普段販売されているものがセールなどで割引で買えるとお得ですよね。
最近は「会員になると〇%引き」みたいなこともありますので、上手に安くできるチャンスを利用したいです。
また似たような割引の話で、「〇割引き」という場合もあります。
そんな時に「どれぐらいお得なのか?」や「割引後の価格」などがすぐに計算できるとお得度が理解しやすいですね。
割引計算の方法について紹介します。
パーセント割引価格を計算する方法
価格A円のG%割引した価格B円は以下ような計算式になります。
B=A×(100ーG)÷100
例えば価格1000円の5%割引の場合は、A=1000、G=5ですので、以下のようになります。
B=1000×(100ー5)÷100=1000×0.95=950円
電卓を使って計算する場合は、(100ーG)÷100の部分を先に計算してしまって、それにもともとも価格A円を掛けるとやりやすいです。
まずパーセントの意味は、全体を100%としていますので、G%引きならば、100ーGを計算すれば残りのパーセント(%)が求められます。前述の例のように5%引きならば100−5=95%ですね。
パーセント(%)を全体の比率に換算するために、100で割ります。全体の比率は、全体を1とした時の割合です。
例えば全体の半分ならば、少数で0.5となります。これについては後ほどさらにわかりやすく解説します。
パーセントが全体を100%としているため、それを100で割れば全体に対する比率が求められるということです。
これで(100ーG)÷100の部分の100で割る意味を説明しました。計算としては、100ーGを計算した後に、
「0.○△」の○と△のところにその数値を当てはめれば大丈夫です。
例えば30%割引であれば、100ー30=70ですので、0.70ということになります。
これを元の価格Aに掛ければ割引後の価格が求められます。
30%割引であれば、A×0.7を電卓で計算すれば良いわけです。
割引計算を簡単にする方法
前述の割引計算の説明から(100ーG)÷100の部分をすぐに計算できるようにしておけば、簡単に素早く割引計算ができることがわかります。
以下のように、全体に対する比率とパーセントの関係を整理しておくと「100で割る」などということをやらなくてもすぐに使えます。
5%=0.05
8%=0.08
10%=0.1
20%=0.2
30%=0.3
40%=0.4
50%=0.5
60%=0.6
70%=0.7
80%=0.8
90%=0.9
95%=0.95
100%=1.0
つまり、「100で割る」ということは、2つ位を下げて少数にすれば良いということになります。
G%割引の場合は、前述のように(100ーG)の部分を計算し、残った部分の%を上の対応関係から少数(比率)にして、それを元の価格に掛ければよいので、上のように整理しておくと便利です。
割引額を求める方法
前述のような割引後の価格を確認することの他に、割引額を計算して「お得度」を確認したいこともあります。これは前述の式のG÷100を計算することですのでより簡単です。
パーセントと少数(比率)の関係がわかれば、すぐにそれを元の価格に掛ければ割引額を求めることができます。
割引後の価格を求める場合も、割引額を先に計算し、それを元の価格から引く方が簡単な場合もあります。
例えば1800円の商品を10%引きで購入する場合、1800×0.1=180円が割引額になります。
これを元の価格から引くことで、1800ー180=1620円というように割引後の価格が求められます。
パーセント割引と○割引の関係
○割とは、全体を10とした時の割合を表すものです。
これも同様に全体の比率に換算できますし、その値から%とも以下のように関係付られます
1割=0.1=10%
2割=0.2=20%
3割=0.3=30%
4割=0.4=40%
5割=0.5=50%
6割=0.6=60%
7割=0.7=70%
8割=0.8=80%
9割=0.9=90%
10割=1.0=100%
したがって、これも前述の○パーセント割引の計算と同様に割引後の価格や割引額を求めることができます。
3割引ならば、割引後に残る7割を計算すれば良いので、元の価格に0.7を掛ければ求められます。
例えば2000円の3割引ならば、2000×0.7=1400円となります。割引額は2000×0.3=600円です。
何パーセント割引なのかを求める方法
セールなどで商品が値下げして販売されている場合があります。元の価格と値下げ後の販売価格がわかれば、何パーセント割引なのかを計算することができます。
元の価格をA円、値下げ後の価格をB円とすると、以下のようにまず元の価格の何パーセントなのかを求められます。
B÷A×100
これを100から引けば、割引きされたパーセントが計算できます。
100ー(B÷A×100)
例えば3000円のものが2250円で販売されていたとすると以下のようになります。
100ー(2250÷3000×100)=100ー75=25%割引
このように割引率が確認できると、どのくらいお得なのか確認しやすいですね。
iPhoneの電卓でパーセントの割引計算をする方法
最近はスマホを持ち歩いている人が多いので、売り場でもすぐにスマホの電卓で割引計算をすることができます。
基本的には前述のような割引の意味・数式が頭に入っていれば、%を比率に換算し、割引後に残る部分の比率に相当する少数を価格に掛ければすぐに求められます。
しかし、電卓をよく見ると「%」のボタンがある場合があります。実際、iPhoneの電卓には「%」ボタンがありますので、その使い方を紹介します。
以下、4000円の25%割引の計算を例として手順を説明します。
まず元の価格の4000を入力します。そして割引計算をしますので、「ー」(マイナス)ボタンを押します。




実は私は、前述のパーセント割引の式が頭に入っているので、あまりこの「%」ボタンを使いません。たまに使うと、使い方を忘れてしまうので、普通に計算してしまった方が早いので(笑)。
しかし、繰り返し計算する時などは、これを使うと便利です。
まとめ
パーセント割引きと〇〇割引きの計算について紹介しました。これらを使うと、買い物をする時にお得度がよく分かるので便利ですね。
消費税・濃度計算などのパーセントの計算方法についてこちらの記事で紹介しています。
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