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風呂釜を掃除しないと危険?掃除の方法は?そもそも風呂釜とは?

お風呂

お風呂に入り、浴槽につかって、リラックスする時間は「至福の時」ですね。海外出張などから帰って来て、久しぶりに浴槽につかると、「日本人に生まれて良かった!」と思うこともあります。きっと同じように感じる方も少なくないのではないでしょうか?

そんなお風呂ですが、浴槽やお風呂場は普通に掃除するとしても、風呂釜の掃除をあまり考えていない方もいらっしゃるようです。なんだか面倒そうな風呂釜の掃除は必要なのでしょうか?

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掃除の前にそもそも風呂釜とは?

「風呂釜」を「浴槽(バスタブ)」と勘違いしている方もいらっしゃるようです。昔は、いわゆる「五右衛門風呂」のように、浴槽を直接加熱してお湯を温めるお風呂があり、その名のごとく「風呂釜」と呼ぶにふさわしいものでした。

しかし、風呂釜そのものが加熱して熱くなるのは危険ですし、熱効率の関係もあって、現在使われている浴槽のほとんどは「釜」のように直接加熱されません。浴槽の他に風呂釜がある方式か給湯式のお風呂が主流です。

簡単な見分け方は、浴槽に入れたお湯を沸かし直す「追い炊き」機能の有無です。給湯式は「追い炊き」機能がありません。風呂釜式では、浴槽の水(お湯)を下水に流す排水口の他に、風呂釜へ水を導くための口があります。口が一つのもの(一つ穴)と二つのもの(二つ穴)があります。

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風呂釜を掃除する必要がある?

風呂釜は、通常は見えないところにあり、内部も確認できないので汚れに気がつきにくいです。実際のところ、風呂釜の中まで掃除しないといけないのでしょうか?

飲んで深夜に帰宅して、そのまま寝てしまって、翌日にお湯を沸かし直して入浴することがあります。家族が前日の夜に入って、翌日の沸かし直したお湯の臭いを確認すると、少々臭いことに気がつくでしょう。前日に何人入浴したのか、どれぐらい汚れていたのか、その後の水の温度がどのような状況であったのかにも依りますが、かなりの雑菌が繁殖している証拠です。

これまでにも銭湯でレジネオラ菌が繁殖し、入浴時に感染した高齢者が死亡するというショッキングな事故も報告されています。お風呂の残り湯内に増殖する菌は、通常はレジオネラ菌、大腸菌、サルモネラ菌などの身の回りに存在する菌です。それが残り湯という菌にとって快適な環境で、大量に増殖してしまうことで、入浴した高齢者や小さな子供、体力の衰えた人などが感染し、重大な病気に発展してしまうことがあります。

お風呂を沸かしたら、できるだけ連続して入浴してしまう方が衛生面から考えると望ましいです。追い焚きして入浴するのも当日までとして、翌日に残り湯を追い焚きして入浴するのは避けた方が良いでしょう。

どうしても入浴後、浴槽にお湯を入れたままにしておけば、雑菌が繁殖し、それが風呂釜の中まで入り込みます。お湯を抜いて乾かせば良いように思うかもしれませんが、浴槽からお湯を抜いて乾かしただけでは浴槽が綺麗にならないのと同様に、風呂釜内部も綺麗になりません。定期的に風呂釜を掃除しましょう。

「お風呂を久しぶりに沸かす!」「風呂釜を掃除したことがない!」という場合は特に注意が必要です。


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風呂釜掃除の方法

風呂釜は、通常は掃除の度に分解して内部を清掃するわけにはいきません。洗剤でお湯の流れる配管内部をつけ洗いにより洗浄しなければなりません。こすり洗いなどをして雑菌によるヌメリを落とすことができないので、風呂釜の汚れに適した洗剤で効率よく汚れを落とせるように、やはり風呂釜用の洗剤を使いましょう。


実は掃除そのものは簡単です。浴槽に風呂釜への穴の上10cm以上までお湯を入れ(残り湯でも構いません)、風呂釜クリーナー(専用の洗剤)をお湯に入れます。お湯を40℃に沸かし、12〜14時間以上放置します。夜、入浴後に風呂釜用の洗剤を入れて行うと良いでしょう。風呂のいす、洗面器なども一緒につけると、一緒に洗うことができます。洗浄後はすすぎもしっかり行いましょう。

まとめ

普段見えないところの汚れは見落としてしまいがちです。風呂釜も定期的に掃除しましょう。

お風呂の鏡が曇る原因と解決法についてこちらの記事で紹介しています。

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