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スマホは有機ELになり液晶は消える?シャープも有機ELを搭載!

投稿日:2019年2月16日 更新日:

毎年、AppleのiPhoneの新製品が発表される度に大きなニュースになります。長年、IPS液晶を搭載していましたが、iPhone Xから有機ELが搭載され、スマホの大きなトレンドとなりました。複数のモデルがラインアップされていますので、2018年モデルでは液晶搭載モデルもあります。今後はどのようになっていくのでしょうか?

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スマホは有機ELが増えている!

世界のスマホ市場では、長年、SamsungのGalaxyとAppleのiPhoneが1位を争ってきました。最近はHuaweiが躍進し、2位となり、Appleは3位に後退しています。

SamsungのGalaxyは早くから有機ELを搭載しています。Appleは2017年のiPhone Xから有機ELを搭載しました。この有機ELはSamsungから供給を受けています。それでもAppleのiPhoneの影響力は大きく、各社、ハイエンドスマホに有機ELを搭載し始めています。Huawei、SONY、LG、OPPOなどです。HuaweiはSamsungから、SONYはLGから有機ELパネルを購入しています。SONYは次のモデルからはSamsungから購入するとの憶測もあります。着実に有機EL搭載のスマホが増えています。

さらに注目なのが、シャープが自社製造の有機ELパネルをAQUOS ZEROに搭載しました。これについては次項で解説します。

シャープもスマホに有機ELを搭載!なぜ?

シャープはご存知の通り、液晶ディスプレイを世界に広めた会社で、液晶にプライドを持ってきました。そのシャープからついに自社開発の有機ELを搭載したスマホ「AQUOS ZERO」が発売されたことが大きく報じられました。シャープは、これまでも「有機ELの技術も研究開発している」「作ろうと思えばいつでも有機ELを作れる」といった趣旨のことを言っていました。今回の「AQUOS ZERO」で、それが本当であることが証明されました。

液晶のシャープがあえて有機ELを出すぐらいですので、画質は優れています。細かなスペック比較をしなくても、世界一と言われるSamsungのスマホ用有機ELパネルと比べて遜色ありません。実際、ユーザーは細かなスペック比較で選ぶわけではないので、見た目で良ければ問題ないでしょう。また有機ELの画質だけでスマホを選ぶわけでもないので、スマホがどの程度売れるかどうかは総合的な商品の魅力によります。

ところで、シャープはなぜこのタイミングでスマホ用の有機ELパネルを自社開発し、スマホに搭載したのでしょうか?一つには前述のように各社のハイエンドスマホが有機ELを搭載し始めたことが理由でしょう。iPhone向けに液晶のみを供給していたJDIが経営不振に陥っていることからも、スマホ向け液晶パネル事業を展開するシャープとしては当然の判断なのかもしれません。

また前述のように、スマホ向けの有機ELパネルはSamsung製が優れており、Samsungだけでなく、AppleとHuawei、すなわち世界シェアトップ3社がすべてSamsung製を使用しています。その結果、Samsung製の有機ELパネルは値崩れしにくい状況と考えられ、シャープが十分な性能の有機ELパネルを供給できればビジネスチャンスがありそうです。

鴻海がシャープを買収した目的の一つが、スマホ用に利用できるTFT技術を手に入れたかったからとも言われています。液晶で高いTFT技術があることは明らかでしたので、有機ELの技術と組み合わせれば、いつでも有機ELパネル事業に参入できるようになるからです。

現時点では、Samsungの有機EL事業が圧倒的に強いですが、AppleなどもSamsung以外から供給を増やしたいと考える可能性が高く、競合関係になるまで成長すれば、有機ELパネルの価格下落スピードが速くなると期待されます。


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スマホは有機ELになり液晶は消える?

今後はスマホがすべて有機ELとなり、液晶は消えてしまうのでしょうか?

iPhoneの販売不振が大きなニュースとなっています。そのことからいくつかのことが推測できます。まず、これまでスマホを牽引してきたAppleでさえ、一つ前のモデルと比べて驚くような新製品を開発することが難しくなっていることは明らかです。どんなハードウェアでさえ、必ず成熟していきますので、これは避けられないことです。

そのような状況では、液晶から有機ELに切り替えることで、コントラストを高めたり、デザインの自由度を高めたりすることが可能となります。2020年モデルからは折り畳みできるタイプが発売されるとの噂もあります。この点においては、有機ELの搭載スマホが増えると考えられます。

もう一つのiPhoneの販売不振の理由として、価格が高くなりすぎたということが指摘されています。現時点では、有機ELパネルは液晶パネルの2倍の価格と言われています。これも今後有機ELの生産量が増えれば価格が下がると考えられ、さらにシャープなどのメーカーが参入すれば、価格下落のスピードも高まると期待されます。この点においても有機EL搭載スマホは増えるでしょう。

まとめ

有機EL搭載のスマホが増えている状況やその理由について解説しました。今後もさらに増えていきそうです。

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