仕事でスーツを着る人は、休日以外はほとんどスーツを着ることになるので、スーツについての悩みも多くなるようです。一般にスーツは数万円以上の価格ですので、スーツを着ることによる経済的な負担が大きいです。頑張って何着か買い揃えたスーツが、汚れ流・破けるなどの理由で着ることができなくなってしまうと結構困ります。
私もある年には、持っていたスーツの中の3着が着られなくなり、新しく買わなければならず、経済的に辛かったことがあります。スーツを長持ちさせる方法を知り、ケアをしてあげれば、経済的にも助かるでしょう。
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スーツはローテーションで着て休ませる
仕事などの関係で、月曜から金曜日の週に5日間(*必ずしも曜日が重要という意味ではなく週に5日間ということが重要です)スーツを着る人が多いようです。そのような場合、毎日同じスーツを着ることはスーツの生地に負担がかかりますので避けたいですし、2着で1日交代のローテーションでもキツイでしょう。
望ましくは3着以上でローテーションし、少なくとも1日着たら2日間は休ませた方がスーツが長持ちします。これについては3日間休ませるべきという説もあります。そうなると4着必要になります。
スーツを休ませると良い最大の理由は、着用した時の汗などの湿気をスーツの生地の繊維が含み、その状態で引っ張られたり、擦れたりするとダメージを受けやすくなるためです。したがって、スーツを休ませる時は、直射日光が当たらない風通しの良い場所に吊るして乾かす必要があります。
スーツのジャケット(上着)を吊るす時は、ハンガーに掛けます。厚みのあるハンガーを使うことで型くずれ防止に効果があります。自分の肩幅から2〜4cm程度引いた大きさのものが良いようです。人それぞれ体の大きさが異なり、服のサイズも異なるので、ちょうど良いサイズのものを使いましょう。
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スーツのズボン(スラックス)を吊るす時は、専用のハンガーがおすすめです。ズボン用のハンガーはいくつかのタイプのものが販売されていますが、裾部分で固定して吊るすタイプ、あるいはウエスト部分で固定して吊るすタイプのいずれかであれば、ズボンの途中部分に折り目ができず、吊るしながらシワが伸ばされるのでおすすめです。中には掴む力が弱いものもあるようですので、しっかり掴めるものを選ぶことがポイントです。
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スーツの汚れ・汗
スーツを着れば、どんなに注意しても汚れや汗が染みて着ます。必要以上に汚れや汗を気にしてもストレスが溜まるだけなので、汚れるもの・汗が染み込むものと思った方が良いでしょう。
スーツを脱いで、ハンガーに吊るしたら、軽くブラッシングして表面についた汚れや埃を落としましょう。埃は付着してから時間が経つほど繊維に入り込み、落ちにくくなりますので、こまめにブラッシングして落とすようにしましょう。
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食べ物・飲み物などが付着してできた汚れは、気がついたらすぐに落とした方が良いです。これも時間が経つほど繊維の奥深く入り込み、落ちにくくなります。食べ物・飲み物などの汚れは、強くこすったりしないで、濡らしたタオルなどを軽く押し当てて、汚れを移し取るようにして落としましょう。1回で綺麗になりませんが、これを繰り返すことでかなり汚れが目立たなくなります。汚れの程度にもよりますが、きちんと落とすにはクリーニング店で洗ってもらう必要があります。
暑い季節は、スーツに染み込んだ汗もかなり気になります。汗がたくさんスーツに染み込んだと思われる場合は、スーツのその部分に濡らしたタオルを当て、汚れを落とす時と同じようにタオル側に汗を移し取るようにしてケアしましょう。
一般にスーツはドライクリーニングすることが多いようですが、実はドライクリーニングでは染み込んだ汗を落とすことはできません。ドライクリーニングは油分を落とすことには適しているのですが、水が主成分の汗や水溶性の成分を落とすことには適していないからです。しかし、クリーニング店で「汗抜きをして欲しい」ことをしっかり伝えれば、通常のクリーニング店であれば対応してもらえます。
汗が残ったままにしておくとスーツがゴワゴワしたり、カビが生えやすくなります。特にドライクリーニングだけして戻って着た後に、ビニール袋に入れたまま長期間そのままにしておくとカビが生えてしまうことがあります。実際、私は持っているスーツの中でもっとも高いスーツをそのような経緯でカビだらけにしてしまいました。高いスーツほど普段着ないで、特別な時だけ着るようにしていたためです。
スーツの汚れ・汗に気をつけましょう。
スーツのズボンの後ろのポケットに注意
スーツを着ていてもっともショックなのが、スーツが破けてしまうこと。私が1年間で3つのスーツがダメになってしまった時はスーツの破れが原因です。スーツのズボンの後ろのポケット部分が裂けてしまったのです。
これはズボンの後ろのポケットにお財布を入れている人には高い確率で起こります。特に財布を入れたまま座っている時間が長いと、ポケット部分に負荷がかかり、ある日裂けます。私は、1年間で3つのスーツのズボンの後ろポケットが避けて以降、基本的にはそこに財布を入れないようにしました。
またズボンの股間部分、裾部分などが破損することも多いようです。ジャケットはどこかに引っ掛けて破けてしまうことが多いようですが、ズボンは動きが激しいのでこれらの場所が高い確率で破損します。そのためいくつかのスーツ店では、破損しやすい部分を最初から補強するサービスがあります。スーツを長持ちさせることを考えれば安い投資なので、私は補強しています。
ジャケットよりもズボンを破損することの方が多いので、スーツを買うときに2パンツを買えるならば、買っておくことをおすすめします。スーツは上下揃えて着るものですので、スボンが着られなくなってもスーツとしてはダメになってしまいます。2パンツならば、もう一本のズボンがありますので、確実にスーツとしては長持ちします。
もちろんジャケットがダメになってしまえばスーツとしてはダメなのですが、最近はクールビズのお陰でジャケットを着用しないでズボンだけ着用する日も増えているので、2パンツは意味のある選択でしょう。
まとめ
スーツを長持ちさせる方法について紹介しました。スーツを着る社会人にとっては、スーツは大切で高価なアイテムです。しっかりケアしてあげれば長持ちしますし、経済的にもメリットがあるでしょう。
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