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PETボトルはリサイクルして再使用できるの?リデュースも!

投稿日:2019年5月31日 更新日:

プラスチックが海洋に流れ込み、海洋生物の体内に侵入し、その命を奪ってしまう問題が広く知られるようになりました。大きなプラスチックが細かくなったマイクロプラスチック問題も深刻です。身近にあるPETボトルのリサイクルについて紹介します。

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PETボトルはリサイクルして再使用できるの?

清涼飲料は、かつてはアルミや鉄の缶のものが自動販売機やお店でも多く販売されていましたが、最近はPETボトルに入れられたものが主流です。特に気温が高くなると、水分補給のためにもPETボトル入のミネラルウォーターや清涼飲料を持ち歩く人も増えます。そんな多くの人が使うPETボトルは、リサイクルして再使用できるのでしょうか?

使用済みのPETボトルを、そのまま再使用するリユースは、基本的には行っていません。少々もったいない気もしますが、衛生面から考えたリスクがあるために、そのまま使うことは避けています。PETのようなプラスチックは、接触している液体などの物質を吸着します。吸着された物資は、水洗いなどで簡単に取り除くことはできず、わずかに残留していまいます。多くの人がPETボトルに口をつけて飲みますし、リサイクルされるまでにどのようなものがPETボトル中に入れられているのかも把握しきれませんので、リスクを考慮してそのままリユースはしないということです。

一度、粉砕し、処理をした上で、再度PETボトルを成形して使用するリサイクルは行われています。PETボトルを再度PETボトルにするため、「ボトルtoボトル」と呼ばれています。

PETボトルのリサイクルの方法は?

どのような方法で「ボトルtoボトル」を実現するのでしょうか?その方法にはケミカルリサイクルとメカニカルリサイクルの2つの方法があります。

ケミカルリサイクルは、PETを化学的な方法で原料のモノマーに戻し、再度重合反応を行ってPETを作る方法です。分子レベルで原料まで戻しますので、PET中に吸着された異物を取り除くこともでき、ほぼ新品同様のPETが得られる究極のリサイクル方法です。しかし、原料に戻したり、原料から重合反応でPETを作ったりする工程でエネルギーを多く使用することが難点です。

メカニカルリサイクルでは、PETボトルを粉砕し、再生フレークを作ります。さらに高洗浄による異物除去や高温下での除染などによって再生ペレットを作ります。この再生ペレットを用いてPETボトルを成形します。リサイクル工程中に低下した分子量を、ボトル成形に適したレベルに回復する処理も行っています。


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PETボトルのリデュースも進んでいる!

PETボトル由来のプラスチックの海洋への放出を減らすためには、リサイクルだけではなく、そもそものPETの使用量を削減することも効果があります。そのため、PETボトルに使用するPETの量を減らす努力が続けられています。

昔のPETボトルに比べて、容器の厚さが薄くなっていることをご存知でしょうか?材料であるPETおよび成形方法の工夫により、容器を肉薄にしても十分な強度が得られるようになっています。薄くすることでPETの使用量が減り、軽量化も進んでいるため、輸送等に要する燃料の使用量も削減することができています。

地道にPETボトルの軽量化を進め、2004年度比で2017年度は23.9%の軽量化率を達成しています。レジ袋をエコバックにすることと同様に、リデュースがプラスチックによる海洋汚染を抑制するにはもっとも効果的な方法です。容器を無くすわけにはいきませんので、薄肉化がもっともリデュースに貢献しています。

まとめ

PETボトルのリサイクルとリデュースについて紹介しました。「ボトルtoボトル」でPETを再利用するだけではなく、薄肉化でPETの使用量を削減しています。PETボトルは、多くの人の協力によりリサイクル率84.8%(*2017年度)に達しています。さらにリサイクル率をアップさせることもできるでしょう。

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