マスクを自分で作ろうと頑張っていらっしゃる方も多いですね。
「使い捨てマスクが入手しにくい」、「使い捨てマスクの不織布が肌にあわなくて布製にしたい」、「手作りして節約したい」、「好みのマスクを作ってみたい」など、理由は様々です。
知っておきたいのは、布製のマスクは生地の目が荒くて、飛沫や花粉を捕集する機能が高くありません。そこでおすすめなのは、マスク用の不織布を布製マスクの中にはさむ方法です。
このような使い方をする不織布はどこで売っているのでしょうか?以下に紹介します。
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不織布はどこで買えるの?売っているお店は?
通常の使い捨てマスクは不織布で作られています。3層構造になっていて、真ん中の層が目の細かい不織布になっていて、小さな飛沫や花粉を効率良く捕集できるからです。
つまり、布製マスクでも、その内部に不織布をはさめばマスクの性能が向上するわけです。もちろんマスクを装着する時の顔側(内側)に取り付けても構いません。
おすすめはやはりネットショップです。感染拡大防止や花粉にさらされることを考えると、店舗に買いに行くよりもインターネットで注文して自宅まで届けてもらった方が助かります。
不織布はどこで買えるの?選ぶ時の注意点
マスク用の不織布をインターネットで検索すると、多数表示されます。しかし、それらは本当にマスク用にふさわしいものでしょうか?
不織布の性能について少なくとも以下のような2種類のものが販売されていますので、確認が必要です。
1.目の細かい飛沫・花粉の捕集機能が高い不織布
2.マスクの顔側(内側)に「あて布」的に使う不織布
「目の細かい飛沫・花粉の捕集機能が高い不織布」は、通常はポリプロピレンというプラスチックからメルトブロー法により製造されたものです。使い捨て不織布マスクなどで、花粉や微粒子などの捕集効果を評価されているもので、信頼性が高いです。
「マスクの顔側(内側)に「あて布」的に使う不織布」については、上記のようなフィルター機能を期待するような不織布ではありません。もともとそのような機能があるマスクの内側に当て布的に使い、直接顔が触れ難いようにし、ある程度繰り返し使用できるようにするものです。マスク不足の状況ではそれなりに意味があります。
これらのことを考えれば、布製マスクに組み合わせて使用するのは「目の細かい飛沫・花粉の捕集機能が高い不織布」であることが理解できると思います。もちろん、「マスクの顔側(内側)に「あて布」的に使う不織布」という目的で使うことを否定しませんが、高い捕集機能は期待できません。
不織布はどこで買えるの?案外少ない?
上記のことを理解し、「目の細かい飛沫・花粉の捕集機能が高い不織布」を探そうとすると案外少ないということがわかります。これらのマスク用不織布には、不織布マスクのパッケージ・販売サイトなどに記載されているような捕集機能の評価結果を示すものが記載されていない場合がほとんどです。不織布マスクでさえそのような評価結果を記載していない商品が多いので、不織布だけの販売会社ではそのような評価を受けられないのでしょう。
ある程度の性能があると期待できるものは、ポリプロピレンを用いてメルトブローで製造していること、ウイルス、花粉対策などと記載しているものです。前述のように、使い捨て不織布マスクのフィルターの素材はポリプロピレンであり、メルトブロー法で製造しているからです。
不織布を製造する方法は複数あります。その中でメルトブロー法がもっとも目の細かい不織布を工業的に作ることができる方法で、製造コストも他の方法に比べて高いです。つまり、メルトブロー法でわざわざ製造しているということで、目の細かい不織布と考えられます。それ以外の方法で製造したものは当て布的に使うタイプの不織布と考えられます。
現在は不織布マスクが品薄で、作れば作っただけ販売できます。したがって、不織布マスクメーカーがマスクに使用する不織布だけを外販するメリットは利益が減るので考えにくく、どのようなルートでショップまで届いているのかよくわからないですね。
したがって、実店舗で「目の細かい飛沫・花粉の捕集機能が高い不織布」が販売されているところもまだ確認できていません。不織布は販売されているのですが、フィルター機能について明記されていないものが多く、それらは「マスクの顔側(内側)に「あて布」的に使う不織布」と判断しています。
*以下、追記です。
ヤマシンフィルタ株式会社より、高性能のマスク用フィルターが販売されていることが確認できました。詳しくは、こちらの記事「不織布?ヤマシンナノフィルタはマスク用インナーシート」で紹介しています。
このようにマスクメーカー以外のメーカーが、手作りの布製マスクなどに使うための内部フィルターを製造販売する動きはあるようです。その製品の詳細や製造工程の情報まで公表しているようでしたら信頼性が高いでしょう。
まとめ
マスクにはさむ用の不織布がどこで買えるのかについて紹介しました。商品を購入する時には、どのような不織布であるのかよくご確認ください。
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