電子書籍が普及していますので、その最大手のAmazon Kindleを利用している人も多いです。
私もAmazon Kindleを利用し始めて8年程度で、できるだけ紙の本の購入を減らし、電子書籍の購入を優先しています。数十冊の本を気軽に持ち運べますし、自宅の本の置き場所にも困らないので、ものすごく便利です!
しかし、使い続けていると、紙の本では当たり前のようにできていたことが、Kindle本ではできない・難しいこともあり、気になってきました。例えば、気に入った本を他の人に貸したり、1つの端末で複数のアカウントを利用できるのか・・・などなど。
そこでよくあるAmazon Kindleの使い方に関する疑問について、以下にまとめてみます!
Amazon Kindle本を他の人に貸せる?アカウントの共有は?
紙の本の場合、自分が読んで気に入った本を簡単に他の人に貸すことができます。購入した紙の本は、自分の所有物なので特に問題ありません。
しかし、Kindle本の場合、AMAZON KINDLEストア利用規約によれば、コンテンツとしての所有権を購入時に得るわけではなく、
お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のKindleコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます
Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません。
とのことですので、その使い方に制限があります。
別途に明確な記載がある場合を除き、お客様のKindleコンテンツまたはその一部に対するいかなる権利も第三者に販売、借用、リース、配信、放送、サブライセンス、ないしは別の方法で譲渡してはならないものとします。
上記のように書かれていますので、友達や他人に貸すことは認められていません。あくまでも自分個人で利用するものとされています。
実際、Kindle本を読む時は、何らかの端末から自分のAmazonのアカウントにログインする必要があるため、その状態で端末を第三者に貸すことは、アカウントを共有することとなり、セキュリティ的な観点からもリスクが高いです。
またアカウントについては、Amazon.co.jp利用規約に以下のような規約もあります。
Amazon.co.jp は子供向けのアマゾンサービスも販売していますが、販売する相手は成人(20歳以上)のお客様に限られます。20歳未満のお客様は、親権者または後見人が承諾する場合に限り、アマゾンサービスをご利用になれます。
したがって、自分のアカウントで購入したKindle本を、子供に読ませたりすることは問題無いでしょう。その場合も、子供が無断でKindle本を購入してしまわないように、後述するような端末の設定をする必要があります。
複数の端末でKindle本を読む
1つのアカウントで購入したKindle本を、複数の端末に配信して読むことができます。
端末の追加登録
端末を追加する方法は簡単です。新しい端末にKindleアプリをダウンロード&インストールし、Amazonのアカウント情報を設定するだけです。
iPadやiPhoneなどのApple製品であれば、App Storeで「Kindle」と検索すればすぐに見つかります。以下のバナーもからでもダウンロードできます。

Kindle for Mac [ダウンロード]

Kindle for Android
Amazonのサイトにログインし、右上のユーザー名が表示されているところの[アカウント&リスト]をクリックします。表示される画面の左側にある「デジタルコンテンツとデバイス」の中の[コンテンツと端末の管理]を選び、さらに[Kindle]をタップします。すると現時点でアカウントに紐付けされている端末のリストが表示されます。
長年利用していると、端末を買い替えたりすることがあり、現在使用していない端末がリストに含まれていることがあります。使用していない端末は、[登録の解除]ボタンから解除しておきましょう。
また端末名称も[編集]をクリックして修正することができます。わかりやすい端末名にすると使いやすくなります。
複数の端末に配信
各端末のKindleアプリでアカウントの設定をすることで、購入したAmazon Kindle本を読むことができます。最初は端末内にダウンロードされていない状態ですが、ライブラリーあるKindle本をタップすることで端末へダウンロードされ、オフラインでも読めるようになります。
購入したコンテンツは、最大6台までの端末に配信できます。ただし、一部のコンテンツについては、出版社側の都合によりより少ない端末数に制限されている場合があります。
この機能を使えば、自分でiPadとiPhoneで同じKindle本を読むこともできますし、子供に端末の1台を持たせて読ませることも可能です。
Kindle本の購入・閲覧制限
Kindle本はiPadやAndroidのタブレット端末でも購入できますし、Kindleアプリをダウンロードすることで閲覧することができます。
Amazonからは専用のKindle端末が複数の機種販売されており、人気があります。特にKindle Paperwhiteは反射型のディスプレイで、紙のような目に優しい読み心地で、価格もお手頃です。さらに防水機能搭載でお風呂でも快適に読める驚きの機能もあります。

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前述のように子供に端末を持たせてKindle本を読めるようにするには、最適な端末です。
複数アカウントは使えるの?
Kindle本を利用していると、1つの端末で複数のアカウントを利用したくなることがあります。それは可能なのでしょうか?
結論から言うと、基本的には1つの端末を複数のアカウントで利用することは可能です。しかし、アカウントを切り替えるには、Kindleアプリでのそのアカウントの登録を解除する必要があり、解除した時点で端末にダウンロードしてあったKindle本が消去されて読めなくなります。
端末から消去されてしまっても、ライブラリーには残っているので、再度Kindleアプリでそのアカウントを設定すれば再びダウンロードして読むことができますので心配は要りません。
しかし、2つ以上のアカウントでそれぞれ購入したKindle本を同時に1つの端末で閲覧することはできないということになります。Kindleに関する少し古いブログの記事では、古い機種のKindle Paperwhite(2013年頃のモデル?)では「端末登録を解除してもKindle本が消去されず、新たに設定したアカウントのKindle本と一緒に閲覧することができた!」というものもありますが、現在販売中の機種ではできないです。
結局、複数アカウントで購入したKindle本を自由に読めるようにしてしまうと、簡単にコンテンツの受け渡しができてしまうので、Amazonとしても認められないのでしょう。
Kindle Cloud Readerを使ってブラウザで読める
Kindle Cloud Readerを利用すると、ウェブブラウザでAmazon.co.jpにログインすればそのアカウントのKindle本を読むことができます。Kindleアプリの方が断然使いやすいので、Kindleアプリが使えればあえてKindle Cloud Readerを利用したくなる場面は少ないです。
パソコンなどでKindle本を確認したい時など、利用する場面は限られるでしょう。パソコンにもKindleアプリはインストールできますので、一時的に使うパソコンでKindle本を閲覧するか、利用する端末数の上限になってパソコンに割り振りたくない時などに便利でしょう。
1人で複数アカウントを使うのはOK
Kindleを利用するためのアカウントは、Amazonのアカウントということになりますが、これを1人で複数登録することは可能です。
仕事用とプライベート用、あるいは子供に読ませるようなど、複数のアカウントがあると便利な場面もあります。前述のように1つの端末で複数アカウントを利用しようとすると不便なことが多いので、複数のアカウント使うならは端末を増やすと良いでしょう。
前述のKindle端末ならば、1万円台ですし、もっとも安い機種は1万円未満です。

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いろいろ悩むよりも、比較的安い端末を購入するなどして利用した方が断然便利です。
まとめ
Amazon Kindleについてのよくある疑問・悩みについて紹介しました。使いこなせれば断然便利です!
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