降水量の目安!1mm〜80mmまで簡単に解説!定義と測定方法も!

雨雲レーダー 天気・気象

天気予報で雨が予想される場合、降水量も「ミリ(mm)」で表示されることがあります。最近の天気予報は精度も高く、非常に便利なのですが、「雨が1ミリ降る」と言われてもなんだかよくわかりませんね。降水量何ミリがどのぐらいの雨の強さになるのかの目安について解説します。

また降水量の定義と想定方法、ピンポイントでの降雨予想に便利な「雨雲レーダー」についても紹介します。

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降水量の目安

雨は、多くの場合、一定の強さで降るのではなく、強くなったり、弱くなったりします。詳しくは後で説明しますが、ここでの降水量は1時間の雨量を意味します。つまり、その1時間の中で強弱があったとしても、それによらず単純に1時間に降った雨の量だけを考えるということです。

降水量1mm未満

いわゆる霧雨程度です。短時間であれば雨の中を傘をささずに歩くこともできるでしょう。

降水量1mm

霧雨ではなく、一般的な感覚として「雨が降っている」という状況です。路面などがしっとりと濡れます。

傘などの雨具が必要です。

降水量3mm

雨の量が多くなり、舗装をされていない場所などでは水たまりができることがあります。

降水量10mm以上20mm未満

ザーザーと降る雨です。地面からの跳ね返りで足元が濡れます。

雨音で話し声が聞き取れなくなります。地面一面に水たまりができます。

降水量20mm以上30mm未満

土砂降りです。傘をさしても濡れます。
寝ている人の半数くらいが雨に気がつきます。地面一面に水たまりができます。

降水量30mm以上50mm未満

バケツを引っくり返したように降ります。傘をさしても濡れます。
寝ている人の半数くらいが雨に気がつきます。道路が川のようになります。

降水量50mm以上80mm未満

滝のように降ります。傘は役に立ちません。
水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなります。
車の運転は危険です。

降水量80mm以上

息苦しくなるような圧迫感のある降り方です。恐怖を感じます。
傘は役に立ちません。
水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなります。
車の運転は危険です。

*以上は、気象庁ホームページを参考にしました。

降水量とは?定義は?面積は関係ある?

降水量とは、降った雨の量のことです。特に但し書きなどが無く、単純に「降水量」と言った場合は「1時間に降った雨の量」のことです。

雨の量を測ろうとしてバケツなどを雨が降っている場所に置いたとすると、大きなバケツと小さなバケツでは並べて置いても大きなバケツの方が多くの雨が入り込みます。これでは降水量が分かり難いので、バケツの中に溜まった雨水の水深(バケツの底から水面までの深さ)で表します。

バケツのイメージですので、他の場所で降った雨が横から流れ込んでくることは無いようにします。

以上ではイメージしやすいように「バケツ」を例に挙げましたが、イメージとしてはバケツの上側の開口部の大きさと底面の大きさが同じになる、円柱のような形状のものになります。開口部と底面の大きさを同じにすれば、実は円柱ではなく、直方体でも中に溜まった雨水の深さは同じになります。

このため気象庁では、このように溜まった雨水の水深(底面から水面までの高さ)を降水量としています。その単位は「ミリ(mm)」で表し、特に断りが無い場合は1時間当たりの降水量(雨量)で「mm/h」の意味になります。

梅雨時期や台風などによって、数時間から数日間にかけて多量の雨が降る場合は、災害の危険を予測するために累積の降水量(ある期間内に降った雨量の合計)を表示することもありますので、注意しましょう。

降水量の測り方で面積は関係する?

前述の大きなバケツと小さなバケツの比較のように、雨を受け止める面積が広い方が多くの雨を貯められますので、降水量の測定に面積が重要なような印象を受けます。しかし、実際は極端に雨を受け止める面積が狭い(*例えば雨粒よりも狭いなど)ものでない限りは、面積に影響は受けません。

基本的な考え方として、単位面積(例えば1 m2)当たり0.01m3の雨が降るとすると、面積A m2とB m2の円柱状の容器では、それぞれ以下の量(体積)の雨が貯まります。

A (m2)✕0.01 (m3)÷1 (m2)=0.01A (m3)

B (m2)✕0.01 (m3)÷1 (m2)=0.01B (m3)

それぞれの雨の量を容器の面積で割れば、水深が求められます。

0.01A (m3)÷A (m2)=0.01 (m)

0.01B (m3)÷B (m2)=0.01 (m)

このように水深を求めるためには、容器に貯められた雨水の体積を面積で割ることになるので、降水量を水深で表すならば容器の面積は関係無いということなります。

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雨量計では、直径20cm程度の円形の開口部に入った雨を集めます。雨を受け止めた開口部の面積と雨水の重さを計測すれば、計算で水深を求められるので、雨量計では必ずしも円柱状にする必要がなく、漏斗状になっています。

降水量の測り方は?

日本の降水量は、国内約1,300か所に設置されているアメダス観測所(正式には「地域気象観測所」)にて観測されています。約17km四方の正方形で日本中を区分し、その正方形の中で1か所測定しています。

よく考えるとすごいですね!この観測網のお陰で、最後に紹介する「雨雲レーダー」などが利用できるわけです。

アメダス観測所では、雨量計を使って自動で計測しています。雨量計は、もちろん前述のバケツのようなものよりは格段に精密なものです。専門的には「転倒ます型雨量計」というものなのですが、詳しい説明は割愛します。これを使うと降水量が0.5mm刻みで計測できます。

したがって、約17km四方の正方形で区分されたエリアの降水量は、そこにあるアメダス観測所の雨量計で計測した雨量を基準として表すことになります。つまり、約17km四方の正方形で区分されたエリアの中では、局所的には雨の強さに差がある可能性はありますが、アメダスでの計測結果で代表するということです。

また1時間の雨量で表します。これも1時間の間に常に同じ強さで雨が降るということも無いと考えられますが、観測された雨量は1時間の間に雨量計に溜まった雨水の量ということになります。20分間に夕立で強い雨が降った場合と、1分当たりではその3分の1の量で1時間降った場合では、雨量計での計測結果は同じになるということです。

雨雲レーダーを活用しよう!

スマホに「Yahoo!天気」アプリを入れると「雨雲レーダー」が使えるようになります。

以下がiPhoneで見た雨雲レーダーのある日の画面です。

雨雲レーダー
全国のアメダスで観測した結果から現在からの天気の変化を確認できます(*1時間前も確認できます)。

画面の上部に降水量別に色分けされたカラーチャートがあります。これ色と降水量の対応関係を確認して、雨雲レーダーの地図を見ると雨の強さを把握することができます。

地図は拡大することができますので、夕立やゲリラ豪雨などの局所的な雨の降り方をチェックするのにも役立ちます。これは本当に便利です。ただし、予報ですので外れることもありますので、その点は理解しておきましょう。

雨雲レーダー(Yahoo!天気)のインストール方法と使い方については、こちらの記事「iPhoneの天気アプリのおすすめ!雨雲レーダーも使える!」で紹介していますのでご覧ください。簡単ですよ!

まとめ

降水量の目安と測り方などについて紹介しました。天気予報の意味を正確に理解できると本当に助かりますね。降水確率の意味については、こちらの記事「降水確率50%ならば雨は降らない?100%ならば絶対降るの?」で紹介していますのでご覧ください。

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