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ハイセンスとレグザは同じテレビなの?違いを比較!東芝は?どっちがいい?

レグザハイセンス4Kテレビ・ビデオ

日本のテレビ市場では、レグザ(REGZA)とハイセンス(Hisense)のテレビが売れています。

2023年の薄型テレビ販売台数シェアで、TVS REGZAは1位(24.9%)、Hisenseは3位(12.7%)です!

レグザ(REGZA)がハイセンス(Hisense)に買収されて以降、レグザの技術が活用され、ハイセンスのテレビの画質が見違えるように向上したため、日本でのシェアが伸びました。

そのため、ハイセンスのテレビのことを「廉価版レグザ」という方もいるようです。

それでは、レグザとハイセンスのテレビは同じなのでしょうか?

詳細に比べれば違いがあります。ハイエンドの高画質なテレビが欲しければレグザを、少しスペックダウンしても安く買いたければハイセンスをおすすめします!

なぜなら、テレビという商品はブランド力が重要で、高画質&プレミアブランドでなければ高い価格で販売することができず、日本市場ではレグザがその役割を担っているためです。

中国メーカーであるハイセンスは、後発の日本市場では安さを武器にシェアを伸ばしてきた状況で、まだ高額のテレビを多数売れるほどのブランド力は無く、コスパで勝負するための商品の設計となっています。

それでも少しずつ画質&機能を向上させ、ブランド力を高める努力をしています!

さらに詳しく解説します!

Amazonで売れているレグザとハイセンスのテレビは、ハイビジョンテレビならレグザ40V34とハイセンス32A4N、4Kテレビはレグザ65M550Kとハイセンス50E6Kです!(*2024/7/3時点の情報)

レグザ40V34は、40型なのに高画質でネット動画を楽しめるところが長所です!


ハイセンス32A4Nは、HI-VIEWエンジン2Kを搭載で、高画質で安い!


4Kテレビはレグザ55M550Kは、倍速機能なしのコスパ優先モデルです!


ハイセンスの4Kテレビ50E6Kは、倍速機能なしのコスパ優先モデルです!


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ハイセンスとレグザは同じテレビなの?違いは?中身は東芝?

前述のようにレグザ(REGZA)を開発・販売していた旧東芝映像所リューション株式会社が、2017年に中国のハイセンスグループに買収されました。

2021年3月1日、TVS REGZA株式会社へ商号変更し、2022年5月からの一部新製品にはTOSHIBAブランドが省略され、レグザ(REGZA)ブランドのみがテレビに付されています。つまり、これらの製品には「東芝(TOSHIBA)」の名称は付されて無く、厳密には東芝のテレビではありません。

以下の製品のように、TOSHIBAのロゴはなく、REGZAのロゴのみです!


ハイセンスは、この旧東芝映像ソリューション株式会社買収前から日本のテレビ市場に参入していました。 その頃は格安テレビとして注目されてはいましたが、画質はあまり高い評価は得られていませんでした。

しかし、レグザの技術が活用されることにより見違えるように画質が向上したため、雑誌等で高く評価され、売り上げが伸びました

もともと格安として注目されていたテレビの画質が向上したわけですので、当然ですね!

レグザの技術が活用されたといっても、ハイセンスのテレビとレグザのテレビが同じになったわけではありません。

両社のテレビを比較するに際し、まずグレードによる画質・機能の差があることを理解しましょう。

さらにある価格帯の機種を設計するために、性能と価格のバランスをどのように整えるかということを考える必要があると言うこともポイントになります。

この2つの視点でさらに解説します。

レグザとハイセンスのラインアップは高コスパ!

まず大前提として知っておきたいのは、レグザのテレビでもハイセンスのテレビでも、上位機種から下位機種までのラインアップがあると言うこと。

当然のことながら、下位機種よりも上位機種の方が画質性能が優れています。そのため、レグザのテレビとハイセンスのテレビを比較しようとした場合、同じグレードの機種同士で比較しないとあまり意味のある議論になりません。

レグザは、超解像などの技術に定評があり、タイムシフトマシンなどのユニークな機能を搭載し、「高画質・高機能なテレビ」としてのブランドを築いてきました。


しかし、世界のテレビ市場でのシェアはそれほど大きくなく、コストダウンする力が不足していました。 レグザは、ハイセンスグループ入りすることによって、コストダウンする力が高まり、研究開発費も潤沢になり、性能をますます高めています。

ハイセンス のテレビは格安を武器にシェアを獲得してきましたが、かつては画質が劣り、上位機種になるほどライバルメーカーに比べて弱くなっていました。


しかし、ハイセンスは、レグザの技術を活用することで急速に画質、機能を高め、ブランド価値を向上させ、上位機種に展開し始めています。

つまり両社は互いに弱点を補い合い、コスパの高いテレビを開発販売するようになっています!

レグザは上位機種・ハイセンスは下位機種に強い

テレビという製品は、世界で販売されています。テレビの世界市場で第1位のシェアを獲得しているのは、韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)なのですが、現在は日本のテレビ市場に参入してなく、日本でのシェアはゼロです。

つまり、世界1位のテレビメーカーでもシェアを獲得できない主要国があるほど、国ごとに大きく状況が異なる市場なのです。そのようなテレビ市場で、シェア獲得のために重要とされているのがブランド力です。

例えば、日本のテレビ市場では、もっともブランド力が高いと認められているテレビメーカーはソニー(SONY)で、平均販売価格はもっとも高いです。

これは、ほぼ同じテレビを作った場合、ブランド力の高い方が高く売れる可能性が高いことを示しています。またブランド力は国によっても異なりますので、ここではあくまでも日本のテレビ市場について記します。

これと同じことがレグザとハイセンスの関係においても当てはまります。現在の技術力であれば、ほとんど同じようなスペックのテレビを作れると考えられますが、商品企画の段階からまったく同じスペックにならないようにしていると考えられます

メディアの取材記事を見る限りでは、両社は協力・交流はありますが、必ずしも商品のラインアップでお互いに調整はしていないようです。したがって、意図的に同じスペックの商品にならないようにしているのではなく、それぞれの戦略に基づいて商品設計をした結果、微妙にスペックが異なり、同じテレビにならなくなっているようです

実際、どのような状況となっているかというと、レグザは日本では高画質・高機能のテレビとしてのブランドを築いてきましたので、ソニーのブラビアに対抗できる商品ですが、価格競争の激しいこの業界の中でハイセンスグループの力により、ソニーよりも安くしてシェアを伸ばそうとしているようです。


それでも最上位機種に搭載される新しい技術は、部品等のコストも高く、どうしてもテレビの値段が高くなります。高くなるほどブランド力が無いと売れないので、そのような上位機種領域ではレグザが勝負し、ハイセンスはもう少し下の機種を狙うイメージです。

例えば、最高性能の機種を作るよりは、ライバルメーカーよりも少しスペックを落としてコストダウンし、割安感で勝負するといった感じです。


反対に下位機種では、技術的な優位性をアピールすることが難しくなり、価格勝負になりやすいので、ハイセンスの方が有利です。ソニーも低価格帯の機種からは撤退しています。

ハイセンスは同じ型番でも海外と日本仕様が異なる

日本のテレビメーカーと比べて、ハイセンスは、世界では圧倒的に多くのテレビを販売しています。2024年の日本発売モデルについては、上位機種からUXシリーズ、U9Nシリーズ、U8Nシリーズ、U7Hシリーズがラインアップされています。

ただし、UXシリーズのみ2023年に発売されたモデルで、2024年モデルの後継機は発表されていません。そのため、UXシリーズとU9Nシリーズのスペックはかなり近いです。

ややこしいのは、米国などで販売されているモデルと、日本で販売されているモデルは、同一のモデル名でもスペック&機能が異なることがありますので、海外モデルを紹介するYouTube動画などを観る時には注意が必要です。

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ハイセンスとレグザのテレビの違いを比較!どっちがいい?

具体的にいくつかの機種をピックアップして比較してみます。

55インチの高画質ハイエンドモデル

日本の住宅事情では、65インチは大きすぎるので、大きいテレビが欲しくても55インチが限界ということも少なくありません。

ハイセンスのハイエンドモデルは、100インチの100U7Nです。100インチは一般家庭用テレビとしては大きすぎるので、家庭用テレビとしてのハイエンドはU9Nシリーズと考えてよいでしょう。

しかし、U9Nシリーズは75V型と65V型しかないため、「55インチが限界」というようなユーザーの対象からは外れてしまいます。またハイセンスには有機ELテレビはありません

実はソニーブラビアの液晶テレビのフラッグシップモデルX95Lシリーズでも65V型以上となっていますし、ライバルメーカーでも液晶テレビについてはそのようなラインアップになっていることがあります。

レグザもハイセンスと同様に、液晶テレビのハイエンドモデルには55インチがありません。

以上のことから、レグザとハイセンスのラインアップから、55インチでもっとも高画質なテレビを選ぶとしたら、文句なくレグザの有機ELテレビのフラッグシップモデルX9900Nとなります!

最新の高画質プロセッサ「レグザエンジンZRα (2024年新エンジン)」が搭載されていますので、レグザの魅力的な高画質化処理がすべて使えます!


X9900Nは、2024年7月12日発売ですのでまだ価格が下がっていません。

それに比べると、2023年のフラッグシップモデルであるX9900Mは、発売から時間が経っていますので、かなり安くなっていてお買い得です!


在庫も少なくなっているようですので、購入するなら急いだ方がよさそうです。

55インチの高画質中級モデル

前述のレグザの有機ELテレビ55X9900NとX9900Mが高すぎるので、もう少し安いテレビが欲しい、でも画質はある程度高い機種が良いという方におすすめなのは、以下の機種です。

レグザのミニLEDバックライト搭載モデル55Z870Nが、液晶テレビでは55インチでもっとも高画質です。

レグザエンジンZR(2024年の新プロセッサ)を搭載し、新開発 Mini LED液晶パネルモジュールと広色域量子ドットを装備した高画質モデルです!

それでこの価格ですので魅力的ですね!


2023年モデルの55Z870Mはかなり安くなっています!ここまで値下がりすると、嬉しいですね!


レグザの55Z870Nに対抗するハイセンスの55インチテレビは、55U8Nです!これよりも上位のUXとU9Nには55インチがありませんので、55インチでは55U8Nがもっとも上位ということになります。

実際、かなりの高画質で衝撃の安さです!

激安なだけに、レグザの55Z870Nのスペックと詳細に比較すると、画質&音響&機能などの点でレグザの55Z870Nの方が上です。しかし、安さ&コスパ重視ならハイセンス55U8Nを選ぶというのもありでしょう!


これらのミニLEDテレビの対抗機種として、レグザの2番目のグレードの有機ELテレビが55X8900Nがあります!

画質はミニLEDテレビよりも上という評価もありますが、その分、高価です。ただし、フラッグシップのX9900Nよりはかなり安いので、売れ筋です!


48インチモデルもあり、55インチに比べるとかなり安いので、サイズ的に不満がなければこちらを選ぶのもありです。

むしろ部屋のサイズと設置スペースによっては、こちらの方が良い場合もあります。


2023年モデルのX8900Lが、型落ちになって価格も下がりきっているので、衝撃の安さです!こちらを選ぶのもありでしょう!



55インチのスタンダードモデル&エントリーモデル

レグザは、2024年のスタンダードモデルとして、液晶テレビの55Z670Nをラインアップしています!

ミニLEDではなく、従来のLEDを用いた直下型バックライトで、リアルブラックエリアコントロール機能が装備されています。

ネット動画ビューティ、バンディングノイズの抑制、ナチュラルフェイストーンなどのレグザ得意の高画質機能が搭載されていますので、かなりの高画質です!

もちろん、倍速機能も搭載されています!


レグザ55Z570Lのライバルとなるのがハイセンス55U7Nです!

HI-VIEWエンジンⅡを搭載し、レグザと同様にバンディングノイズ制御、美肌リアリティーPro、クリアモーションProなどの高画質化機能が装備されています。

もちろん倍速機能搭載です!

ハード的な大きな違いは、ハイセンス55U7Nには量子ドットが搭載されていますが、バックライト制御でローカルディミング機能が無いことです。

価格はかなりハイセンス55U7Nの方が安いです!


HDMI2.1対応ですので、VRR、ALLM、AMD FreeSync Premium™️も搭載され、ゲーム用にも適しています。

高コスパ機種ですが、レグザの上位機種とは明らかな差がありますので、高画質を求めるのであればレグザの上位機種をおすすめします。

40インチ・32インチの高画質ハイビジョンテレビ

4Kテレビが多数販売されている現在においても、ハイビジョンテレビが多数販売されています。

それは、主要テレビメーカーから販売されている4Kテレビが基本的には42インチ以上であり、40インチ以下はハイビジョンであることに関係しています。

つまり、部屋のサイズや使い方によっては、40インチ以下のサイズがちょうどよい大きさだからです。

40インチ以下のテレビは、一般に値段が安く、テレビメーカーは利益を出すことにかなり苦労しています。そのため、画質を重視したモデルと、画質を妥協して安さを重視したモデルがありますので、高画質モデルをおすすめします!

レグザでは、32V35Nと40V35Nが高画質モデルのハイビジョンテレビです。これは同様なコンセプトで大ヒットした下記のレグザ32V34、40V34の後継機種です。



レグザ32V34と40V34は、高画質でネット動画を楽しめるところが長所の人気モデルです!在庫僅少です!



レグザのV34のライバルとなるのが、ハイセンスの32A4Nと40A4Nです!

レグザV34が2020年モデルなのに対し、ハイセンスA4Nは2024年モデルですので、新しさが魅力です!さらに値段も安い!

4Kテレビで培った高画質技術のノウハウ「HI-VIEWエンジン2K」を搭載し、しっかり高画質化!

従来製品に対し50%以上反射を低減した低反射パネルで見やすさが格段にアップしています!低遅延ゲームモードも嬉しい!



65インチのハイエンドモデル

65インチ以上ならば、レグザもハイセンスもハイエンドモデルが選べますので、現時点で最高画質&機能を楽しめます!

レグザならば、有機ELテレビの65X9900NとミニLEDバックライト搭載の液晶テレビの65Z970Nが、両方ともフラッグシップモデルと言ってよいでしょう!



画質&音響&機能面で、甲乙つけ難く、有機ELパネルと液晶パネル+ミニLEDバックライトの違いということになります。

有機ELテレビは、これまでは液晶テレビに比べて最大輝度が低いこと、焼き付きのリスクがあることが指摘されてきました。最新機種でも液晶テレビと比較すれば、確かにそのような特徴はあるのですが、ほとんど気にならないレベルになっています。

液晶テレビは、有機ELテレビに比べてコントラストが低いこと、斜め方向から見た時に画質が低下することが指摘されてきました。最新機種では、このような違いを目で見て確認することが難しいぐらい、性能が向上しています。

どちらが良いかは好みの問題と言ってよいでしょう。価格的にもほぼ同じです!

衝撃なのは、ハイセンスのハイエンドモデル65U9N(*100インチの100U7Nを除く)が、かなりの高画質&高音響&高機能で安いということです!

レグザ譲りの高画質化機能が搭載されていますし、ミニLEDバックライトと量子ドットも搭載されていますので、かなりの高画質です。

スペック的には明らかにレグザの方がスピーカー数と出力が上なので、音響ではハイセンスの方が劣りますが、それでも7スピーカーシステムで60W、Dolby ATMOS対応なのでかなり良いです。


総合的に見て、レグザ有機ELテレビの65X9900NとミニLEDバックライト搭載の液晶テレビの65Z970Nの方が、ハイセンスの65U9Nよりも上ですが、前述のように65U9Nもかなり良いので、この価格差を見ると、安さ重視ならハイセンスの65U9Nを選ぶのもありでしょう!

とにかくすべての点でハイエンドが良ければ、レグザ有機ELテレビの65X9900NとミニLEDバックライト搭載の液晶テレビの65Z970Nのいずれかということになります。

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レグザとハイセンスの知っておきたいポイント

ハイセンスとレグザはエンジンを共同開発

レグザがハイセンスグループに入った後も、完全に一体となって研究開発をしているわけではなく、ある程度独立しながら、共同開発も進めています。

2018年モデルではレグザエンジンNEOがハイセンスのテレビに搭載されて注目を集めました。さらに2019年に進化版のレグザエンジンNEO plusが、ハイセンスとレグザの共同で開発されたことが公表されています。

その後も映像エンジンの共同開発は深化し、最新のハイセンスの2024年モデルに搭載されているHI-VIEWエンジンⅡまで発展しています。HI-VIEWエンジンⅡは、144Hz駆動に対応(「55U8N」を除く)し、再生しているコンテンツをAIが自動認識して、最適化を図るモードを搭載しています。

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