MacBookやiMacなどのMacを使っていると、パスワードが合っているのにログインできない、パスワードを忘れてログインできないということがあります。これは結構困りますね。
「パスワードが合っているのにログインできない」原因は、主にタイプミスなどの誤入力、Caps Lockが押されている・Macのシステムトラブルなどがあります。
また自分でパスワードを変更したことを忘れていて、「合っている」と思っていたパスワードが正しくないこともあります。
何が原因なのかを調べて、適切に対処する必要があります。詳細は下記で解説します。
MacBookを使っていると、何度もパスワードロックが掛かった画面になり、その度にパスワードを入力することを面倒に感じることがあります。
Apple WatchにはMacBookと連携させれば、自動でパスワードロックを解除する機能がありますので、このような手間が大幅に省けます!そうすれば前述の誤入力などによって「ログインできない!」なんて慌てることも少なくなりますね!
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*MacBookを使いこなすための技についてこちらの記事で紹介しています。
パスワードが合っているのにログインできない!
ほとんど毎日Macを使っている方であれば、頻繁にログインしているのでパスワードをしっかり覚えていることが多いでしょう。またはパスワードをメモしてあって、「パスワードは正しいはず!」と自信を持って言える場合があります。
それなのにそのパスワードでログインできないなんてショックですね。
このようなケースではいくつかの原因が考えられます。よくある原因は以下のようなものです。
Caps Lockキーを押している
間違ってCaps Lockキーを押して気がつかないと言うことは案外ありますので、念のために確認しましょう。
パスワードを正しく入力していない
これは恥ずかしながら私も何度か経験があります。頻繁にパスワードを入力する機会がありますので、ブラインドタッチでパスワードを素早く入力しています。
通常はほとんど問題ないのですが、緊張している時などにパスワードを入力すると稀にミスタイプしてしまうことがあります。
パスワード入力窓は、パスワードを非表示にしていることが多いので、誤入力しても気がつきにくいです。 そしてログインできないと焦ってしまい、さらに誤入力を繰り返すといったこともあります。
私が実際に経験したのは、100人ぐらいの聴衆の前で講演をしようとしたときに、緊張してパスワードを誤入力してログインできず、ものすごく焦ったと言うものです。 その時はステージの上に上がっていたので、いろいろ試すこともできず、指1本で1つずつパスワードをゆっくり入力してみたらログインでき、安堵しました。
寒い時期に指がうまく動かず、誤入力してしまうと言うこともあります。うまくログインできないときは、指1本でゆっくりパスワードを入力してみましょう。
パスワードを変更したことを忘れている
Macに関することだけでも複数のパスワードを使うのが普通です。場合によってはパスワードを変更するように求められることも少なくなく、変更したことを忘れてしまうこともあります。この場合は、下記の「Macのパスワードを忘れた!」の対処方法をご覧ください。
Macのシステムトラブル
Macのシステムトラブルでログインできないこともあります。システムトラブルの種類にもいろいろなケースが想定され、対処の難易度が高くなる場合もあります。
そのためどこまでの対処を自分で行うかと言うことも、Macの操作や技術内容についての理解・経験のレベルによります。間違った対処をするとさらに状況が悪化してしまうことも起こりますので、「あまり自信がない」と感じたら、無理せずApple Shopに相談することをお勧めします。
【再起動する】
誰でもそれほどリスクなくできることとしては、とりあえず再起動してみること、あるいは一旦電源を落とし、10分程度経ってから再度電源を入れることです。Macを長期間再起動せずに使い続けていると、動作が不安定になることは案外あり、再起動をすることによって改善されることも多いです。
特にフリーズしているような場合は有効でしょう。
【セーフモードで起動する】
Macをセーフモードで起動することによってログインできシステムが修復される場合があります。
セーフモードで起動するためには、Macの電源ボタンを押し、その直後からすぐにシフトキーを押し続けます。 起動してセーフモードになっていれば、画面右上に「セーフブート」という表示が出ます。
この画面でパスワードを入力しログインしてみましょう。パスワードが正しければこれでログインできることがあります。
ログインできない場合は、5分程度その状態で待ってから、改めてパスワードを入力し、ログインしてみましょう。セーフモードでは、 macが自動でシステムエラーを検出し修復する機能があるためです。
このほかにもmacOSがバージョンアップされたときのバグなど、いろいろなトラブルが報告されています。 特にOSやアプリのバージョンアップを行った後からトラブルが発生しているようであれば、このような思い当たる原因についてインターネットで検索してみると同様のトラブルに遭っている事例を見つけることができるかもしれません。
Macのログインパスワードを忘れた!
Macのログインパスワードを忘れてしまった場合は、以下で紹介するようないくつかの対処方法があります。落ち着いて難易度の低いものから試してみましょう。
Macのパスワードを忘れたらリセット(初期化)で解決!
【Apple IDでログインパスワードをリセットする】
これはmacOSのバージョンにもよりますが、3回程度連続してログインパスワードを間違えると、「Apple IDを使ってパスワードをリセットできます」と表示される場合があります。
これが表示される場合は、Apple IDを入力し、指示に従ってログインパスワードを変更・再設定してしまえば、以降はそのパスワードでログインできますので簡単です。
【別のユーザーアカウントでログインしてパスワードをリセットする】
複数のユーザーアカウントを設定しているMacならば、別のユーザアカウントでログインし、自分のアカウントのパスワードをリセットすることができます。
別のユーザーアカウントの人にログインしてもらい、画面左上のリンゴマークから[システム環境設定]>[ユーザーとグループ]へ進み、開いたウインドウ内の左下の鍵マークをクリックします。続いて現在ログインしているユーザーアカウントのパスワードを入力します。
さらにログインできないユーザーをクリックし、[パスワードをリセット]をクリックします。開いたウインドウで新しいパスワードを入力し、[パスワードを変更]をクリックします。
以降は、このアカウントからログアウトし、新たに設定したパスワードでログインできます。
【ターミナルでパスワードをリセットする】
前述の方法でパスワードをリセットできなかった場合は、Macのターミナルでパスワードをリセットできます。
その手順は、まずMacの電源を落とし、再度電源ボタンを押した直後にすぐ「command+R」を押し続けます。Appleのリンゴマークが表示されたら手を離しても大丈夫です。
画面上部のメニューバーから、ユーティリティ>ターミナルと進みます。ターミナル画面が表示されたら「resetpassword」と入力し、Enter(Return)キーを押します。その後は指示に従ってパスワードをリセットし、新しく設定したパスワードでログインします。
しかし、前述のEnterキーを押した後に表示される画面と指示は、OSのバージョンや設定により異なります。さらに今後新しいmacOSがリリースされると変わってくる可能性が高いです。
パターンの1つは、Apple IDの入力を求められるものです。これはApple IDを用意しておけばよいだけですので簡単です。
また単純にパスワードをリセットし、新しいパスワードの設定を求められるパターンもあります。このようにまったく本人確認的なプロセスが無いパターンが今でも表示されるのか、その方法でログイン後にすべてのデータを見ることができるのか、少々疑問に思います。誰でもこの方法でパスワードをリセットすればログインできてしまうので・・・。
この方法でパスワードをリセットし、新たにログインすると、「ログインキーチェーンのロックを解除できませんでした」と表示されることがあります。その場合は[新しいキーチェーンを作成]を選択し、再度、新しくキーチェーンを作成しなければなりません。
Macのパスワードを確認する方法
Macでは、ログインパスワードの他に、インターネット上のウェブサイトなどで様々なパスワードを設定することがあります。
これらの内、Safariに保存したパスワードについては、忘れてしまった場合でも、調べて確認することができます。
その手順は、まずSafariを開きます。次にSafariのメニューから[環境設定]>[パスワード]と進みます。
続いてTouch IDあるいはログインパスワードを入れると、各サイトで保存したパスワードが表示されます。
Apple WatchでMacBookのパスワードロックを解除する
Apple製品は、複数の製品を購入すると、それらの間で連携する機能が年々強化されています。MacBookユーザーに特にオススメしたいのは、Apple Watchとの連携です。
Apple Watchを装着したままMacBookを起動してパスワード入力し、ログインすると、それ以降はMacBookに近づくだけで自動的にパスワードロックを解除してくれるようになります。
これは使ってみると本当に便利です!
MacBookを使っていると、作業を一時中断してサスペンドにすることがよくあります。通常は、サスペンドから再起動する度にパスワードを入力してロックを解除する必要があるのですが、これが案外面倒です。
Apple Watchを装着しているだけでこの手間が省けるので、本当に嬉しいですね!
まとめ
Macパスワードは重要なものですので厳重に管理しなければなりません。最近は本人認証の精度を高めるために、Touch IDなどの生体認証も導入されています。
そのため自分で設定したパスワードを入力した機会が減り、忘れてしまうこともあるようです。悩ましいことではありますが、まずは忘れないようにしましょう。
忘れてしまってもここで紹介したような復旧方法がありますのでご安心下さい。
*MacBookを使いこなすための技についてこちらの記事で紹介しています。
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