業種・職種によっては、頻繁に海外出張に行く方も多いでしょう。そんな方々は経験豊富で、無理なく出張先の国の雰囲気に溶け込むことができるようです。しかし、これから海外出張に初めて行く方や、まだあまり経験のない方は、海外出張の準備や現地でのいろいろな行動において悩んだりすることも多いのではないでしょうか?
しっかり準備しておきたいのは海外出張の時の服装です。服装は、相手に与える印象に大きく影響しますので、特にビジネスシーンにおいては重要です。最近、米国の西海岸に出張し、現地の方々との会合に参加しました。そんな場面での服装について紹介します。
*ビジネスカジュアルに便利なシャツ!
海外出張の服装で男性はジャケット?スーツ?
私が参加したのはIT系の国際会議の委員会で、今回はサンフランシスコのHYATTで開催されました。年に1回開催されるのですが、場所はサンフランシスコだけでなく、サンノゼ、ロサンゼルスなど西海岸の年のホテルで行われています。
米国人は、Apple、Google、Microsoftなど、有名なIT企業の方が多く、若手の優秀な技術者から技術系の役員レベルの方まで出席します。また関連する分野の大学教授も多いです。
日本からも、IT系の大企業等の技術者、大学教授が多数参加します。もちろん中国、韓国、台湾、ヨーロッパなどからも多数参加します。
業種・職種からはかなり硬めの人が多いと思いますが、現地の米国人のファッションはいわゆるビジネスカジュアルで、ネクタイをしている人はほとんどいません。国際会議などにネクタイをしてくる米国人は、来賓か式典などのフォーマルな場面で挨拶をする方がほとんどです。通常の委員会レベルの会合であれば、ノーネクタイが普通です。
日本人の場合、日本では普段の仕事の時にスーツを着ていることが多いので、このような会合に初めて参加する人はほとんどスーツにネクタイを着用しています。実は韓国人や中国人・台湾人もそのような傾向があり、会場でスーツ&ネクタイの人はほとんど日本人・韓国人・中国人・台湾人です。
最初は仕事なのでスーツ&ネクタイの方が落ち着くのですが、徐々に慣れて米国の雰囲気に溶け込んでくると、自分の服装がちょっと浮いていることを感じるようになります。
海外出張の服装はジャケットでビジネスカジュアル
米国西海岸でのこのような会合などに出席される場合は、ビジネスカジュアルをイメージした方が良いでしょう。ビジネスカジュアルであれば、ジャケットを着ていくのが良いですが、もしスーツしか持って行かなかった場合は、ネクタイを外すだけでも周囲の雰囲気に溶け込めるでしょう。
実際のところ、米国は多様性を重視する社会ですので、仕立ての良いジャケットを着た人も居ればTシャツ姿の人もいることがあります。そのような意味でTシャツが絶対ダメということはないですが、少なくとも仕事として参加するならば、ある程度上品に見えるジャケット&スラックスまたはチノパンなどが良いでしょう。
ジャケットの下に着る襟付きのシャツの色は、特に決まりはありませんが、水色~ブルーのシャツを好んで着ている人をよく見かけます。もちろん白いシャツの人も居ます。
会合が2日以上になる場合は、シャツの色も複数揃えておいて、ジャケットとスラックスまたはチノパンは同じでも、シャツの色を替えて変化をつけた方が良いでしょう。
海外出張の服装のジャケットのおすすめ
日本で普段はスーツ&ネクタイ&白のワイシャツで仕事をしている人は、実は服選びとしてはおおよそパターンが決まっているので簡単です。どのスーツにどのネクタイを組み合わせようかと考える程度ではないでしょうか?
そして休日にはジャケットを着ないような、かなりラフな服装をしている人も少なくないでしょう。
そんなパターンの人が、ビジネスカジュアルとしてのジャケットを選んで購入しようとすると、どのお店でどのぐらいの価格のものを買えば良いのかよく分からずに困ることがあります。実際、私はそうでした。
おすすめの2つのパターンは以下です。
1.ブランド品のジャケット
ビジネスカジュアルとは言え、仕事で着るので、あまりクオリティを落とすのが心配だったので、最初はブルックス・ブラザーズのジャケットを買いました。
日本人のスーツはダーク系が多いのですが、せっかくのビジネスカジュアルですので「明るめの色が良いなあ」と思い、薄いアイボリーのジャケットを選び、それに合わせてスラックスと一緒に買いました。
これは結構気に入っていたのですが、色が薄いため、汗などの染みが付いて、クリーニングしても落ちなくなり、短命に終わりました。出張先で仕事の無い時に、Tシャツ&ジャケットのような組み合わせで着てしまったことが原因の一つです。
ジャケットとは言え、やはりブルックス・ブラザーズのようなブランド品はそれなりの値段がするために、頻繁に買い換えられないのが難点です。
2.安めのジャケット
どんなに高価なブランド品も、何回か着て汚れてくると印象が良くないです。お金に余裕がある人は、高価なものでも頻繁に買い換えられますが、それほどの余裕がない方の方が多いでしょう。その場合、比較的安めのジャケットを、ある程度汚れたら買い換えるつもりで買うのが良いでしょう。
汚れを気にして着るのも神経使いますし、素材によってはクリーニングにも費用がかかります。安めのジャケットならば、ある程度汚れたら新しいものに買い替えてもそれほど気にならないですし、やはり新品はきれいで印象が良いです。
私は、先日の米国出張直前に、ユニクロでジャケットとスラックスを買いました。「汚れたら買い換えれば良い」と思うと、安心してライトグレーのジャケットを選ぶことができました。スーツでも欲しい色なのですが、価格が高いと汚れが目立ちそうなのでいつも敬遠してしまう色です。
早速、このジャケットでサンフランシスコでの会合に参加しました。
安めであればユニクロに限定されるわけではありませんが、安いだけでなく、生地のクオリティがあまり悪くないものを選びましょう。
海外出張に行く時には、できるだけスーツやワイシャツをシワだらけにならないように運びたいですね。こちら記事もご覧ください。
海外出張の服装で夏の場合の注意点
海外出張の行き先(目的地)は様々ですが、現地の季節が夏である場合、暑さ対策を考える人は多いでしょう。ビジネスカジュアルの場合は、暑ければジャケットを脱げば良いので比較的簡単です。
しかし、見落としがちなのは、暑い季節にはほとんどの国で冷房が利用されているということです。仕事で長時間居なかればいけない部屋が強烈に冷房が効いているなんてことが案外あります。
私はどちらかというと暑さには強く、寒さには弱いです。そのため他の人が大丈夫な部屋でも、寒くてブルブル震えていることがあります。特に国際会議場などでは、どちらかというとサービスとして冷房が効いていることが多く、いつも寒さ対策として厚手のインナーを持っていっています。
そんな状況でのTシャツ&短パンみたいな人がいるので、本当に人それぞれですが・・・。冷房が苦手な人は寒さ対策を準備しておくと安心できるでしょう。
まとめ
ビジネスカジュアルに慣れてくると、ジャケット選びが楽しくなりまり、センスも磨かれます。ファッションもある程度の意識を持って経験を積むことが大切です。これまで着ていなかったような服装に挑戦してみましょう。
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