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4Kテレビの選び方は?アップコンバート・倍速駆動は?

投稿日:2017年8月30日 更新日:

4Kテレビの価格がずいぶん下がってきたので、売れています。そろそろ4Kテレビを買おうとお考えの方も少ないくないでしょう。4Kテレビの選び方について紹介します。

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4Kテレビは液晶?それとも有機EL(OLED)?

お店で販売されている4Kテレビを見ると、液晶テレビと有機EL(OLED)テレビがあります。有機ELテレビは、少し前までは韓国のLG社のもののみでしたが、現在はソニー、パナソニック、東芝から高価格帯でラインアップに加わりました。液晶テレビは幅広い価格帯のものがあります。

液晶テレビは、かつては画質についていくつかの弱点が指摘されていましたが、改良が進み、ほとんどの場合はそれほど不満を感じないレベルになっています。例えば、黒が黒らしく「真っ黒」にならない、コントラストが低いなどが以前は指摘されていましたが、直下型のバックライトでローカルディミングという技術を使うことで、コントラストが高い(HDR:ハイダイナミックレンジ)表示が可能になっています。

有機ELは、黒が「真っ黒」になり、より優れたコントラストが得られることが最大のアピールポイントです。かつてはかなり高額で、現在でも高額ではありますが、かなり価格は下がってきました。また電流を流して画素を自発光させる方式のため、高輝度&長寿命という点でまだ十分な耐久性がないのではないかと懸念されています。

あまり耐久性については、商品説明に記載されてなく、実際のところどの程度の耐久性があるのか不明です。今後、普及が進み、数年間使用したユーザーが多数出てきた時点ではっきりするでしょう。

現時点では、価格・性能のバランスから液晶テレビが選択肢も多く、おすすめと言えるでしょう。以下、液晶テレビについて紹介します。

(*有機ELテレビと液晶テレビの比較については、こちらの記事「有機ELテレビと液晶テレビの比較 買うならどっちがいい?」をご覧ください)

4K液晶テレビの選び方:アップコンバート

4Kテレビは、画素数(水平×垂直)が3840×2160あります。現時点では、ほとんどの人が購入後に地デジ(地上デジタル放送)のハイビジョン放送(画素数が1920×1080)を受信して視聴することとなります。

もともとの映像信号よりも画素数を4倍に増やして表示するという不思議なことが行われるわけです。これを可能にするのがアップコンバートの技術です。

本来の映像信号にはない画素の表示を計算で作り出すわけで、ある意味架空の絵を描くような不思議な技術です。それだけに同じ映像信号を受信しても、表示される絵がメーカー・機種ごとにかなり差が出ます。メーカー・機種によっては、ノイズが気になるものもあります。

できるだけ家電量販店などで、自分の目で興味ある機種を見比べた方が良いでしょう。その際に、営業用の高画質コンテンツの表示を見るのではなく、地デジの放送を表示してもらいましょう。ほとんどの人がもっとも長い時間、地デジを見るので、地デジのアップコンバート表示の具合が最重要チェックポイントとなります。

私は、ソニーのブラビア、シャープのアクオス、東芝のレグザを見比べた結果、東芝のレグザを選びました。インチサイズ、機種による差もあるので、できるだけ自分の目で見比べることが大切です。

(*4Kチューナー内臓の4Kテレビについては、こちらの記事「4Kチューナー内蔵4Kテレビが東芝から発売!」をご覧ください)


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4K液晶テレビの選び方:倍速駆動

ブラウン管の時代から、テレビは1秒に60コマ(フレーム)の画面を表示して、動画として表示しています。その点では液晶テレビも同じです。異なるのは画素の表示の仕方。ブラウン管では1画素ごとに点灯させ、消えていきますが、液晶では1ラインごとに画素を表示させ、次のフレームになるまでホールドします。このことが、液晶テレビでは動画を見た時に残像が感じられる原因となっています。

液晶テレビでは、フレーム数を60フレームから120フレームに増やすことで、この弱点を改良しました。1秒間に60フレームおよび120フレームですので、60Hzおよび120Hzと表記されることもあります。

難しい理屈はともかくとして、何よりも実物を見て体感するのが一番分かりやすいです。家電量販店で通常の液晶テレビと倍速駆動の液晶テレビを見比べて下さい。例えばスポーツのスタジアムなどの観客席を写しながら移動していく(いわゆる「パーンする」)ような画面を見ると分かりやすいです。

60Hzでは画面がザラザラするような感じがして、私は気持ち悪く感じます。それが倍速駆動になるとかなり滑らかで、気になりません。素早く動くものなどの表示も同様です。

液晶テレビならば、「倍速駆動」は付けておきたい機能です。

まとめ

4Kテレビを選ぶならば、アップコンバートと倍速駆動が重要であることを紹介しました。最近はテレビ事業の収益が厳しいため、製品のラインアップも絞られ、二極化しつつあるようです。低価格帯のテレビは、画面は小さめ・ハイビジョン・倍速駆動なしなど、徹底的に機能を落として安くしています。4Kテレビは、画面は大型・4K・倍速駆動が標準となりつつあり、高価格です。しかし、ほとんどが4Kテレビになってくると、差別化が難しくなるので、4Kテレビの価格も年々下がっています。テレビメーカーにとっては大変ですが、ユーザーにとっては買い時ですね。

4K/8K放送を見るための4Kテレビと8Kテレビについては、こちらの記事「4Kテレビを買った!4K/8K放送は見られる?8Kテレビの販売は?」をご覧ください。

液晶テレビなどの関連記事のまとめは、記事「4Kテレビ・コンテンツ・ビデオカメラと液晶・8K放送のまとめ」をご覧ください。

有機ELテレビ・照明については、こちらの記事「有機ELのまとめ」をご覧ください。

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