
インターネットのコンテンツが豊富になり、美しい写真だけでなく動画も楽しめるようになりました。高画質の写真や動画はデータ量が多く、好きなだけ視聴すると携帯電話回線では膨大なデータ通信量となり、料金が高額になります。やはり存分に楽しむには、自宅にブロードバンド回線を引き込み、WiFiルーターを接続する方法が良いでしょう。WiFiルーターの選び方について紹介します。
WiFiルーターのおすすめの自宅用は?
インターネットを存分に楽しむために、自宅にブロードバンド回線を引き込んだら、次はWiFiルーターを用意しましょう。かつては、自宅で使うパソコンには有線のLANケーブルを接続してインターネットに接続する方法が主流の時代がありました。WiFi(無線LAN)のスピードもそれほど速くなく、有線のLANケーブルで接続した方が安定して高速のデータ転送ができたためです。
その後、デスクトップパソコンよりもノートパソコンが主流となり、ノートパソコンもAppleのMacBookのような薄型でモバイル用のものが人気があり、売れています。これらの薄型パソコンはLANケーブルのポートが標準では装備されてなく、変換コネクターなどを使わないと接続できません。つまり、WiFiで接続することを前提に設計されているわけです。自宅内でもルーター、ハブからLANケーブルで接続している状態でノートパソコンを使うより、WiFi(無線LAN)で接続すればソファーやテーブルなど、気分次第で好きな場所でインターネットを楽しめますので快適です。
さらにスマホやタブレットの普及が大きく、パソコンはあまり使わなくても、スマホやタブレットで気軽にインターネットを楽しむ人が増えています。これらの機器には通常はLANケーブルは接続しませんので、現在は自宅でもWiFiで接続する方法が断然おすすめです。
ブロードバンド回線の実力を活かすためにも、WiFiルーターの選び方が重要です。売れ筋のWiFiルーターを見ると、2,000円程度〜1万円未満の価格帯、1万円〜2万円の価格帯、2万円以上のなどの製品があり、どれを選べば良いのか迷うかもしれません。どれがベストなのかは諸条件で変わりますので、以下のようなポイントをチェックして選びましょう。
WiFiルーターのおすすめは通信規格をチェック!
WiFiルーターのスペックを見ると「IEEE802.11a/b/g/n/ac」などと表記されていることがありますが、これはどのような意味なのでしょうか?これはWiFIルーターの適合する通信規格を示しています。通信規格名称と理論最大通信速度、周波数帯について以下にまとめます。
通信規格名称 理論最大通信速度 周波数帯
IEEE802.11a 54Mbps 5GHz
IEEE802.11b 11Mbps 2.4GHz
IEEE802.11g 54Mbps 2.4GHz
IEEE802.11n 600Mbps 2.4GHz,5GHz
IEEE802.11ac 6.9Gbps 5GHz
IEEE802.11ad 6.8Gbps 60GHz
IEEE802.11adは最新の規格で、まだほとんどの機器が対応していません。その一つ前の最新規格であるIEEE802.11acまでに対応していれば現時点ではほぼ最高スペックと考えて良いでしょう。最新のiPhoneやMacBookもIEEE802.11acにより性能をフルに発揮できます。
古いWiFiルーターでは、IEEE802.11a/b/gまでにしか対応していない機種もあります。さすがにIEEE802.11a/b/gまでではスマホやノートパソコンのスペックを十分に活かしきれません。少々高くても、IEEE802.11nやIEEE802.11acに対応するWiFiルーターを選んだ方が良いでしょう。といっても、WiFiルーターの価格は下がってきていますので、とんでもなく高いわけではありません。
WiFiルーターのおすすめは接続台数をチェック!
WiFiルーターを選ぶ時には、何台の機器をWiFiルーターに接続するのかという点も考慮しましょう。最近は1人でノートパソコンとスマホの両方を持っていることも珍しくなく、さらにはタブレットも使っている場合もあります。さらに自宅で家族が同じようにスマホ、ノートパソコン、タブレットなどを使っていると、人数×3台程度の合計台数になることもあります。またプリンターなどもWiFi接続して使用することがありますので、接続可能な機器の台数的には余裕を見ておいた方が良いでしょう。
WiFiルーターのおすすめは自宅の大きさをチェック!
WiFiルーターを選ぶ時に、どれぐらいの大きさの家で使用するのかという点も考慮しましょう。WiFiの電波は、壁などによって遮られると弱まります。そのため1階にWiFiルーターを設置すると、2階や3階では電波が受信しにくくなります。厳密には壁や天井の材質、間取りなどによっても電波状況が変わりますので、簡単に性能を表示することは難しいのですが、メーカーによってはおおまかな目安として「戸建て2階建てOK」「マンション3LDK」などといった性能表示をしているようです。
常に性能的に余裕のあるハイスペックのものを選んだ方が、安定して高速の通信ができるでしょう。また実際に使ってみて電波状況があまり良くない場合は、中継機を使うなどしてカバーすることもできます。
WiFiルーターのおすすめは?
上に述べてきましたように、自宅の状況や接続台数などを考慮して、最適なものを選ぶべきですが、以下におすすめの機種を一つだけ挙げます。
WiFiルーターとして、実績と定評があるバッファローのAirStation WSR-2533DHPLです。通信規格はIEEE802.11a/b/g/n/acに対応し、18台の機器をWiFi接続できます。家の広さについては、3階建て(戸建て)・4LDK(マンション)に対応できる電波の強さです。価格も手頃です。
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まとめ
自宅用のWiFiルーターを選ぶ時のポイントについて説明しました。存分にインターネットを楽しむためにも、性能的に十分なものを選ぶようにしましょう。
WiFiも多くの場所で使えるようになっています。こちらの記事「WiFiについてのまとめ」もご覧ください。