最近、家電量販店やAmazonのサイトを見ると「TCL」というブランドのテレビがあります。
「TCL」とはどこの国のメーカーなのでしょうか?TCLのテレビの評判は良いのでしょうか?故障しやすいのでしょうか?
TCLはテレビの出荷台数で世界2位の巨大メーカーで、積極的な研究開発を進め、高性能・高品質のテレビを製造しています。競合他社と比べて、著しく壊れやすいということはありません。
日本でも、価格破壊的な安さで販売台数を伸ばしています。新型の2024年モデルも発売されましたので、さらに値下がりする型落ちの2023年モデルと比較して、どちらを選ぶべきか悩みますね!
特に自分の部屋用などの2台目のテレビとして、32型などのサイズが欲しい人に評判が良いです!
32型は画質があまり重視されていない機種が多い中で、TCLからはフルハイビジョンの高画質モデルが販売されています。ベゼルの狭さが脅威的ですね!
TCLのテレビは、Amazon限定モデルがあります!激安です!
以下にさらに詳しく紹介します!
TCLのテレビは壊れやすい?寿命は?どこの国の会社?
TCLはどこの国の会社・メーカー?
TCLとは、「TCL科技集團股份有限公司」という中国の会社のことで、「TCL」という略称・ブランドでテレビなどの家電製品などを製造・販売しています。
テレビの世界の出荷台数では、第1位が韓国のSamsungですが、TCLはなんと第2位です。つまり、日本のSONYやPanasonic、シャープよりも断然多くのテレビを販売する大きなテレビメーカーです。
日本法人の株式会社TCL JAPAN ELECTRONICSは、2015年9月に設立され、それ以降、本格的に日本のテレビ市場に参入しています。
TCLのテレビの生産国は中国
TCLのテレビは、もちろん中国で生産されています。それ故に、非常に安く作ることができ、実際に日本で販売されているTCLのテレビも驚くような低価格です。まさに「格安」で、価格破壊を進めています。
TCLのテレビは壊れやすいの?不具合が発生する?寿命は?
中国で製造されている格安の家電製品というと、「品質が悪く、故障しやすい」というイメージを持つ方も少なくないでしょう。確かにこれまでに、中国製の粗悪品が多く流通し、「Made in JAPAN」の日本製は高品質ということがありました。
しかし、現在は、中国は世界中のハイテク製品の生産基地となっており、製造技術は世界トップレベルです。特に液晶パネルと液晶テレビについては、日本や韓国の工場が太刀打ちできず、工場閉鎖に追い込まれ、中国で生産されたものを調達するパターンが増えています。
つまり、SONYやPanasonicなどの液晶テレビにおいても、使用されている液晶パネルは中国などで製造されたものが多いです。Panasonicが低価格帯の機種の製造をTCLに委託することも2021年12月に報道されています。テレビそのものの組み立て・製造も中国に委託するような動きも進むとの報道もあります。
このように日本メーカーのテレビでさえ、かなりの部分中国製となっており、「中国製のテレビだから故障しやすい」ということはありません。むしろ世界での販売台数がSONYよりも多い第2位ですので、それだけ多くの人から評価されているブランドであることから、品質面でも安心して良いでしょう。
寿命・耐久性については、いずれのメーカーも明確なことは公表していません。工業製品ですので、どんな製品でもわずかな確率で故障が発生します。保証期間は、一般的なメーカーと同様に1年間です。3〜4年程度の延長保証を付ければ安心して使えます。
ソフトウェア的な不具合の場合は、修正プログラムが配布されることがありますので、それほど心配しなくても良いでしょう(*保証はできませんが・・・)。
TCLのテレビのデメリットは?
TCLは世界的には多くのテレビを販売する大企業なのですが、日本のテレビ市場に参入したのは比較的最近です。2015年9月3日に、日本法人株式会社TCL JAPAN ELECTRONICSを設立以来のことです。
テレビという商品は、販売後に、設置・調整、故障やトラブル対応などのアフターサービスが必要な商品です。どこの国でも言えることですが、初めて進出した国で十分なアフターサービスを行うには、それなりの経験と人員が必要で、設立からしばらくの間は不安があります。そんなところがデメリットになりがちです。
しかし、現在はそれなりの年数が経過し、販売台数も伸びていますので、かなり安心できる体制になっていると考えて良いでしょう。
テレビの性能をライバルメーカーと比較する時には、同程度の価格帯の機種と比較することが重要です。高価な機種ほど高性能なのは当たり前だからです。
TCLは安い点がアピールされることが多く、他社のかなり高額な機種と比較されてしまうことがあります。画面を見た時に、安い機種ほど反射防止処理のレベルが低く、斜めから見た時に反射が気になることがありますが、同じような価格帯の他社のテレビも同様ですので、必ずしもTCL特有の弱点というわけではありません。
TCLテレビの評判・口コミは?勝手につく?
TCLのテレビは安い!
TCLのテレビの評判は、まずは「安い」ということ。それぞれの機種については、後ほど解説しますが、基本的には同程度のスペック・性能の他社製のテレビと比べてかなり安いです。
なんと言っても世界第2位の出荷台数ということは、それだけテレビの部品を大量に仕入れ、安く手に入れられることを意味しますので、圧倒的に有利です。もちろん、中国という国で人件費や土地代、光熱水費が安く、日本に比べて圧倒的に有利ということもあります。
このような有利な条件から、日本のテレビメーカーが苦境に追い込まれてしまったことは有名です。そして、日本メーカーが撤退し、生産・研究開発の中心が中国に移っていったこともあり、技術的にも液晶パネルとテレビについては中国メーカーが最先端の地位を築きつつあります。
TCLのテレビの研究開発力は高い!
TCLのテレビの研究開発力が高いことは、テレビなどのディスプレイ業界に詳しい方ほどよく知っています。
後述するように、2022年に主要テレビメーカー各社が搭載した新技術である「ミニLED」と「量子ドット」をSamsungと競いながら他社に先駆けて開発し、製品に搭載しています。
ソフトウェアや「絵作り」に関する様々な高画質化技術においては、まだSONYやPanasonicなどの日本メーカーがリードしている印象はあります。
しかし、技術開発においては、新たな領域を切り拓いていくよりもキャッチアップする方が容易であること、研究開発費が豊富である方が有利であることは明らかです。多くの日本のテレビメーカーが苦境に陥り、研究開発費を減らしていること、TCLはますますシェアを伸ばしているなどの状況からも、相対的にTCLの研究開発力が高まっていることは間違いありません。
TCLのテレビは勝手につく?
「TCLのテレビが勝手につく」というコメントを見かけることがあります。本当なのでしょうか?
実は最近のテレビでは「勝手につく」という現象が、TCLに限らず、ほとんどのメーカーで有り得ます。これは少しインターネットで検索してみれば、ほとんどのメーカーのテレビについてコメントなどを発見できます。
「テレビが勝手につく」原因は、大きく分けると「故障によるもの」と「故障ではないもの」があります。それぞれについて、主なものを以下に説明します。
【故障によるもの】
1.リモコンの故障
現在のテレビは、基本的にはリモコンで操作します。リモコンが故障すると、勝手にテレビを操作するための信号が発信してしまい、突然テレビがつくということがあります。頻繁に起こるようであれば、リモコンの電池を抜いておいて、再発するかどうか確認しましょう。
リモコンの電池を抜くことで再発しなければ、リモコンの故障の可能性があります。再発すれば、テレビ本体の故障の可能性があります。
2.テレビの故障
テレビ本体の故障により、勝手につくことがあります。前述のリモコンの電池を抜いた状態での調査を行い、リモコンとテレビ本体の故障の可能性を探ることができますが、以下の「故障ではないもの」についても調査しましょう。
【故障ではないもの】
1.緊急警報放送
日本のテレビは、緊急警報放送を受信すると自動的に電源が入る機能があるものがあります。念のため、インターネット・SNSなどで緊急警報放送が送信されたかどうか確認しましょう。
2.タイマーやセンサーの作動
最近のテレビはいろいろな機能があり、タイマーで自動的にオン・オフできますし、人感センサーと連動させることもできます。これらが設定されていないか確認しましょう。
ほとんどの人にとって使わなくても良い機能ですので、よくわからなければすべてオフに設定しておくと良いでしょう。
3.ブルーレイレコーダーなどの接続機器と連動
ブルーレイレコーダーなどのテレビと接続する機器では、設定(予約)した時間に電源が入り、それと連動してテレビの電源が入るものがあります。これらの設定も確認しましょう。
以上、主なものを挙げました。原因を調査して、適切に対応すれば解決できます!
TCLのテレビ!おすすめの人気モデル!
技術的には、TCLは、MiniLEDバックライトを競合他社よりも早くから液晶テレビに搭載し、2019年から発売しています。
また量子ドット(QD)を組み込み、MiniLEDバックライトまたはLEDバックライトと組み合わせた液晶テレビ「QLED」も早くから販売しています。
MiniLEDとQDを両方とも搭載した液晶テレビについては、海外では世界1位のSamsungと競争し、激しい戦いを繰り広げています。
日本国内では、シャープがこれらを搭載したAQUOS XLEDを2021年12月に発売し、ソニー、東芝、ハイセンスなどは2022年にようやく発売した状況です。
以下にさらに詳しく紹介します。
TCL C855 プレミアム 量子ドット Mini LED 4K TV
2024年の高画質プレミアムモデルとして注目されているのがC855です!
C855シリーズの主なスペックは以下の通りです。
· 量子ドット Mini LED
· 3500nits
· ONKYO 2.1.2ch
· AirPlay 2
· 1300個以上のローカルディミングゾーン
· AiPQ プロセッサー3.0
· 倍速120Hz
· 144Hz VRR
· Uni デザイン
· IMAX Enhanced
TCL 量子ドットProは、まったく新しい量子結晶材料を使用しており、10万時間の有効発光を保証!
デジタルシネマ規格の色域の95% DCI-P3をカバー!
TCL C755 量子ドットMini LED 4K TV
2024年のラインアップでC855の次のモデルがC755です!
50C755シリーズの主なスペックは以下の通りです。
· 量子ドットMini LED
· 300個以上のローカルディミングゾーン(*インチサイズよって分割数が異なります)
· HDR 1300 nits
· 144Hz VRR
· AiPQ プロセッサー 3.0
· IMAX Enhanced
· HDR 10+
· Dolby Vision IQ · Atmos
· Game Master
デジタルシネマ規格の色域の95% DCI-P3をカバーしています!
TCL C655!4K Google TV搭載!
2024年のラインアップでC755の次のモデルがC655です!
C655シリーズの主なスペックは以下の通りです。
· 広色域量子ドットPro(デジタルシネマ規格の色域の93% DCI-P3をカバー)
· AiPQ プロセッサー 3.0
· 倍速パネル搭載 4K 144Hz VRR対応
· Google TV搭載・Airplay2 クロームキャスト内蔵
· Dolby Vision・HDR 10+・HLG
· 高音質オーディオ
· 対応動画配信:Youtube/NetFlix/Hulu/Amazon Prime Video/Disney+/U-NEXT/Apple TV+/TELASA/FOD/AbemaTV等
4Kテレビがここまで安くなるなんて衝撃ですね!TCLの強さを感じます!
TCLの32型フルハイビジョンテレビ32S5401!Google TV搭載!
2023年5月18日に発売された32型液晶テレビが、この32S5401です。
価格コムのTCLのテレビの売れ筋ランキングでは32S5400がトップです(*2024/1/13時点の情報)!32S5401はAmazonの限定モデルで、32S5400の派生版のようです。
Amazonの売れ筋ランキングでは、上位にランクインしています(*2024/1/13時点の情報)!
32インチは発売されているほとんどの機種の解像度はハイビジョン(1366×768)なのですが、この32S5401はフルハイビジョン(1920×1080)です。画素密度が高く、きめ細やかな映像を表示できます。この点が人気の理由です!
HDR10/HLG対応で、メリハリのある高コントラストの映像を表示できます。
Google TVを搭載し、Googleアカウントを手軽に登録することができ、Google AI が視聴履歴や好みに合わせて、おすすめのコンテンツをホーム画面に一括表示してくれます。
YouTube、Amazonプライムビデオ、NETFLIX、Hulu、 Disney+、Apple TV+ 、U-NEXTなどもインストールされていますので動画配信もすぐに楽しめます。
クロームキャストも内蔵しているので、スマホの映像をテレビに映すことができます。
Dolby Audio対応です。これだけの高機能でこの価格なんて衝撃です。
TCLの75型4Kゲーミングテレビ75C745!Google TV搭載
75C745は、TCLの75型144Hz VRR対応チューナーレスゲーミングテレビ(Google TV搭載)です。
Amazon Prime Video対応 外付けHDDで裏番組録画対応の2021年モデル。
インターネットサービスは、Netflix, Rakuten TV,hulu,U-NEXT,ABEMA,DAZN,FOD,AWA,prime video,dTV,TELASA,VideoMarket, Google play Movies&TV, Apple TV, YouTubeに対応しています。
主に以下のような特徴があります!
- Algo Engine Max Ⅱ
- Quantum Dot量子ドット
- Dolby Vision IQ/HDR10+/HLGに対応
- Dolby Atmos・ DTS-HD+DTS Virtual:X搭載
- 倍速120Hz / 4K VRR 144Hz / DLG 240Hz
- Google TV
- ゲームマスター
BFI機能で、LEDバックライトを制御し、黒い映像を前フレームの 映像に補完し、前フレームの表示時間を短縮して、残像感と画像のボヤケを減少させます。ゲームで遊ぶ時には嬉しい機能です!
ゲームモードをONにするだけで、TCLのテレビはパフォーマンスモードに切り替わり、4K 144Hz VRR と応答速度0.8msの優れたゲーム体験を提供します。
TCLの40型フルハイビジョンテレビ40S5401!Google TV搭載
40S5401は、【Amazon.co.jp 限定】のTCLの40型フルハイビジョンスマートテレビ(Google TV搭載)です。別売りの外付けHDDで裏番組録画対応の2023年モデルです。
動画配信は、Netflix, Rakuten TV,hulu,U-NEXT,ABEMA,DAZN,FOD,AWA,prime video,dTV,TELASA,VideoMarket, Google play Movies&TV, Apple TV, YouTubeなどに対応しています。
これは40インチでフルハイビジョン(1920×1080)の解像度なのですが、地デジを視聴する場合は非常に綺麗に映ります。
そもそもの地デジの解像度がフルハイビジョン(1920×1080)ですので、アップコンバートや解像度を変更する演算処理も必要無く、素直に映せば良いためです。
40インチは競合メーカーでも基本的には4Kテレビはありません。40インチまではフルハイビジョンで十分と判断されているためです。地デジを中心に視聴するならばオススメの機種です。
直下式LEDバックライトを搭載し、HDR10/HLG対応です!
TCLのテレビのCシリーズとPシリーズの違い
TCLのテレビにはCシリーズとPシリーズ、Xシリーズなどがあります。
Xシリーズは、115インチなどの超大型テレビなどでここでは省略し、多くの方が購入を検討するCシリーズとPシリーズについて解説します。
TCLの公式サイトを探しても、CシリーズとPシリーズの特徴についてのわかりやすい説明が見当たりません。したがって、ここではTCLによる公式な説明ではなく、あくまでも販売されている製品の情報から独自に推測したことを記します。
実際、多くの方がこれらの違い・特徴が何であるのかについて混乱し、独自の見解をブログなどで述べられています。
まず番号についてですが、数字が大きくなるほどハイエンドモデルになります。例えば、CシリーズであればC855、C755、C655などがあります。
この数字の下2桁が、製品が発売された年と関係付けられていて、2024年モデルならばC855、C755、C655のように下2桁が「55」、2023年モデルならばC845、C745、C645のようになっています(*発売年月とどこまで厳密に関係付けられているのかは未確認です)。
混乱するのは、C755とP755のように、数字が同じで、シリーズ名のCとPだけ異なるモデルが存在することです。この2機種を比較すると、CシリーズとPシリーズの特徴が見えてきます。
それは、Cシリーズの上位機種にはMini LEDが搭載されているのに対し、Pシリーズでは搭載されていないということです。したがって、高画質モデルを求めるのであればCシリーズを選ぶべきということがわかります。
さらにややこしいのは、C655とP755の比較です。この2機種は、TCLの公式サイトで比較してみるとほとんど同じスペックです。まるで間違い探しのようですが、注意深く比較すると、スピーカーの出力やインターフェイス(入出力ポート)に違いがあり、C655の方が優れています。
おそらく、Pシリーズは、できるだけスペックダウンして安さを優先するシリーズなのであろうと推測されます。
このようにCシリーズとPシリーズに分けるのではなく、すべてCシリーズのみにして、番号の大小だけで序列がわかるようにした方がわかりやすいと思うのですが・・・
興味があるモデルがあったら、個別にスペックを比較するようにしましょう。
TCLのテレビにはAmazon限定モデルがある
Amazonの販売サイトを見るとわかりますが、「Amazon.co.jp 限定」と書かれたTCLのテレビがいくつか販売されています。例えば以下のような機種です。
これらはTCLの公式サイトに掲載されていないものも多く、詳細が確認しにくいです。
しかし、例えば32S5401は、その末尾の番号だけが異なる32S5400の派生モデルと考えられることがスペックからもわかります。
TCLは、後発で日本のテレビ市場に参入したため、家電量販店などで有利な商品の置き場所を獲得することが難しく、Amazonなどのインターネットサイトを積極的に活用しています。そのためAmazonともwin-winの関係になるように、限定モデルを積極的に製品化しているようです。
通常は、安易に商品の種類を増やすとコストがアップし、効率が下がります。そのため違いを探すのが難しいほどかなり類似した(同じ?)商品を、販売ルートごとに型番を変えて販売するケースがあります。
また型番を変えておけば、販売ルートごとに値下げしやすくなるようです。そのため類似した型番を楽天などの他の販売ルートと価格比較してみるのもよいでしょう。
多くの場合、「Amazon.co.jp 限定」はかなり安いです!特にAmazonユーザーなら嬉しいですね!
TCLとハイセンスのテレビはどっちを選ぶべき?
TCLよりも日本のテレビ市場でシェアを伸ばしているのハイセンス(Hisense)です。2020年にはハイセンスがパナソニックを抜いて、日本市場の第4位になっています。
つまり、日本では現時点でTCLよりもハイセンス方が人気が高いのですが、どっちを選ぶべきでしょうか?
まず両者を比較してすぐにわかるのは、ハイセンスはすでに日本でのシェアを伸ばしていることもあり、有機ELテレビや液晶テレビの上位機種など、ハイエンドの製品を拡充しています。
ハイセンスももともとは価格破壊的な低価格帯の液晶テレビから日本市場に参入し、注目を集めてきたのですが、東芝映像ソリューションを買収し、東芝レグザの技術を活用し始めた段階から画質の評価が高まり、上位機種へも進出し始めています。
それに比べるとTCLはハイセンスの後を追いかけているような状況ですので、まずは低価格帯のラインアップで価格破壊に挑んでいます。
したがって、ハイエンドレベルの性能を求めるのであればハイセンスを選ぶことになり、そのライバルはSONYなどの日本メーカーです。日本メーカーに比べると、圧倒的にハイセンスの方が安いので、日本メーカーの苦境の原因がよくわかります。
ハイエンド製品ではない、中級機以下の価格帯の製品となると、TCLも魅力的な製品がありますので、ハイセンスとガチンコ勝負です。この価格帯になると日本メーカーもハイエンド機種に比べて機能を省略・レベルダウンしていますので、必ずしも日本メーカーの方がハイスペックとも言えません。
何よりも日本メーカーが真似のできないような低価格ですので、ラインアップの中の「低価格」というよりも実売価格での絶対的な低価格という意味ではこれらの中国メーカーの独壇場です。つまり、「どうしても日本メーカーが良い!」という人以外は、あまり日本メーカーのテレビを選ぶ理由が見当たりません。
「TCLとハイセンスのどちらを選ぶか?」という点では、正直なところ甲乙付け難く、好みで選んで良いでしょう。つまり、どちらを選んでも失敗ということはないはずです。
TCLのテレビが壊れやすいのか心配な場合の対処方法
TCLのテレビ以外のテレビを買う
これまでTCLのテレビを買ったことがなく、どうしてもTCLのテレビが壊れやすいのか心配な方は、無理してTCLのテレビを選ぶ必要はありません。
TCLに限らず、競合メーカーのテレビであっても、わずかな確率で不良品・不良は発生しますので、万が一TCLに対する心配がある状況で購入し、実際に不具合に遭遇してしまうとかなりがっかりしてしまうでしょう。
幸いなことに日本では多くのメーカーのテレビが販売されていますので、信頼できると思えるメーカーのテレビを選べば問題ありません。
型落ちのTCLのテレビを狙う
テレビは、発売直後ではまだ不具合に対するユーザーからの書き込みも少ないのですが、時間の経過とともに不具合があるならば書き込みが増えてきます。
したがって、発売直後に購入せずに、しばらく時間が経過してからユーザーレビューなどに目を通し、不具合が極端に多くなさそうであればかなり安心できます。
特に、後継機種が発表されて型落ちになる頃が価格的にも底値に近いのでお買い得です。
長期保証で故障をカバーする
Amazon直販で購入する場合などでも長期保証を付けられることがほとんどです。その分の費用は発生しますが、購入後3〜5年程度の期間の保証があれば、万が一不具合が発生しても対処できますので安心です。
それ以上長期になれば、修理用部品が無くなる可能性もありますので、買い替えを検討した方がよいでしょう。
TCLのテレビが安い理由
最近、日本のテレビ市場においても徐々に認知度が上がり、シェアを獲得しつつあるTCL。その強さの源泉は、圧倒的な安さにあります。
なぜTCLのテレビは安いのでしょうか?その理由について解説します。
キャッチアップ
TCLは、日本メーカーおよび韓国メーカーが開発した液晶ディスプレイ(LCD)の技術を獲得し、猛烈にキャッチアップして成長してきました。
液晶ディスプレイパネル産業は、巨大な装置産業であり、装置メーカーが開発した最新鋭の大型製造装置を導入すれば、効率よく大量生産することが可能です。それにより、ディスプレイパネル1枚当りのコストを下げることができます。
中国による助成・強いコスト競争力
大型の最新鋭製造装置を導入すれば効率が良いことはわかっていても、その投資が巨額になるため、ほとんどのメーカーにとってリスクが高い投資となります。
しかし、中国メーカーであるTCLは、中国による助成金などの強力なバックアップがあります。また中国国内生産ということで、土地代、人件費、光熱水費などいろいろな点で日本や韓国に比べて低コストです。
世界2位の販売台数
低コストで大量生産できたとしても、それを売り切らなければ在庫の山が積み上がるだけです。TCLは激安価格を武器に、世界市場で販売台数を伸ばしてきました。
中国による強力なバックアップによる大量生産・低価格販売という戦略は強力です。競合メーカーの利幅はどんどん削られ、事業の縮小・撤退に追い込まれています。
そして販売台数を伸ばせば、部品や原材料を安く調達できる機会が多くなるため、さらに安くできるという好循環に入り、ますます強くなります。
有機ELとミニLEDのどっちがいいのかについてこちらの記事で紹介しています。
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