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自動ブレーキを比較する!その種類とランキングは?

投稿日:2019年6月19日 更新日:

高齢者の運転による悲惨な交通事故が頻繁に発生し、報道されています。しかし、交通事故を引き起こすのは高齢者に限りません。自動車を運転するならば誰でも事故を引き起こす可能性があります。事故やその被害を減らすために、自動ブレーキへの期待が高まっています。以下に紹介します。

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自動ブレーキを比較する!その性能には違いがある!

交通事故を完全に撲滅することは多くの人の願いですが、それは簡単なことではなく、未だに実現していません。それでも、長年にわたる多くに人の努力によって交通事故による死亡者数は減少傾向にあります。事故原因の多くはヒューマンエラーによるものですが、どんなに注意しても、人間である以上は完璧ということはあり得ません。

注意深く運転し、ヒューマンエラーを防ぐ努力に加えて、機械・コンピューターによる事故防止・被害軽減技術の活用に期待が高まっています。その究極は完全な自動運転ですが、まだ現在の技術水準では実用段階ではありません。将来の完全な自動運転への布石となる技術が、いわゆる自動ブレーキです。被害軽減ブレーキとも呼ばれています。

「自動ブレーキ」という言葉が、「どんな時でも作動して必ず衝突を防いでくれる」という誤解を生じやすく、被害軽減ブレーキという呼び方を使い始めているようです。

重要なことは、「自動ブレーキ搭載車ならば衝突を完全に防ぐことができるわけではない」ということ。最近の10年間で自動ブレーキは非常に進歩しましたが、それでも完全ではありません。自動ブレーキにも種類があり、それらが機能を発揮できる条件・環境があります。

自動ブレーキは、万が一の時に作動するものですので、意図的に自動ブレーキの性能を試すことも厳禁です。自動ブレーキの種類と性能を理解し、メーカーやしかるべき機関が評価した結果を把握しておきましょう。

自動ブレーキを比較するには種類を知るべき!

現時点(2019年6月時点)では、自動ブレーキは以下の4種類に分類できます。

1.自動ブレーキ(対車両)

車両に対して作動する自動ブレーキ。自分が運転する車の走行速度が所定の範囲内の場合に作動する。渋滞時の追突防止などに役立つが、非常に速度が低い時には作動しないことがある。

2.自動ブレーキ(対歩行者・昼間)

前述の車両に対して作動する自動ブレーキのみでは、通常は歩行者に対しては作動しない。対歩行者用に開発された自動ブレーキが必要。昼間の明るい環境下で対歩行者に対して作動する自動ブレーキがまず搭載され、最近、後述する夜間でも作動する自動ブレーキが搭載されるようになった。夜間で作動するものでなければ、明るい環境下に限定して作動する自動ブレーキであるということを認識しておく必要があります。

3.自動ブレーキ(対歩行者・夜間)

研究開発により自動ブレーキシステムの性能が向上し、夜間でも対歩行者に対して作動する最新の自動ブレーキシステム。夜間に大人が道路を横断する状況を想定して開発されています。したがって、これ以外の状況では作動しない可能性があることは理解しておいた方が良いでしょう。メーカー等から作動しない状況の検証結果は公表されていませんが、背の低い幼児が道路に飛び出してきた場合や、意識不明となった人が道路に倒れている場合は、作動しない可能性が高いです。これは国語の問題ではなく、技術的な限界ですので、「対歩行者」と表記されている場合でも、すべての歩行者に対し必ず作動するわけではありません。

4.ペダル踏み間違い時加速抑制

停車状態から急速にアクセルを踏み込んで衝突しそうになる状況で作動する加速抑制システム。近年、コンビニエンスストアの駐車場で、バックにギアを入れた状態で前に進もうとしてアクセルを踏み込み、コンビニの店内に車が飛び込むような事故が発生しています。このような状況などを想定して開発されたものです。

自動ブレーキが開発され、自動車に搭載されたのは1から3の順番です。したがって、順番が後になるほどそれよりも若い番号の機能も備えていることがほとんどです。また4についても最近搭載されるようになりましたが、搭載の有無は車両ごとに確認することになります。

以上のように自動ブレーキには種類があり、それらが作動する条件・環境も異なりますので、自分が運転する車の自動ブレーキの性能を確認しておきましょう。通常は、最新の対歩行者・夜間の自動ブレーキがもっとも優れています。


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自動ブレーキを比較する!ランキングは?

日本で自動ブレーキが搭載車が登場してから10年以上が経過し、限定的な条件下で作動するものであっても、少なくてもそれらに当てはまる条件下の衝突事故防止・被害軽減には威力を発揮してきました。メーカーや損害保険会社の調査でも、自動ブレーキ搭載車の方が事故率が低いという結果が出ており、自動ブレーキ搭載車の保険料を割り引く動きも見られます。

したがって、一般的なランキングとしては、「自動ブレーキ未搭載車」よりは「自動ブレーキ搭載車」の方が上で、自動ブレーキ搭載車の中では、前述のより最新の高機能なものを搭載している車の方が上です。これらは、各メーカーのサイト内で、自動ブレーキ搭載の有無とその機能についての説明を読めば確認できますので、比較的簡単にチェックできます。

最新の高価格帯の車にはほぼすべて標準装備されていることが多いですが、価格帯が下がってくるとオプションとなったり、設定が無い場合もあります。

詳しい車種ごとの自動ブレーキの評価結果は、JAF会員であれば会誌「JAF Mate」に掲載されることが多いので確認すると良いでしょう。また独立行政法人 自動車事故対策機構のサイト内でも「予防安全性能アセスメント」のページにポイント制で評価ランキングが掲載されています。

前述のような機能の自動ブレーキが搭載されていれば、基本的にはある条件下で機能しますので、あまり細かなポイント・評価結果を見るよりは、装備の有無を確認する程度で十分でしょう。搭載されているのにあまりに評価結果が悪いのは問題があり、あまり見受けられませんので。

まとめ

自動ブレーキについては紹介しました。近い将来は自動ブレーキ搭載が義務化される見込みです。自動ブレーキを搭載する分だけコストアップになりますので、それが最近の車価格の上昇に関係しているとも言われますが、交通事故を起こしてしまった時の状況を考えれば必要な投資と言えるでしょう。

交通事故死者数は、自動ブレーキによってもっと減らせるはずです。こちらの記事「交通事故死者数は自動ブレーキでもっと減らせる!義務化は2020年!」で紹介しています。

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