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車の安全装備の必要性は?事故防止システムは役立つ?買い替えは?

投稿日:2017年9月24日 更新日:

車の5年目の車検の時期が近づいてきましたので、現在乗っている車を下取りに出し、買い替えることにしました。自動車のディーラーに行って、実際に車を見て、説明を聞くと、いろいろな車の安全装備があるようです。

これらの安全装備は本当に必要なのでしょうか?

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車の安全装備の必要性は?いらない?

車の自動ブレーキ(衝突回避システム)が注目されていますが、この10年ぐらいの間に色々な安全装備が登場してきました。もちろん新たな装備を付ければ、その分のコストがかかりますので、購入時の車の価格も上がります。

ただでさえ高額な買い物なので、少しでも安く買いたいという方がほとんどです。そのため、「慎重に運転すれば事故を防げそうなので、安全装備がなくても大丈夫なのではないか?」「以前はなかった安全装備なので、無くても大丈夫なのではないか?」と考える方もいらっしゃるようです。

本当にそのような考え方で良いのでしょうか?少し難しいかもしれませんが、交通事故防止の考え方についてできるだけ簡単に説明します。

1.運転技術を磨き、慎重に運転すれば、交通事故は減らせる

若葉マークの運転経験が浅いドライバーは、やはりベテランのドライバーよりも事故率は高いです。これは運転技術を磨くことで、交通事故を減らせることを示しています。

車庫入れや、狭い道でボディを擦ったりするような「車両感覚」に関わる事故は、車両感覚を磨く練習をすれば減らせるでしょう。急加速・急ブレーキなどをしないように注意すれば、追突などの事故も減らせるでしょう。車線変更についての事故も、練習することで減らせます。

2.事故事例を知り、どのような状況で事故が起こるかを理解して、事故にならないように運転することで交通事故は減らせる

JAFなどが交通事故の事例を公開しています。例えば、幹線道路ではなく、狭い住宅街の道では、急に小さな子供が飛び出してきて交通事故になるような事例があります。このような事例は、反射神経だけで回避できるものではありません。「飛び出しがあるかもしれない」という予測を基に、スピードを落として走行することで事故を防げる確率が高くなります。さらにできるだけ住宅街の生活道路を避け、少しぐらい遠回りでも広い幹線道路を選ぶことで、根本的に交通事故の確率を下げることができます。

3.自分のヒヤリハットを活かすことで交通事故を減らせる

交通事故に限らず、事故防止の活動として有名な「ヒヤリハット」というものがあります。1つの重大な事故の背景には、29件の軽微な事故、300件の「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)事故があるという法則に基づいたもので、「ヒヤリ・ハット」した段階でそれらを報告し合い、重大な事故を防ごうというものです。

車を運転していれば、誰でもヒヤリとしたり、ハッとすること、危険を感じることがあります。例えば「車線変更しようとしたら、死角にオートバイがいて、クラクションを鳴らされた」などということを経験したら、自分の運転にそのようなクセ・危険性があると受け止め、それを改善する努力をすれば交通事故を防止できる可能性があります。

4.ヒューマンエラーをゼロにすることはできない。交通事故は相手側に過失がある場合も多い

事故防止、安全管理の基本として、「ヒューマンエラーをゼロにすることはできない」というものがあります。人間ですから完璧は有り得ないのです。そのためミスが許されないような分野では、複数の人間で二重・三重の確認をしたり、コンピューター・機械などを活用してシステムとしてヒューマンエラーをバックアップするようにしています。

つまり、「慎重に運転する」ことにプラスして、安全装備を充実させた方が事故を減らせるのです。実際、自動ブレーキについては、大きく事故率が減らせることがすでに統計的に確認されており、自動ブレーキ装備車の保険料を下げるということまで決まっています。

また交通事故には、相手側の過失によるものもあります。前の車がその前の車に追突することで急停車し、止まることができずに自分の車も追突してしまうこともあるでしょう。そんなケースでも、自動ブレーキが装備されていれば、被害を軽減することができます。また多くの車が自動ブレーキを装備することで、そのような事故の発生を大きく減らすことができます。

結論としては、車の安全装備は、最新のものを付けた方が良いと思います。それは自分の身を守るだけでなく、社会全体の交通事故を減らすことに大きく貢献するはずです。

車の事故防止システム 役立つ装備は?

それではどのような安全装備があって、どれが役立つのでしょうか?

1.自動ブレーキ(衝突回避システム)

これは絶対に付けたい安全装備です。上で述べたように、自動ブレーキの装備によって追突事故の件数は格段に減らせます。現在運転している車に自動ブレーキが付いていないならば、それだけでも買い替える価値があると言えるでしょう。

実は、メーカー・車種により搭載されているシステムが異なり、性能に差があります。例えば前方を走る車を検知できても、歩行者は検知できるものと十分に検知できないものがあります。できるだけ高性能なものを選びたいです。

2.バックガイドモニター

これはかなり普及していますが、車の真後ろは通常はよく見えませんので、バックガイドモニターは必須と言えるでしょう。

3.コーナーセンサー

最近の車は、燃費向上・デザイン向上の観点から、車体の四隅がドライバーにはよく見えません。コーナーセンサーをつけることで、車庫入れ時などに車体をぶつける・こするリスクを大きく下げることができます。

車のバンパーをぶつけると、小さなヘコミでもほとんどの場合はバンパー交換ですので、修理費が5万円以上するでしょう。保険を使うと保険料も上がります。そう考えるとコーナーセンサーの価値がわかるでしょう。

4.ブラインドスポットモニター

車線変更する時に、サイドミラーで他の車・オートバイがいないか確認します。しかし、サイドミラーには死角があり、見落とすことがあります。その死角に他の車・オートバイがいた場合にインジケーターで表示してくれるサイドミラーがこのブラインドスポットモニターです。車線変更でヒヤッとしたことがある方、車線変更に苦手意識がある方にはおすすめです。

5.オートマチックハイビーム

最近、車のヘッドライトをハイビームにした方が良いということが報道されています。ご存知のようにハイビームにすると遠くまでよく見えるのですが、対向車は眩しくなり、事故原因となります。そのため対向車がいないときはハイビーム、いる時はロービームにすると良いのですが、切り替えが面倒です。それを自動でやってくれるのがこのオートマチックハイビームです。

6.横滑り防止装置

路面が濡れていた時に横滑りを防止するように自動で制御してくれる安全装備です。

7.サイドエアバッグ

エアバッグは標準装備ですが、サイドエアバッグはオプションです。横・斜め方向からの衝突には威力を発揮します。

8.衝突安全性の高いボディ

30年ぐらい前は、衝突安全性の高い車はボルボでした。他の車メーカーも、衝突試験を繰り返し、衝突安全性の高いボディを開発してきました。実際に事故になってしまった時に威力を発揮します。

これらの安全装備を付ければ、事故防止・被害軽減に役立つでしょう。

トヨタの踏み間違い防止システムについては、こちらの記事「踏み間違い防止 トヨタの仕組み インテリジェントクリアランスソナーを体験」をご覧ください。


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車の安全装備のために買い替える必要がある?

ここまでの説明から安全装備を付ければ、事故防止・被害軽減に役立つことはご理解いただけたと思います。

しかし、「毎日車を運転しているけれど、何年も交通事故を起こしたことがない。だから必要がないと思う」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、交通事故に遭遇する可能性を「確率」で考えてみたら如何でしょうか?

確率は、多少単純化して「運転時間あたり」あるいは「走行距離あたり」で良いでしょう。例えば片道2時間かけてある場所まで運転するとして、1日に1往復するとします。その時に交通事故に遭う確率を「千分の1」=「0.1%」であるとします。

1年間に300回往復するとすると、4年以内に1回事故に遭う可能性がありそうです。これを安全装備をつけることで、確率を「一万分の1」=「0.01%」にまで下げられるとすると、33年に1回まで事故の頻度が下げられます。

確率はサイコロのようなもので、上記のケースで示した最後の日に事故が起こるとは限らず、ずっと早い段階で「悪いサイコロの目が出る」こともあります。

運転経験が浅いドライバー、視力・反射神経・体力が衰えた高齢者ドライバーならば、そもそもの確率が上がります。それから最近、報道されているのは、運転中にドライバーが意識不明や急死して事故になるケース。そんな時も自動ブレーキがあれば停車できる可能性がありますが、なければ衝突するまで止まりません。

交通事故を起こした加害者の人生がどのようになるかを考えれば、お金さえ払えれば安全装備のために車を買い替える価値は十分にあるでしょう。

まとめ

最新の安全装備を付けた車が増えるほど、確実に交通事故は減ります。少しでも早く安全装備が普及すれば、社会全体で交通事故によって不幸になる人を減らせるでしょう。それが如何に価値のあることであるかを考えれば、貢献したくなるのではないでしょうか?

世界中で活発な研究開発が進められている車の安全装置や交通事故防止についてのまとめ記事「車の安全装置・交通事故対策のまとめ」もご覧ください。

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