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テニスの試合で遅いボールを活用する!速いボールだけでは危険!

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テニスのトッププロの試合を観ていると、200km/hレベルの高速サーブでエースを獲ったり、コースを読み切って強烈なリターンを叩き込むシーンがあります。ストローク戦でも、チャンスボールを叩き込んで決めるシーンもあります。そんなシーンを見ると、「自分もスピードボールを打ち込んで決めたい!」なんて思うこともあるでしょう。実際、テニスの試合では、全力でスピードボールを打ち込めば良いのでしょうか?以下に解説します。

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テニスの試合で遅いボールを活用する!速いボールだけでは危険!

自分が全力で打ち込んだボールでいつもエースが獲れれば快感ですね。しかし、現実はそれほど甘くはありません。全力でスピードボールを打ち続けることには、明らかにいくつかのデメリットがあります。それらは例えば以下のようなものです。

1.スピードボールはアウトやネットになるリスクが高い

ボールのスピードが上がるほど飛距離が出やすくなりますので、わずかなコントロールミスでアウトしてしまうリスクが高くなります。そのためネットギリギリを通そうとすると、今度はネットするリスクも高くなります。試合経験の浅い人ほど、スピードボールばかり打とうとして自滅するパターンが多いのはよく知られたことです。自分がコントロールできるボールスピードを把握しておくことが重要です。

2.体力を消耗しやすい

スピードのあるボールを打とうとするには、力を入れてボールを打とうとするわけですので、当然のことながら体力を消耗しやすくなります。例えば、どんなにトレーニングをしている人でも100mを全力で走った後に、そのままさらに400mを走ったら、疲労が蓄積してペースが落ちてくるはずです。テニスにおいても同様で、試合を終えるまで戦いきれるような体力面からのペース配分を考えなければなりません。特に相手が遅いボールで粘ってつないできた時に、自ら打ち込んで速いボールを打とうとすると、余計に力を使うことになります。相手のボールが遅い場合は、ラケットに当てただけではスピードはそれほど出ませんので、自分のスイングでパワーをボールに伝えなければならないからです。

3.速いボールが返ってくることが多い

速いボールは、軽く合わせるだけで速いボールとして打ち返せます。反対に速いボールを、遅いボールとして打ち返す方が難易度は高いです。テニスでは自分がボールを打った後に、急いで移動すべきポジションに移動し、スプリットステップをして相手の打ってくるボールに備えなければなりません。しかし、あまりにボールスピードが速いと、それらの動作が間に合わないことが多くなります。つまり、カウンターショットを食らうような形でポイントを獲られてしまうことが多くなります。

4.単調になりやすい

スピードボールを全力で打つと、ほぼ同じスピード&回転のボールとなりやすく、結果として単調なボールになります。スピードも、トッププロのように速ければ良いかもしれませんが、一般の中級レベルであれば限度があるでしょう。スピードがあっても、単調で同じようなボールが続けば、相手は慣れてきてしまいます。

このように、ひたすら速いボールを打つということは、案外デメリットがあることが理解できるでしょう。遅いボールを上手く活用しましょう。

テニスの試合で遅いボールはなぜ有効なのか?

速いボールには前述のようにデメリットがあることを述べました。今度は遅いボールのメリットを考えてみましょう。

1.アンフォーストエラーを減らせる

テニスは確率のスポーツですので、アンフォーストエラーが多過ぎると勝てません。中級レベルの試合ではアンフォーストエラーが多く、これを減らすだけでかなり勝率が上がります。

2.コースを狙いやすくなる

もちろんボールスピードが遅ければ良いというわけではなく、自分がコントロールできる範囲である程度のスピードは必要でしす。あくまでも「自分がコントロールできる範囲」ですので、高い確率で狙ったコースに打てることになります。配球を考えて打つべきですし、試合をしながら、相手の苦手なコースなども見えてくるでしょう。

3.ドロップショットやロブを使えるようになる

ひたすら全力でスピードボールを打つのではなく、スピードをコントロールするように打っていれば、ドロップショットやロブなどを打つセンスも磨かれるでしょう。いずれも力の加減や飛距離の調整が大切なショットだからです。中級レベルでは、高いロブを粘り強く深く打つだけでも簡単にはポイントが取れませんし、ある程度のスピード&回転のボールを打ちながら、ドロップショットを打たれると対応が難しいものです。

このように明らかに遅いボールを打つメリットはありますし、実際、試合では有効です。


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テニスのダブルスの試合ではどんなボールを打つべきか?

テニスのダブルスでは、前衛にポーチされないように、スピードボールを打ちたくなるかもしれません。しかし、クロスに打つということが読まれている場合、速いボールを打ってもコースが甘ければ簡単にポーチされてしまいます。むしろ速いボールほど角度をつけるとサイドアウトしやすくなりますし、しっかり入れようとするとコースが甘くなることがあります。

ある程度スピードを抑えたボールであれば、前衛に捕まらないように角度をつけながら沈めることもできます。またストレートやストレートロブなども打っておき、簡単にコースを読まれないようにすることが重要です。そうすればある程度コントロールできる程度のスピードで、前衛をかわせるでしょう。

遅いボールを打つことで、ボレーも合わせただけでは強いボレーになりにくくなります。速いボールを打つと簡単に合わせるだけで強いボレーがすぐに返ってきますので、そのような点でも速いボールはリスクがあります。速いボールを打つ時は、とにかくネットギリギリの低い所を通すことを心がけましょう。低くなるほどボレーもバックアウトしやすくなりますので、スピードを抑える必要が出てきます。

スピードボールを精度高くコントロールできなければ、ある程度スピードを抑えて、ボールが浮かないようにコースを狙って打つことがまずマスターすべきことです。

テニスのシングルスの試合ではどんなボールを打つべきか?

シングルスの場合、レベルが上がるほどある程度ボールの威力を求められます。もちろん自分でコントロールできる範囲のスピードで打たなければなりませんが、チャンスボールが来た時に決めに行けるような威力のあるボールが打てないと、粘ってつながれて形勢逆転となりやすいです。したがって、長期的には地道にストロークの威力を高める努力を継続した方が良いでしょう。

順序から言えば、まずはループボール。スピン回転がかかっていて、ネットの高い所を通過し、相手コート深くに届くボールを安定して打てるようになりましょう。次に少しネット上を通過させる位置を下げ、スピンをかけて速いボールを打つ練習をしましょう。緊張する試合でもラケットを振り切ってコートに入れられるようにすることが大切です。これもコントロールできる程度のスピードから始め、徐々にスピードアップするようにしましょう。

スピードという点ではフラットドライブの方が速いボールを打てます。中級者の場合、トップスピンを習得する前にフラットドライブを習得していると思います。それを試合で効果的に活かすには、コートのどの位置からどのコースにどれぐらいのスピードで打てばフラットドライブを入れられるのか、試しながら確認していきましょう。そして、相手からの返球が甘くなり、比較的遅いボールが来た時に打ち込むと良いでしょう。相手からのボールが速い場合は、フラットドライブで打ち返そうとするとコントロールできないほどのスピードが出てしまうことがあります。そんな時は、遅いボールで返す、スピン・スライスで返すなどとして、1球返して、チャンスボールを待ちましょう。

自分からスピードボールを打って、それでも相手が打ち返してきた時に焦らないことも大切です。チャンスボールと思って打ち込んだ時は、無意識に次のボールへの準備が遅れがちです。そんな時に返球されると打ち損じてしまうことがあります。速いボールを打った後などに、ドロップショットなどの遅いボールを組み合わせると効果的な場合があります。1発で決まると考えず、組み立てを考えるようにしましょう。

まとめ

テニスの試合での速いボールのデメリット(リスク)と、遅いボールのメリットについて解説しました。単調にならないように、いろいろなボールを組み合わせて効果的に打つことを考えましょう。

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