テニススクールの中級でボレーを安定させるための矯正方法

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テニススクールの中級レベルで苦手な人が多いのがボレーです。安定したボレーが打てず、ダブルスの試合などで甘いコースに来たボールも、当たり損ねやバックアウトなどのミスで相手のポイントにしてしまうことも多く、悔しい思いをしている人も少なくないでしょう。ボレーを安定させるための矯正方法について紹介します。

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テニススクールの中級でボレーを安定させるための矯正方法

テニススクールの中級レベルの人がボレーでミスするところをコーチや上級者が見れば、どこに問題があるのかをほとんどの場合分かります。テニスには基本があり、その中でもボレーの動きは比較的シンプルで分かりやすいからです。

そのため、何度も同じようなボレーミスを繰り返せば、レッスン中にコーチから「姿勢を良くして!」などと一言ぐらいアドバイスされることもあるでしょう。しかし、自分の動きを十分に把握していて、練習を重ねて矯正する努力をしている人でなければ、一言ぐらいアドバイスされても簡単には矯正できないものです。

またアドバイスを言葉として理解し、それをコーチの意図通りに自分の動きとして実践できるかというと、微妙なズレがあることが多く、簡単ではありません。まずはよくあるボレーのミスの原因を理解し、自分がどのパターンに該当するのかを把握できれば、矯正してボレーを安定させることができるでしょう。以下の3つのパターンについて紹介します。

1.ボレーの当たり損ねが多い
2.ボレーでバックアウトが多い
3.ハーフボレーが安定しない

それでは順番に見ていきましょう。

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テニススクールの中級のボレーで当たり損ねが多い場合

テニススクールの中級のボレストや試合形式の練習を見ていると、ボールがラケットのスイートスポットに当たらず、フレームショットなどの当たり損ねが多い人が珍しくないです。実は私も昔は当たり損ねが多くて悩みました。ダブルスで前に出て、当たり損ねのボレーがドロップショットのようになると誰も返せないスーパーショットのようになることもあり、複雑な気持ちになります。

ボレーも、一見それなりに打てているように見えても、スイートスポットでボールを捉えられていないと、自分でボールをコントロールしている実感が得られないものです。そのような場合は、ボレーのコースや長さも安定せず、ボレストでもボールた荒れてしまうことが多くなり、相手にも迷惑をかけてしまい、ストレスになります。

反対に、しっかりスイートスポットで捉えてボレーできるようになると、その打球感も手で感じやすく、コースと長さのコントロールもしやすくなります。

なぜボレーの当たり損ねが多くなってしまうのでしょうか?

もっとも多い原因は、体幹が傾き、姿勢が悪くなり、ボールがよく見えていないことです。ボレーを打つ時はボールをよく見ないといけませんが、それはボールに顔を近づけるということではありません。人間は2つの目で見ることで距離感を得ています。2つの目は水平方向に並んでいますが、顔を傾けてしまうと距離感が狂いやすくなります。前後に体幹が傾いても、ボールを見難くなります。

試しにその場でフォアのミドルボレーをしやすい位置にボールを打ってもらい、単純にラケットを出してスイートスポットでフラットに捉えるように打てば、案外簡単に打てるものです。特にスライス回転をかけようとしてボレーの当たり損ねが多くなった人は、このようにフラットで捉える感覚を再度確認すると矯正できる可能性が高いです。

フラットでボレーしながら、フォアとバックのハイボレー、ミドルボレー、ローボレーの打点を確認しましょう。打点が前後にずれていることも当たり損ねが多くなる原因となります。ある程度のスピードのボールを打ってもらい、それをボレーすれば、自分で力を入れやすい打点が分かるでしょう。

もう一つの当たり損ねが多くなる原因は、フットワークを十分に使えていないことです。ダブルスのボレー対ボレー戦のように非常に速いテンポでボールが来た場合は、その場で面を作ってボレーをするので精一杯なこともあります。しかし、ほとんどの場合は、相手がボールを打ってからボレーするまでに1〜2歩程度動ける時間があります。そのため、少しでもボレーしやすいようにフットワークを使えば格段に当たり損ねを減らせます。

まず少しでも素早く反応するために、しっかりスプリットステップをして、相手が打つところをよく見て、ボールがフォア側に来るのかバック側に来るのかを判断しましょう。どちらで打つのかを決めたら、少しでも打ちやすくなるようにフットワークを使って身体を動かしましょう。これはテニスのほとんどのショットの基本でもありますが、ボレーでは疎かになってしまうことがあるようです。


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テニススクールの中級のボレーでバックアウトが多い場合

前述のような矯正を行って、ボレーがしっかりラケットのスイートスポットで捉えられるようになると、今度はバックアウトが多くなることがあります。相手のボールのスピードがそれほど速くない場合はよいのですが、中級クラスでもかなりスピードのあるボールを打つ人がいますので、それをフラットで打とうとすると長さのコントロールが難しくなるからです。

ミドルボレーやハイボレーなど、ネットより上で打てる場合は、適切な打点で捉えれば水平から下向きにボレーすれば良いのでバックアウトを防ぐことができます。もしハイボレーでバックアウトが多い場合は、身体が前のめりになり、本来の打点よりも前でハイボレーをすると、抑えが効かずにバックアウトが多くなります。これはチャンスボールに突進していった時にもやりがちなミスです。ボールを呼び込んで、自分の打点で打つことにより、ハイボレーを決めることができるでしょう。フォアとバックのハイボレーの打点にラケットをセットしてみて、面の向きなどを確認しておきましょう。

相手のスピードボールをネットよりも低い位置で打つローボレーで打ち返す時は、ネットを超えるように上方向にボールを打たなければならず、フラットで打つと力の強弱で長さをコントロールしなければならず、バックアウトしやすくなります。これを防ぐためには、ラケットを打点の少し上にセットし、スライス回転をかけて上から抑え込むようにコントロールする技術を磨くのが良いでしょう。

実は中級クラスでボレーにスライス回転をかける練習をし始めてから、ボレーの当たり損ねが増えてしまうことがあります。スライス回転をかけるためのラケットの動きで打点が狂ってしまうことなどが原因のようです。この場合は、前述のようにフラットで打つ練習をして、打点を再確認しましょう。その後、フォームと打点に注意しながら、少しずつスライス回転をかけるようにしていけば矯正しやすいでしょう。

テニススクールの中級のハーフボレーが安定しない

ボレーの中でも苦手にしている人がもっとも多いのがハーフボレーかもしれません。他のボレーはボレー・ボレーやボレストなどで練習することが多いのに比べ、圧倒的にハーフボレーの練習量が少ないこともその原因でしょう。ハーフボレーの打ち方のポイントを理解して練習すれば、案外簡単に上達しますので、苦手意識を払拭できるように練習しましょう。

ハーフボレーで打ち損じる主な原因の一つは、ローボレーをするのかハーフボレーをするのかの判断の遅れによるものです。その結果、ローボレーするには後ろすぎ、ハーフボレーするには前すぎるポジションとなってしまい、打点が後ろになってしまいます。ハーフボレーの打点は、前後方向においてローボレーの打点と同じ付近で良いでしょう。つまり、ローボレーで打つのか、ハーフボレーで打つのかを早めに判断し、フットワークを使って自分の打点で打てるポジションに移動しなければなりません。ローボレーで打てると思ったら素早く前に移動し、無理と思ったらハーフボレーで打つとすぐに判断し、無理して前に詰めないようにしましょう。

もう一つのハーフボレーで失敗するパターンは、ストロークのようにスイングして上に振り抜こうとしてしまうことです。ストロークで打ち返すならば、しっかりストロークを打てば良いのですが、ハーフボレーは習得すべき技術ですのでしっかり練習しましょう。ハーフボレーは、ローボレーと同様に、これで決めるというショットではありません。丁寧にコントロールして次に繋げるショットです。スピードボールを打つ必要はありませんので、安定して狙った方向・長さで打ち返せるように練習しましょう。

ワンバウンドしてからボレーしますし、通常はローボレーよりも後ろのポジションで打つので、丁寧に打てばバックアウトするリスクはローボレーよりも低いでしょう。

まとめ

ボレーが安定すればテニスが楽しくなるでしょう。それだけにボレーで当たり損ねが多く、バックアウトやネットで相手のポイントになってしまうと、ボレーが嫌になってしまうものです。自分のボレーのクセを知り、矯正すれば必ず上達しますので、頑張りましょう!

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