最近はデスクトップパソコンよりもノートパソコンの方が売れています!コンパクトで持ち運びできますので、便利ですよね。私も使っています!
ところでノートパソコンは、そのコンパクトなボディに多くの電子部品を実装していますので、発熱し、非常に熱くなるケースがあります。ノートパソコン(ノートPC)の熱くなる原因と対策について紹介します。
*いろいろなトラブルで悩まされるようになったらノートパソコンの買い替え時!思い切って買い換えれば、トラブルは一気に解決します!
ノートパソコンが熱くなる原因は?
ノートパソコンが熱い原因は発熱するから
ノートパソコンが熱くなる原因は、内部で大量の熱が発生するためです。
ノートパソコンにはCPUやGPU、ストレージ(HDD、SSD)、メモリー、バッテリーなどの多くの電子部品が組み込まれています。電子部品は、基本的には電力を使うと発熱します。エネルギー効率が100%ということはなく、ロスになるエネルギーが熱になるからです。
バッテリーについては、充電して電気を蓄えたり、電気を放出するものですが、同様に充放電の効率が100%ということはなく、ロスになるエネルギーが熱になります。
いくつかの電子部品の中でも発熱量がもっとも大きく、ノートパソコンを熱くする最大の原因となるのがCPUです。特に処理速度が速い高性能なCPUをフルに使うゲームなどを使った場合などは、発熱量が非常に大きくなります。
ノートパソコンが熱い原因は排熱が不十分だから!熱い風が出てくる!
ノートパソコンが熱くなる原因は、内部で発熱するためと書きましたが、技術力のあるメーカーが作った信頼できる製品であれば、使用時に発生する熱を外部に逃し、内部の温度が上がり過ぎないように設計されています。
したがって、ノートパソコンの使用時に少々熱くなる程度ではなく、温度が上昇し過ぎて動作が非常に遅くなったり、フリーズしたり、最悪の場合は電源が落ちてしまうような場合は、排熱が不十分になっていることも原因の1つです。
ノートパソコンでは、ボディ内部で発生した熱を外部へ排出するためのファンが装備されています。ノートパソコンが熱くなってくると、排気口から熱い風が出てくるようになります。そしてファンの音もうるさくなります。
最近のノートパソコンは薄く、スタイリッシュになっているため、内部の空間も狭く、ファンで送風して排熱することも難易度が高くなっているようです。
また排気をするということは、どこかから吸気をしなければならず、ホコリ等が少しずつ内部に蓄積していきます。溜まったホコリ等によって内部の空気の流れが悪くなると、冷却効率が低下し、さらにノートパソコンを熱くする原因となります。
またノートパソコンのデザインよっては、ボディの底面に排気口があるものもあります。そのようなタイプのノートパソコンの場合、排気口が塞がれたり、風の流れが妨げられたりすると、同様に冷却効率が下がり、熱くなります。よくあるのは、椅子に座り、ノートパソコンを足の上において使う時などに排気口を塞いでしまうパターンです。ひどい時にはノートパソコンの内部温度が高くなり、止まってしまうこともあります。
ノートパソコンが熱い原因は周囲の温度が高いから
前述の説明からわかるように、基本的にはノートパソコンは空冷で、周囲の空気を吸気口から取り込んで内部を冷やします。ノートパソコンの周囲の温度が高いと、ファンで冷却しようとしても冷却効率が低下して、十分に排熱できないことがあります。
使用しているノートパソコンが比較的古い機種で、動画視聴などをするとスペック的にギリギリである場合などは、冬と夏で冷却ファンの音の大きさがかなり違うことがあります。
ノートパソコンが熱いときの対策は?
ノートパソコンが熱くなると、ファンの音がうるさくなったり、動作が遅くなったりするだけではなく、内部の電子部品に少しずつダメージを与え、寿命を縮めます。ノートパソコンに負荷の大きい使い方をして、頻繁に熱くなる場合には、外部から冷却すると良いでしょう。
外部から冷却する方式もいくつかありますが、以下のようにノートパソコン底面側から送風するタイプがシンプルで確実です。ファンの静音性にも配慮されたものが比較的安価に購入できますので、これでノートパソコンの発熱によるダメージを減らせるのであれば、十分に投資する価値があるでしょう。
私が使用しているノートパソコンは、購入から3年以上使用しているのですが、比較的に気温が高い日に負荷の高い作業をすると、ノートパソコン内部のファンの音がかなりうるさくなります。それでも問題なく使えていますが、あまり温度が上がり過ぎてノートパソコンの寿命を縮めてしまわないように、ノートパソコン用の冷却ファンで冷やしています。
その効果は素晴らしく、ノートパソコンの内部の冷却ファンの音がしなくなる(ファンが停止する)ほど、外部の冷却ファンで温度を下げることができています!
ノートパソコンが熱くなる場合の究極の対策は?
ノートパソコンは長く使っていると、どうしても徐々に部品が劣化してきますし、内部にホコリ等が溜まってきます。またOS等のアップデートにより、普通に使っていてもCPUへの負荷が高くなり、発熱しやすくなる傾向があります。
以前、私が使っていたノートパソコンも年々発熱がひどくなりました。インターネットでその機種を検索してみると、同じように発熱で困っているユーザーの記事が多数ヒットしました。そもそもCPUの発熱量とノートパソコンの排熱能力から考えて、「設計ミス」との意見も多数ありました。
真偽のほどは分かりませんが、普通に使っていてもファンの音がうるさくて、頻繁に動作が遅くなるほどの発熱に悩まされていたことは事実です。
これらのことからノートパソコンが熱くなって困っている方で、以下のような点に該当する方は「新しいノートパソコンに買い替える」という究極の方法を検討した方が良い場合もあります。
5年以上前の古いパソコンを使用している
5年以上使用し、新品の頃よりも年々発熱量が増えている場合は、内部の部品が劣化していたり、ホコリが溜まるなどして冷却効率が落ちている可能性があります。有料で内部のホコリをクリーニングするサービスもありますが、部品が劣化しているならばいつ使えなくなっても不思議ではありません。
そもそも設計に問題がある機種
自分のノートパソコンの機種をインターネットで検索して、発熱で困っているユーザーの記事が多数ヒットする場合。その機種の設計に問題がある可能性があります。使い続けて長期間悩まされるよりは、少しでも下取りの条件が良い時に売って、新しいものに買い替えた方が無難な可能性が高いです。
まとめ
ノートパソコンが熱くなって困っているという話は案外よく聞きます。どれぐらい負荷の高いタスクをパソコンで行うかにも依りますので一概には言えませんが、発売後数ヶ月が経過している機種であれば、インターネットで該当する機種の発熱について検索してみると、発熱しやすい機種に関しては関連記事が出てくる可能性があります。特にこれから購入を考えている方は検索してみると良いでしょう。
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