高画質の有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したノートパソコンを、そろそろ選ぶべきかもしれません。
液晶ディスプレイよりも有機ELディスプレイの方が高いのですが、年々価格が下がっており、かなり手の届きやすい価格になっています。
例えば、ASUS(エイスース)のZenbook 13 OLEDなどは、高画質・高性能でお買い得です!
ノートパソコンの有機EL搭載モデルは、基本的にはディスプレイ以外の部品は液晶ディスプレイ搭載モデルと同じです。したがって、液晶ディスプレイに比べて有機ELディスプレイのデメリットがあるのかどうかが気になりますね。
現時点で指摘されているデメリットは、有機ELディスプレイの焼き付きと寿命です。
焼き付きについては、リスクはあります。
また寿命についても、液晶ディスプレイに比べると短いとされています。
しかし、これだけ有機EL搭載のスマホやテレビが普及していることからも、かなり焼き付きにリスクは低くなり、寿命も通常の使い方ならば許容できるレベルになっていると言えるでしょう(*製品ごとの耐久性の差はあります)。
特に最新の有機EL搭載ノートパソコンの耐久性は高いと考えられますが、まだ発売されたばかりですので、実際にどれぐらい不具合が発生するのかは、メーカーもまだ把握できていないでしょう。
したがって、有機ELディスプレイのメリットに魅力を感じる方にはおすすめですが、心配な方はもう数年様子を見て、有機ELディスプレイの評判をSNSやインターネットなどで確認してからでも遅くはないでしょう。
さらに詳しく紹介します!
ノートパソコン有機EL搭載モデルのデメリット!寿命・焼付きは?
有機ELディスプレイを搭載したノートパソコンが、液晶ディスプレイを搭載したノートパソコンに比べてどのようなデメリットがあるのか以下に解説します。
焼き付きのリスク・寿命が短い
【焼き付き】
焼き付きのリスクが有機ELディスプレイにはあります。これは、画面の一部が周囲に比べて発光強度が低下することにより、画面にある文字や映像などの痕跡が残る現象です。
長時間・高い発光強度で、同じ場所に何らかの映像を表示し続けた場合、明るい部分ほど周囲よりも有機ELの発光材料(有機化合物)が劣化してしまい、所定の明るさで発光させることができなくなるために起こります。
これは画素ごとに電流を流して発光させる自発光型ディスプレイである有機ELディスプレイの宿命です。
液晶ディスプレイの場合、非発光型ディスプレイであるため、このような焼き付きは起こりません。ただし、バックライトに用いているLEDや電子部品の不具合のリスクはあります。
焼き付きは、テレビやスマホに有機ELが搭載された頃から大きな課題とされ、メーカーが多大な研究開発を進めてきました。その結果、現在は、通常の使い方をするならば、それほど大きなリスクではなくなっています。
有機ELディスプレイの発光材料やデバイス構造の改良により耐久性が高められていること、さらにピクセルシフトなどの機能により、特定の画素を長時間発光させないようにするなどしていることが、その要因です。
ただし、絶対に焼き付きは起こらないと言っているわけではありません。メーカーの取扱説明書などにも焼き付きのリスクはあると書かれています。
購入時に取扱説明書をよく読み、焼き付きのリスクを下げるような使い方をすることをおすすめします。
【寿命】
有機ELディスプレイは、原理的に発光しながら少しずつ発光材料が劣化する宿命にありますので、必ず寿命があります。通常は初期の画面の明るさに対し、ある程度低下するまでの使用時間を寿命とします。「ある程度」が何%であるのか、明記されていないようです。
しかし、発光しながら劣化するという特性は、有機ELに限ったものではなく、LEDも同様です。むしろ蛍光灯、電球など、自ら発光するもの(光源)ならば、ほぼすべてのものに共通する特性と言えます。
したがって、寿命があることが致命的な問題ではなく、通常の許容される程度の耐久性があればよいわけです。
ほとんどの製品に有機ELディスプレイの寿命は明記されていませんが、ノートパソコンとして一般に要求される程度の寿命はあると考えてよいでしょう。
これは、絶対に故障しないという意味ではありません。どのような工業製品でも、大量生産された製品の中にある程度の確率で不良品は発生しますので、そのような割合での故障はありえます。
価格が高い
有機EL搭載モデルのノートパソコンは、液晶搭載モデルのノートパソコンよりも効果です。
これは同一メーカーの同じシリーズで、ディスプレイ以外が同じである機種があれば比較するとすぐにわかります。
そこまで同じで比較しやすい機種がない場合は、プロセッサー、SSD、メモリ、ディスプレイのインチサイズ、重量などがおおよそ同じ機種でも比較するとよいでしょう。
ノートパソコンは発売後の価格下落スピードが速いものが多いため、発売直後の値段を比べるなどの注意が必要です。
ただし、買おうとしているタイミングで、欲しいスペックを明確にして、単純に予算に収まりそうな機種を探すということでも構いません。
有機EL搭載機種が少ない
有機EL搭載モデルが増えています。パネルメーカーも、ノートパソコンメーカーも、新たな付加価値を加えた製品を開発しようとしていますので、これから有機EL搭載モデルが増えるのは間違いありません。
それでも2024年1月3日時点では、圧倒的に液晶搭載モデルのノートパソコンの方が多いです。
特にMacBookについては、液晶搭載モデルしかありません。今後数年以内に有機EL搭載モデルが発売されるという噂はありますが、しばらくは液晶搭載モデルのみでしょう。
ノートパソコンで有機ELにするメリットは?液晶とどっち?
ノートパソコンの有機EL搭載モデルのメリットは、現時点では高画質であることです。一部のモデルで画面が折り畳めるという機種もありますが、まだ普及しているわけではないので、ここでは割愛します。
有機ELは、液晶に比べて、コントラストが高いという特徴があります。これは実際に美しい映像などを見てみればすぐにわかります。
しかし、WordやExcel、メーラー、ブラウザを使う程度ならば、高画質なディスプレイも宝の持ち腐れになってしまう可能性があります。
YouTubeやAmazonプライムなどの動画配信、スマホやデジカメで撮影した写真などの高画質映像を表示することで、初めてその価値が発揮されます。
本当に高画質な美しい映像を、有機ELディスプレイで見ると感動してしまいます!
したがって、高画質の映像を見るためにノートパソコンを使う方ならば、有機EL搭載モデルはおすすめです。WordやExcel、メーラー、ブラウザを使う程度ならば、液晶搭載モデルで十分でしょう。
液晶搭載モデルでも、MacBook Proように、液晶ディスプレイが非常に高画質なものもあります。
つまり、液晶搭載モデルでも、高画質モデルとそれほど画質が高くないモデルがありますので、チェックしてみましょう。
またディスプレイ表面の反射防止処理がグレアタイプとノングレアタイプがあります。動画配信を楽しむならば、グレアで反射防止性能が高いものがおすすめです。
ノートパソコン有機ELモデルのおすすめ
ASUSノートパソコンZenbook S 13 OLED
2024年4月19日時点では、ASUSのノートパソコンZenbookシリーズが、圧倒的にコスパが高く、おすすめです!
このASUSノートパソコンZenbook S 13 OLEDが、2024年4月19日時点で16万円以下になっているので注目です!
これかなり魅力的なモデルです!
13.3型の16:10 2.8K有機EL狭額ベゼル4ディスプレイ!
解像度2880×1800、アスペクト比16:10、応答速度0.2 ms 、ピーク時輝度550 nit、 色域100% DCI-P3
Harman Kardonの認証も受けたDolby Atmos® ステレオサウンドシステムを搭載し、標準的なアンプよりも最大3.5倍の音量でブーストできるSmart Amplifierを装備!
参考動画はこちらです!
ASUSノートパソコンZenbook Pro 15 OLED
15.6インチのタッチパネル機能付き有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルが、2024年1月3日時点で11万円以下です。驚異的ですね!
Lenovo Yoga 7i Gen 8 ノートパソコン
レノボファンならば、Yogaシリーズに有機ELディスプレイ搭載モデルがあります!
ドルビーアトモス対応のスピーカーを搭載していることも注目ですね!オーディオも重要です。
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