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長期投資とデイトレードのどちらを選ぶ?メリットとデメリット

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インターネットでの株取引が格安の手数料でできるようになって以来、多くの個人投資家が誕生しました。もはや株式投資は一部の人のやることではなく、一般的なものとなったと言えるでしょう。「億り人」と呼ばれる1億円以上の資産を築いた個人投資家も増えていますが、自分の株式投資方法を確立できた投資家は少ないのではないでしょうか?長期投資とデイトレードについて紹介します。

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長期投資とデイトレードのどちらを選ぶ?

株式投資にはいろいろな投資方法があり、勝てる方法は1つではありません。株式投資で成功するためには、自分に合った投資方法を認識し、習得する必要があります。それは必ずしも独創的なものである必要はなく、著名な投資家の方法を真似しても構いません。しかし、実際にはそう簡単に真似できるものでもありません。まずはしっかり学び、実践を重ね、腕を磨いていくしかないでしょう。

株式投資で勝つためには、将来の株価動向を予想する必要があります。少し話をシンプルにするために、「買い」のみを想定し、「空売り」を想定しなければ、「将来の株価の値上がり」を予想して株を買うことになります。株を買ってから、値上がりして売るまでの期間から、長期投資と短期投資に分類できます。どのぐらいから長期とみなすかは複数の意見がありますが、ここでは1年以上としておきます。短期投資の究極はデイトレードです。またこれらの中間的な期間を、スイングトレードなどと言うこともあります。

一般の個人投資家は長期投資とデイトレードのどちらを選べばよいのでしょうか?まずはそれらに関する本を読んで勉強すると良いですが、通常は戸惑います。それぞれの本に正反対のことが書いてあるためです。したがって、中途半端な「好いとこ取り」は危険で、最悪の結果となる可能性もあります。いずれかの方法で、まずは自分の投資スタイルを確立することを目指すほうが無難です。その上で、他方の考え方で、活用できる部分を取り込むようにした方が現実的でしょう。

以下に長期投資とデイトレードについてメリットとデメリットを紹介します。

長期投資のメリットとデメリット

長期投資とは、株を買ってから売るまでの期間が長いことだけを言っているだけですので、さらに詳しくみればその投資方法はいろいろなものがあります。ここでは長期投資の頂点とも言えるウォーレン・バフェットの投資方法をイメージして考えたいと思います。ウォーレン・バフェットの投資方法は、「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術 [ メアリー・バフェット ]」に分かりやすく解説されていますが、理解できるからと言って実践するのが簡単というわけではありません。

一般に長期投資のメリットは以下のような点です。

1.株価の値動きを1日中見続ける必要はなく、頻繁に売買する必要がないこと。

2.有望な銘柄を安く買うことに成功すれば、長期で保有し続けるだけで複利の高価で株価が数倍〜数十倍になることもあること。

デメリットは以下のような点です。

1.銘柄選びが適切でないと、株価が下がり続け、最悪の場合は紙くずになること。

2.株を高値で買ってしまうと、含み損が発生し、塩漬けになることがあること。

3.長期で株式市場に留まるため、世界的な大暴落に遭遇する確率が高いこと。

長期投資の大原則は、「株価は短期的には意味のない動きをするが、長期的には適切な株価に近づいていくこと」です。そして業績が長期で成長していく企業の株を買えば、株価が上昇していくと考えることです。

前述のデメリットを避け、長期投資で成功するためには、「有望な銘柄を選ぶこと」と「割安な株価で買うこと」が必要です。これらの内、「有望な銘柄を選ぶこと」は、学ぶことである程度はできるようになります。どちらかというと「割安な株価で買うこと」で買うことの方が難しいです。多くの場合、有望な株の株価は上がってしまい、高値になっていること、割安な株価になるということは株価が下がるということですが、そのような時に株を買うという行為が本能に反することだからです。

ウォーレン・バフェットは、これらを高いレベルで実践することができるため、世界一の投資家になりました。また個人投資家でも、それらを実践して「億り人」になった人々が実在します。誰もがウォーレン・バフェットと同じような運用成績を達成できるわけではありませんが、学び、経験を積むことで、向上していける可能性が高いです。


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デイトレードのメリットとデメリット

デイトレードは、1日の中で売買を完了してしまう投資方法です。短期的な株価の動きを予想してその差を取りに行きます。デイトレードで成功した有名な個人投資家としては、cis氏が知られています(*「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 [ cis ]」など参照)。2000年に300万円からスタートし、2018年に230億円まで資産を増やしています。これは長期投資では考えられないような収益率でしょう。

デイトレードのメリットは以下のような点です。

1.株の買いと売りを1日の間に終えるため、相場に長く留まることなく、適切な判断ができればリスクを最小限に抑えられること。

2.小さな売却益を積み重ねていくことで、大きな年間の投資収益率を狙える可能性があること。

デメリットは以下のような点です。

1.株式投資において短期のトレードは「ゼロサムゲーム」であり、ライバルのデイトレーダーなどに勝たないと稼げないこと。

2.ギャンブル性が強く、冷静な判断ができなくなり、市場から退場したトレーダーが多いこと。

以上のようなデイトレードの特性から、デイトレードで勝ち続けるには天才的な才能とスキル、さらにはそれを駆使できる精神力が必要です。前述のcis氏でさえ勝率は「銘柄別で3割」「24時間以内のトレードで6割」と書いています。実は、勝てるところで大きく勝たないと全体の投資収益を高くすることができず、そのような勝負所ではデイトレードではなく、ある程度の期間ホールドしたりしています。むしろ勝率にこだわるよりも絶対的な金額で勝つことを目指し、cis氏の本にも「損切り」「逃げ足の速さ」の重要性が触れられています。

トップレベルのデイトレーダーの場合は、場中の値動き、板などを見れば誰を相手にトレードしているかがおおよそ分かり、その人のトレードの傾向などから裏をかくトレードをして打ち負かします。個人投資家で有名な片山晃氏の著書「勝つ投資負けない投資 [ 片山晃 ]」の中にも、そのような話が出てきます。片山氏も最初はデイトレードなどの短期投資を行い、生活するためのお金を稼ぎましたが、途中から稼げなくなりました。ある株関連のオフ会に参加したところ、自分が負け続けた銘柄で勝ち続けている人と出会い、どうやら自分はこの熟練したデイトレーダーにカモにされていたことに気が付きます。そして自分にはデイトレードの才能は無いと悟り、長期投資に取り組み始め、成功しました。

ウォーレン・バフェットの言葉の中にも、「ある程度ポーカーをやって誰がカモなのかが分からなければ、あなたがカモなのだ」と言った趣旨の価値ある忠告があります。プロのデイトレーダーが何人も待ち構えているところへ、勝算も無い状態で戦いを挑むのは無謀と考えた方が良いでしょう。

またそんなプロのデイトレーダーでも、自分の勝ちパターンが通用しなくなり、負け続け、株式投資から撤退に追い込まれたデイトレーダーも少なくありません。勝つためのパターンはいつかはライバルに知れ渡り、通用しなくなりますし、そもそも千変万化する株式市場で勝ち続けられるパターンがどれほどあるのか疑問です。cis氏の著書の中にも、常に仮説を立てて、新しいアイデアで勝負すること、「相場では、1匹目のドジョウがものすごくオイシイ」ことが述べれています。そんなcis氏でさえ、自分の限界を感じ、引退の時期を考えているそうです。

つまり、デイトレードで成功し続け、大きな資産を築くのは非常に難しいことで、さらにプロトレーダーに勝たなければ実現できません。その覚悟が無ければ、リスクが大きいためにおすすめできません。

長期投資の方が一般の人にはおすすめ

以上のように、デイトレードで大きな資産を築こうとするのは極めて難易度が高く、失敗すると大きな損失を被る可能性が高いです。株式投資は基本的にハイリスク・ハイリターンで、一般の個人投資家向けには、ミドルリスク・ミドルリターンの長期投資を狙うのが基本となるでしょう。それである程度経験と知識を蓄積してから、さらにリターンを上げる努力をしても遅くはないでしょう。

そもそも株式投資は、その企業の活動から得られる収益がベースになっています。その投下資本に対する比率から考えても、数%〜十数%の収益が年間で上げられれば上出来です。あの世界一のウォーレンバフェットでも平均年間収益率は20%程度です。しかし、20%という収益率が何十年もの複利で効いてきた時にどれほどの金額になるのかは計算すればすぐに分かるでしょう。大まかには4年弱ぐらいで2倍になりますので、約8年で4倍、約12年で8倍、約16年で16倍にもなりますので、誰にでも億り人になるチャンスがあります。

長期投資で成功するためには、前述のように有望で業績を伸ばし続ける企業の株を、できるだけ安く買うことに尽きます。そして短期的に暴落しても、業績に問題が無いのであれば粘り強く持ち続けることです。反対に株価が上昇するとすぐに売りたくなってしまうのですが、売って現金化した後に現金のままでは利益を生みません。再度、有望な銘柄を買わないといけないのですが、そのような銘柄が安値でいつでもあるわけではなく、もともとの企業が有望であるならばそのままホールドした方が良い場合があります。ウォーレン・バフェットがコカ・コーラを「永久保有銘柄」と言っているのはそのためです。

有望な銘柄であれば、仮に株価が下がって塩漬けになっても、配当をもらい続けてトータルでプラスになることも珍しくありません。そのまま我慢し続けて株価の反転を待っても良いでしょう。

まとめ

長期投資とデイトレードの特徴について簡単に紹介しました。それぞれの方法についても掘り下げるといろいろなテクニックがありますので、興味がある方は他の本などをご参照ください。なお株式投資は損害を被る可能性がありますので、投資は必ず自己責任で行ってください。

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