのを目撃することがあるでしょう。そんな方々のサービスを受けてみると、スピードや回転量が高く、リターンし難いことを体験できるでしょう。

中級から上級にレベルアップするために、まずサービスのレベルアップに取り組みましょう。それはサービスのスピードアップであり、スピードアップしてもフォルトにならないように回転量のアップでもあります。以下にさらに詳しく述べます。

テニススクールの中級からサービスをスピードアップする原理

トッププロの中でもビッグサーバーのサービスを見ると、身長が高く、「非常に高い打点から打ち下ろすような弾丸サーブ」というイメージがあるのではないでしょうか?実際、200 km/h以上のスピードのサービスは、週に1回テニススクールでレッスンを受けているアマチュアが打てるものではありませんし、そのようなサービスをリターンする機会もありませんので、心配要りません。バッティングセンターなどで130-140 km/hのスピードボールを体感してみると分かりますが、相当なスピードです。もちろん野球のマウンドからホームベースまでの距離と、テニスのサーバーとリターナーの距離が違いますので、単純比較はできませんが、テニススクールの中級から上級でそれなり速いサービスでもおおよそ120 km/h程度ではないかと思います。

仮に「弾丸サーブ」が直線的に進むとして、打点とサービスラインおよびネットをギリギリ超える位置を結ぶと、打点は地上から3メートル以上でないと入らない(フォルトになる)ことが簡単な作図から分かります(参考文献:勝てる!理系なテニス 物理で証明!-9割の人が間違えている“常識” [ 田中信弥 ])。そんなに高い打点から安定的に打ちおろせる人はおそらくいませんので、高速サーブを打つために「上から直線的に打ち下ろす」という考えは誤りです。高速になるほど回転をかけてサービスを入れなければなりません。正確には打ってから着弾するまでに重力の影響でもボールは落下しますので、回転量と重力によって入れることになります。

実際にプロのサービスをコートの横方向から見ると、かなり速いサービスでも縦方向のスピンが強くかかっていることが分かります。野球で直球(ストレート)といってもかなり回転がかかっていること、スプリット(フォーク)は重力を利用してボールを落としていることはよく知られています。科学的に(物理学観点から)考えれば「ボールの軌道と回転量および重力との関係」ということになりますので、テニスも野球も同じです。サービスのスピードアップをして、さらには高確率で入れていくためには縦方向の回転をかける必要があるということを理解しましょう。


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テニススクールの中級からサービスをスピードアップする方法

ボールに縦回転をかけて、スピードアップしてもサービスが入るようにするという点では、スピンサーブか多少縦回転が多めのスライスサーブから練習を始めると良いでしょう。

まずテニス雑誌のスピンサーブあるいはスライスサーブの連続写真とYouTubeなどのサービスの動画を見て、自分にあった正しいスイングのイメージを頭にインプットしましょう。この時にラケットを持つ腕の回内と内旋を注意してチェックすることがポイントです。サービスのスピードアップと回転量を増やすためには回内と内旋が重要だからです。

次にラケットを持って、ゆっくり素振りをしましょう。身体の使い方と特に回内・内旋に注意しながらゆっくりスイングしましょう。テニスは、ラケット競技の中でもっともラケットが重い部類であり、またトッププロでは200 km/hものスピードボールが飛んできますので、それを打ち返すためのラケットを持つ手首・腕に大きな負荷がかかります。したがって、以前はあまり手首を使いすぎたり、腕のひねりを使いすぎると、手首や肘の故障の原因となると言われていました。実際、私もサービスで手首を使いすぎ、痛みを感じたことがあり、それ以来はあまり手首を使いすぎないように注意してきました。テニススクールでも手首や肘に負担がかかりすぎる打ち方をすると注意されることがあります。

しかし、ラケットが大きく進歩した現代のテニスでは、トッププロの打つトップスピンやサービスを見ると回内・内旋などを強く使っていることが分かります。そのことに気がついて、フォアハンドのトップスピンの打ち方を変えたら、回転量が大きく増えました。サービスについても同様で、回内・内旋を上手く使えれば急速にスピードアップし、回転量も増えます。しかし、回内・内旋の使い方が間違っていると手首や肘を故障する危険があることも事実です。それ故、最初は「ゆっくり素振りをする」ことが重要です。回内・内旋の使い方が正しくないと、どこかに痛みを感じるからです。また回内・内旋を使うための筋力も必要です。素振りは筋力を付けるためにも役立つでしょう。

ある程度素振りをして、自分のフォームを固めてきたら、いよいよ実際にコートでサービスの練習をしましょう。この時のコツを2つ挙げます(*チェックポイントは細かく見ればいろいろありますが、たくさん挙げても混乱すると思いますので)。

1つ目はトスの位置。トスは打つ方向に対し、自分の位置よりは前に上げましょう。自分より後ろに上げるとスピードは出ません。スピンサーブの打ち方の解説で、トスの位置を少し後ろという表現を見かけますが、これはトロフィーポーズの時には打つ方向に対して身体が横向きになっていて、その状態になった時にスライスサーブよりわずかに後ろ側という意味です。打つ方向に正対した時に、ベースラインより後ろ側という意味ではありませんので誤解の無いように。トスはベースラインよりのコート内方向に上げないと力が入らず、スピードが出ません。

2つ目はトスの高さ。冒頭で述べましたように、サーブのスピードを上げるためにはできるだけ高い打点で打って、打ち下ろす方が良いというイメージを持ってしまうことが多いようです。ボールを投げてみると分かりますが、オーバースローでできるだけ高い位置でボールをリリースするよりも、体幹が傾かないような自然な高さでスリークォーターで投げる方が肩や肘への負担が少なく、良いスピードボールが投げられることは多くの名投手をみても分かります。サービスも同様です。

意識して少し打点を低くして、回内・内旋を使って縦回転をかけましょう。それによって腕の振りも鋭くなり、スピードもアップします。最初からフルスイングせずに、少しセーブしてスイングして、手首や腕に痛みが出ないかどうか確認しながらスイングスピードを上げていきましょう。セーブしてスイングしても、グリップはしっかり握りましょう。スイングスピードが速くなるほど手首・腕への負荷が大きくなります。インパクト時に手の中でグリップが動いてしまうと、面がぶれて故障の原因になります。

まとめ

テニススクールの中級からサービスをスピードアップする方法について紹介しました。テニスではショットのスピード・回転量のレベルを上げていくほど、ヘッドスピードが上がってきます。正しい手首・腕などの身体の使い方を理解することが、故障の防止のためにも非常に重要になってきます。

サービスのレベルアップには球種の打ち分けが必要です。スピンとスライスの打ち分けについて、こちらの記事「テニスのサービスは中級からはスピンとスライスを打ち分ける」で紹介しています。

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