テニスの中級者が上達するにはいろいろな人と練習・試合をすべし!

テニス

週に1回テニススクールでテニスの練習をしている中級者で30歳以上の人は、上達が止まっていると感じている人も少なくありません。実際、何年も中級に留まり、上級に昇格できない人が多いです。上達するための練習方法としては、いろいろな着眼点のものがありますが、ここでは「いろいろな人と練習・試合をする」という方法を紹介します。

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テニスの中級者が上達するにはいろいろな人と練習・試合をすべし!

良いテニススクールならば、初心、初級、中級、上級、トーナメントなどのレベル別にレッスンクラスが分けられ、それぞれに合わせたレッスンメニューと課題が設定され、計画的にレッスンが行われています。したがって、まずはそのレッスンメニューと課題を理解し、コーチの指導に従ってレッスンに励めば着実に上達するでしょう。

しかし、コーチに対してスクール生の数が多く、あまり細かな指導が受けられないということと、コーチの指導方針や一緒にレッスンを受けるスクール生のタイプにも影響を受けます。レッスン中にコーチとだけボールを打ち合うわけではなく、他のスクール生徒と打ち合う時間も長いからです。

私が長年レッスンを受けているテニススクールのコーチは、指導方法が丁寧で、ボールがコントロールできないようなハードショットを打つと、丁寧に打つように指導されることが多いです。試合形式の練習の時も、スピードボールを打つのではなく、しっかりとコースを狙ってスピン回転やスライス回転を適切にかけながら打つように指導されています。

スピードボールをバカ打ちする人ばかりでは、ネットやアウトが多くなり、すぐにポイントが終わってしまいますので、意図した練習ができないこともあります。それだけに丁寧な指導をするコーチに恵まれたお陰で、一緒に練習するスクール生も丁寧にボールを打つ人が多く、良い練習ができます。

これはこれで良いのですが、テニスは「対人競技」であるということを忘れてはいけません。テニスでは人によって球筋が違いますし、試合での組み立ても違います。いつも同じ相手とばかり練習していると、その人達のテニスが無意識のうちにイメージとして刷り込まれ、違うテニスをする人と試合をした時に対応できなくなることがあります。やはり、いろいろな人とテニスの試合や練習をすることで、いろいろなテニスを体験することができますので、レベルアップするための貴重な経験になります。意識してそのような機会を作りましょう。

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テニスの中級者がいろいろな人と練習・試合をするには?

そうは言っても、テニスをするためには相手を探して、コートを確保しなければならないので、案外いろいろな人とテニスをすることは難しいことです。テニススクール生ならば、多くのスクールで振替制度がありますので、まずはそれを利用してみると良いでしょう。これはもともと所属していたレッスンクラスを、都合が悪くなって休んだ時に、他の日時のレッスンクラスへその分を振り返る制度です。

通常は回数制限があることが多いのですが、もともとのレッスンクラスに出席できない時にその分を振り返るわけですので、それほど多くの回数を振り返ることは難しいでしょう。おすすめなのは、スクールによってはレギュラーのレッスン以外に、数回分のフリーのレッスンチケットを購入するなどして、自由にクラスを選んでレッスンを受けられる制度を導入していることがあり、それを利用する方法です。実際、私はGODAIテニススクールでフリーのチケットを購入してレッスンを受けています。これは非常に貴重な体験となっています。

また積極的に草トーナメントなどに参加してみるのも良いでしょう。トーナメントもテニススクール主催のものであれば、レベル別になっていることがほとんどで、自分と同レベルの人と試合ができます。テニススクールもある程度大きいスクールであれば、自分と同レベルの人も多く、ほとんどが初めて対戦する人ですので、良い経験を積むことができます。


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テニスの中級者がいろいろな人と練習・試合をすると何が良いのか?

それでは具体的に詳しく考えてみた場合、中級者がいろいろな人と練習すると何が良いのでしょうか?

まずはボールのスピード。中級者ならばプロではありませんので、サービスやフォアハンドストロークのスピードと言っても限度がありますが、それにしても普段丁寧なテニスをしているクラスならば、ボールの平均速度がもっと速い人々のクラスに出会うことがあります。

いつもよりもボールスピードが速いと、いろいろな動作が遅れ気味になり、最初はミスが多くなります。ここで落ち込む必要はありません。中級レベルならば速くても、サービスならばフラットか曲がりの小さいスライス、ストロークならばフラットドライブ系のボールであることがほとんどで、ある程度一緒に練習すれば素直な球筋なのでタイミングを合わせることができるようになります。

コーチや上級者のボールを打つ機会があれば、もっとスピン回転やスライス回転をかけてボールを自在に操れる人が多いことが分かるでしょう。ボールスピードは少し抑え気味でも、しっかり回転がかけられて、場合によってはサイドスピンも加わっていたりすると、慣れるまでにかなり手こずります。レベルの高い人は、さらにこれらの球種を意図的に混ぜて相手に慣れさせないようにしますので、さらに大変です。スピードだけでなく、いろいろなボールの回転・軌道を駆使すれば、相手を効果的に攻めることができるということを早く体験して理解するようにしましょう。

試合形式の練習や実際に試合をしてみると、ある程度試合慣れしている人は、必ずしもいつも全力でボールを打っているのではなく、スピードを抑えて、回転をかけ、しっかりコースを狙って打っていることがわかります。さらに1球で決めようとするのではなく、数回の配球の組み立てで決める攻撃パターンを持っています。これも一緒の練習や試合をしてみれば、リアルに体験できます。

テニスで上級レベルに昇格するなど、上達しようとするならば、試合で勝つことを目指すべきでしょう。それにより、スクールのレッスンでのボレストやベースライン間でラリーするような練習ではなく、お互いに相手が打ち返せないように工夫してボールを打つということが本来のテニスというスポーツであるということを再認識できます。そして試合に勝つためには、スピードボールを打つだけがベストな方法ではないことも理解できます。

テニスの中級者が対戦すべき相手のタイプ

テニスの中級者が試合で勝てるようになるには、やはりある程度試合経験を積むことが近道です。試合でたくさん負けなければ強くなることはできません。試合経験が少ない中級者が早めに経験した方が良い対戦相手のタイプを2つだけ紹介します。

1つは、いわゆる「オバテニ」タイプの相手(*必ずしもある年齢以上の女性という意味ではなく、あくまでもテニスのプレイスタイルを意味します)。このタイプとダブルスで対戦すると、スピードボールをほとんど打たず、しっかりコースを狙い、ボールを沈めたり、頭上を超えるロブを駆使したりして、振り回されます。普段、威力のあるスピードボールを打てる人でも、このような相手ではネットやアウトのアンフォーストエラーが多くなり、自滅してしまうことが多くなります。無理にスピードボールを打つのではなく、コースを狙うこと、組み立てを考えることを学べるでしょう。

もう1つは、自分よりも上のレベルの相手。上級者ならば、オバテニのようにしっかりコースを狙い、組み立てで相手を崩し、ポイントを決めるということは当然できます。さらにスピンやスライス回転も駆使しますし、スピードもありますので、基本的にボールの威力が高いです。つまり、オバテニを知って、自分でもそれがある程度できるようになると、中級レベルでは勝率が上がってきますが、それで満足しないように上級のテニスを体験すべきということです。普段の練習からボールをコントロールしながらも、スピード、回転という点でもさらにレベルアップする重要性を理解しましょう。

まとめ

テニスの中級者がレベルアップするには、いろいろな人をテニスをすることが効果的です。いわゆる「武者修行」という感覚で、積極的にいろいろなところへ行ってテニスをすれば、メンタルも強くなれるでしょう。

テニスの試合で勝つためにはいろいろな球種を混ぜるべきことについてこちらの記事で紹介しています。

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