PR

テニスの片手バックハンドのコツは?初級から中級向け!

テニス

テニスのトッププロでは、一時期、ジョコビッチが圧倒的な強さを誇り、フェデラーが勝てなくなった時期に、「片手バックハンドではもう勝てない!」と言ったイメージが広がったことがありました。

しかし、その後、フェデラーが2018年に全豪で2連覇するなど、片手バックハンドが復権したような印象を受けます。

もちろん、テニススクールでレッスンを受けるアマチュアレベルでは、「片手バックハンドだから勝てない!」というようなことはありませんので、片手バックハンドが好きならば両手バックハンドに変える必要はありません。

しかし、テニススクールの初級・中級レベルで、安定して正確な質の高い片手バックハンドを打つ人はほとんど見たことがないです。以下にそのコツを紹介します。

▼テニスの片手バックハンドの打ち方の疑問についてはこちら▼
テニスの片手バックハンドの打ち方!苦手な人は必見!

スポンサーリンク

テニスの片手バックハンドのコツは?

テニススクールの中級でも、安定して正確な質の高い片手バックハンドを打てる人がほとんどいない理由は、数あるショットの中でも習得が難しく、打てるようになる頃には上級に昇格していることもあります。

初級の頃はスライスである程度返せれば、中級に昇格できるかもしれません(*スクールの基準によります)。

中級になると、フォア・バック両方でスピンとスライスを打ち分け、ある程度狙ったコース・長さで打てるように練習しますので、さすがにある程度のスピン系のショットを片手バックハンドで打てるように練習しなければなりません。

初級の時になんとか返すことを優先して片手バックハンドで打っていた方も、中級になるともう一度フォームからしっかり作り直し、練習しないと上達が止まってしまうでしょう。

そのため、中級でバックハンドのフォームを見直し、上手く打てずにスランプになってしまったり、個性的(?)なフォームになってしまう方も少なくないようです。実は私も片手バックハンドを安定して打てるようになるまでに、かなり長い間試行錯誤し、スランプになり、悩みました。

そんな片手バックハンド、特にスピン系のショットの習得に努力している方に、コツを紹介します。次項以降に、「グリップと打点」、「テイクバック」、「フットワークとスイング」について順番に解説します。

スポンサーリンク

テニスの片手バックハンドのコツ:グリップと打点

片手バックハンドが安定して打てない方は、まずはグリップと打点を確認しましょう。

スライスを打つ時は基本的にはコンチネンタルグリップで、打点はかなり後ろになります。しかし、スピン系のショットを打つ場合は、基本的にはセミウエスタングリップになるでしょう。これまでバックハンドはスライスでほとんど打ってきた方は、かなり打点を前にしなければならないことを確認しましょう。

打点の位置は、セミウエスタングリップで握ったラケットを、面が垂直になるようにして前に出し、ボールの勢いに負けないように後ろから力を入れて押しやすい位置です。

片手バックハンドが苦手な方は、タイミングが遅れて、理想的な打点よりも後ろで打ってしまうことが多いです。力が入り難くなり、フォームが崩れ、狙ったコースにボールをコントロールしにくくなります。理想的な打点を確認することが第一歩です。

スポンサーリンク

テニスの片手バックハンドのコツ:テイクバック

次に確認したいのがテイクバック。片手バックハンドは、まず高い位置にテイクバックします。そしてボールをインパクトする高さに合わせて、テイクバックの高さを調整してスイングにつなげていきます。

スピン系のショットを打つためには、打点よりも低い位置にラケットを下げて行ってからスイングを開始しないと、ボールの下からラケットを入れられません。また高い打点で打つ時には、その打点に合わせてラケットをセットしてからスイングを始めなければなりません。

つまり、テイクバックしてスイングを開始する前に、どのぐらいの高さの打点で打つのかを決めなければなりません。「とりあえず片手バックハンドで打てるけれど、スピンがかからない、あるいは高く弾んでくるボールが打てない」という方は、テイクバックの高さを確認しましょう。

私もフラットな当たりになって、スピンがかけられなくて悩んだのですが、テイクバックで低い位置にラケットをセットできず、またタイミングが遅くて理想的な打点よりは食い込まれてしまっていたことが原因でした。

自分がボールを捉える打点に適した高さにラケットをセットし、理想的な打点で捉えられるようになれば、かなりバックハンドが安定してきます。

テニスの片手バックハンドのコツ:フットワークとスイング

テニスのストロークの難しいところは、相手がボールの緩急やスピン、スライスなどの回転、高低、短い・長いなどをいろいろと混ぜて、揺さぶってくるのに対し、常に自分の打点・スイングで打たなければならないことです。

これができるようになるには、フットワークを使って自分の打点でボールを捉えられる位置に移動しなければなりません。また相手のボールに上手くタイミングを合わせることも大切です。

まずフットワークですが、片手バックハンドが苦手にな人は、右肩越し(*左利きならば「左肩越し」)にボールを見ることに慣れていないことがあるようです。コーチの球出しのボールなどで、正確に自分の打点でボールを捉えられるように、しっかり自分の打点を意識しながらフットワークでポジションを調整する練習をしましょう。

また素振りをして、自分のスイングを安定させましょう。その時に低い打点、腰の付近の打点、高い打点などのように、いくつかの高さの打点についてラケットをセットしてスイングを開始する高さ、打点、フォロースルーからフィニッシュの位置まで丁寧に確認するように素振りをしましょう。

スピンをかけるためには、必ず打点より低い位置からスイングを開始し、フィニッシュは高い位置になります。フィニッシュが低い場合は、横振になっている可能性が高いので注意しましょう。

左手(*左利きならば右手)の動きも重要で、身体が回りすぎないように胸を張り、後ろに開くことがポイントです。

最後に案外できていない人が多い重要なポイントです。それは左足(*左利きならば右足)のステップによる位置決めとタイミングです。

安定して片手バックハンドが打てる人は、必ず後ろ足である左足の位置を決めるステップを踏み込みながら重心をかけ、身体のタメを作ってからスイングを開始します。つまり、このステップが打点で捉えるためのポジションを決める一歩になり、さらにボールにタイミングを合わせるためのステップにもなっているわけです。ここから最後の一歩である右足(*左利きならば左足)のステップにつなげます。

ボールと上手くタイミングが合わなかったり、手打ちになってしまったりすることが多い場合は、少し大げさに左足に重心をかけて踏み込み、右肩(*左利きならば左肩)を入れてタメを作り、丁寧に打つようにしましょう。

安定して打てるようになるまでは、以上で述べたポイントを確認しながら、ラケットの真ん中でボールが捉えられるように丁寧に打つことが、上達への近道です。最初からスピードボールを打とうとしたり、強烈なスピンをかけようとするのではなく、理想的なスイング・打点で、体幹がぶれないように打つことが何よりも優先すべきことです。

まとめ

テニスの片手バックハンドでスピン系のボールを打つことが苦手な方に、コツを紹介しました。苦手だったバックハンドが安定して打てると、テニスがさらに楽しくなるものです。丁寧に打つ練習をしましょう。

▼テニスの片手バックハンドの打ち方の疑問についてはこちら▼
テニスの片手バックハンドの打ち方!苦手な人は必見!

コメント

タイトルとURLをコピーしました