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テニスで脱力するコツ・方法は?脱力してフォアハンドストロークとサーブを打つメリット!

テニス

テニスの中級レベルの人で、練習しても自分が打ったボールの回転数やスピードが上がらない・安定しない・フットワークがあまり良くないという場合は、無駄な力が入り過ぎている可能性があります。

意識して脱力すると、これまでよりもワンランク上のレベルに上達できるかもしれません。以下に紹介します。

▼▼テニスの上級者を目指す人のフォアハンドストロークについてはこちら▼▼
テニス上級者への道!フォアハンドストロークを武器にする!

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テニスで脱力してフォアハンドストロークとサーブを打つメリット!

トッププロのフェデラー、ナダル、ジョコビッチなどの動画を見ると、正に世界最高峰のテニスですので、強力なショットの応酬があります。トッププロですので、もちろんかなり身体は鍛えられており、強い筋力であるはずです。

しかし、サーブやフォアハンドストローク、バックハンドストロークを打つ時に、渾身の力を込めてスイングしているかと言うと、無駄な力を使わずに効率よく身体を使ったスイングであることがわかります。

トッププロは、世界中を転戦して、ハードスケジュールの中で多くの試合に出場します。グランドスラムなどの5セットマッチでは、試合時間が長時間になります。例えば2019年のウインブルドンの決勝、ジョコビッチ対フェデラーの試合は、試合時間が4時間57分でした。

これだけ長時間ボールを追いかけ、打ち続けるわけですし、さらには勝ち上がるほど年間の試合数も増えますので、無駄な力が入っていないような効率の良い身体の使い方をしなければ体力が持ちませんし、上手く脱力しなければ怪我をしやすくなります。

つまり、脱力することで体力を温存するとともに、怪我を予防しています。これは一般のテニスプレーヤでも、試合でガチガチに緊張し、力んでしまうとすぐに体力を消耗し、場合によってはどこかを痛めやすくなることからも、実感できるのではないでしょうか?

またある程度威力のあるスピードボールを打つ、ヘッドを走らせて回転量の多いボールを打つ場合には、無意識に力んでしまいがちですが、上手く脱力することで、ラケットを効率良く振ることができ、スピードおよび回転量ともアップできることが多いです。

適度に脱力した方が良いことは全てのショットに対して言えることですが、エースを狙って決めに行くことが多いサーブやフォアハンドストロークでは力みやすいために、特に言えることです。

さらに脱力することで身体のバランスも良くなり、フットワークにも良い影響が出ます。

詳しく以下で解説します。

脱力しすぎ?脱力するコツ・方法は?

ヨガでは床に横になって、全身の力を抜くという方法を実践することがあります。テニスの場合、コートで走り回ってボールを打つわけですので、脱力するといってもヨガのように本当に全身の力をすべて抜くということではありません。

そんなことをしたら立っていることもできませんので・・・。通常は、力み過ぎないようにして、余計な力を抜きながらも、適度な力を入れることを意味します。この加減がなかなかわからないんですね。

脱力するコツは、まずラケットのグリップを握る力にあります。握る力を弱めると、スッポ抜けてラケットが飛んでしまうので、通常はフルスイングできません。

もちろん握力を完全に緩めてしまうとラケットを落としてしまいますので、そこまで緩めることはありません。どんなに緩めてもスイング中にスッポ抜けない程度には握っているのですが、それでもスイング中にずっと強い力で握っているわけではありません。

スイング中の強く握るタイミングについては、以下のデビルチャンネルの動画シリーズがわかりやすいです。

このシリーズでは、ペットボトルを持ってスイングしてみて、ペットボトルを力を入れて握りしめる時に「クシャ」という音がするタイミングで力の入れどころを見つけています。

上の動画ではあの有名な鈴木貴男氏が特別出演しているのですが、あまりに達人過ぎて一般人にはその奥深さが理解しきれない部分もあるかもしれません。

鈴木氏が常におっしゃっているのは、テニスは対人競技で、相手の打ってきたボールに合わせて自分で力の加減をするということなのですが、この回ではボールを紐でぶら下げて空中に静止している状態でペットボトルを使ったので、無意識に非常に弱い握りになっているようです。

動画中でも説明していますが、フェデラーが強いボールを打ってきた場合などはもっと力を入れて握らないと弾かれてしまうとのことで、その場合はペットボトルの音ももっと大きくなります。

また握る時の各指の力の入れ方まで説明してくれていますが、一般的には5本全ての指を強く握る「ドラえもん握り」はリストが使えなくなるので良くなく、3本ぐらいの指でしっかり握る人が多いです。

これも絶対的な正解があるわけではなく、人それぞれ試行錯誤して自分に合う握り方を見つけています。

参考までにデビル氏のフォアハンドストローク中の力の入れ方について動画を以下に紹介しておきます。

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脱力してフォアハンドストロークとバックハンドを打つ

前述のグリップの握り方を調節したら、次に脱力を意識するのは特に腕です。

フォアハンドストロークおよびバックハンドストロークでは、テイクバックし、そこから捻り戻しでスイングし、インパクト後にフォローするまで振り切ります。

これを腕に力が入り過ぎたままで行うと、滑らかなスイングになりませんし、すぐに体力を消耗してしまいます。

基本的には体幹の捻りと捻り戻しで腕を振り回していくイメージです。腕が脱力できていれば、自然とグリップエンドから引っ張るように前に出ていくような動きになります。

テニス雑誌の連続写真などを見ると、このグリップエンドから引っ張られるように前に出ていくところが静止画で確認できるので、これを意識的に真似しようとしたことがあります。

しかし、手首に力を入れて背屈させ、力を入れて前に出そうとすると、手首や肘を痛めたりすることが多くなります。

これは脱力した状態で、体幹の捻り戻しによって腕を振り回す時に自然にそのような動きになるようにして行うものです。そうすれば手首や肘を痛めるリスクは低くなるでしょう

そしてイメージするボールのスピードと回転量、打点に合わせて、スイング軌道とフィニッシュの位置が適切になるようにスイングします。脱力した方がラケットヘッドが走りやすくなり、楽にボールに回転をかけることができます。

体幹の捻りや捻り戻しには、腰を使うという意識よりは、肩を捻りに合わせて回すという意識の方が良いでしょう。

腰を意識して捻りと捻り戻しを行うと、腰に力が入り過ぎて痛めるリスクが高くなるためです。

またテニスでは相手の打ってきたボールに合わせて、前後左右に動きながらスイングしなければならず、ゴルフのようにいつでも理想的なスタンスで打てるわけではありません。時にはランニングショットのように、走り込みながらスイングして打ち、その後に止まって、元のポジションに戻るというような動きもあります。

体幹の捻りに合わせて肩を回すという意識ならば、そのような動きの中でも脱力したスイングをしやすくなります。

脱力してフォアハンドとバックハンドを打つとフットワークも良くなる

前述のように脱力し、体幹の捻りに合わせて肩を回すような意識でスイングしてみると、上半身に余計な力みが無くなってきますので、身体のバランスが良くなり、結果としてフットワークも良くなります。

野球のバッティングのように、ピッチャーがストライクを投げてきた場合にそこで待ち構えていて打つという場合ならば、足場をしっかり固めて、どっしり構えてスイングするのも良いでしょう。しかし、テニスはそうではなく、相手がどこにボールを打ってくるのかが事前に分からず、相手が打った後に瞬時にそのボールを打てる場所まで移動しなければなりません。

時には十分な体勢、理想的なフォームで打てないこともあります。そんな時でもスイング軌道とラケット面およびインパクトに集中して、上手くボールにタイミングを合わせるようにすれば、下半身はバランスを取ることに集中できます。

もちろんフットワークもいろいろな状況を想定して練習しておく方が良いですが、ボールにラケットを上手く合わせることに集中すれば、何とかなることが多いですし、むしろフットワークも臨機応変で対応できることが多いです。

中級者のよくある失敗は、振り遅れないようにテイクバックを早くするように努力するのですが、足の位置を決めてテイクバックするのが早すぎて、打ちたい打点にボールが来てくれなくて、体勢が崩れてミスショットになってしまうパターンです。

このようなミスも前述のような意識を持ち、ボールにラケットを上手く合わせる意識を持てばミスも減り、球際に強くなります。

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脱力してサーブを打つ

サーブも力みやすいショットの1つです。力が入りすぎると、手首や肘を痛めやすいです。またスピンサーブなどで背中を反らせる打ち方をした時に、腰・背中・首・肩などを痛めやすく、怪我の程度によってはテニスを続けられなくなるほど深刻になる場合もあります。

まずは怪我を防止するために、力み過ぎず、無駄な力を抜いて打つことを心がけましょう。

基本的にはサーブのスイングの中でどこで力を入れるべきなのか理解しましょう。脱力してから力を入れるようにしないと、ヘッドも走らず、スピードのあるサーブが打てません。

サーブの脱力の方法については、松尾友貴プロの動画で詳しく説明していますので、紹介しておきます。

まとめ

テニスで脱力してフォアハンドやバックハンドを打つことのメリットとその方法について紹介しました。実際に自分でやってみるとそのメリットが実感できるでしょう。

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