令和6年度入間航空祭は、2024年11月3日(日)に開催されます。ブルーインパルスの展示飛行もあります!
多くの航空自衛隊の航空機が展示され、すぐ近くで見学できる貴重な機会です。圧巻はブルーインパルスのアクロバット飛行。大空を舞台に、高速で高度なアクロバット飛行はど迫力です。一度は見ておきたいですね。
また航空自衛隊の基地は、軍事拠点ですので、普段は厳重な警備がされており、簡単に中に入ることはできません。そんな航空自衛隊の基地に入ることができるという点でも大変貴重な機会です。
*ブルーインパルスのアクロバット飛行を見るとDVDが欲しくなりますね!迫力ある映像で楽しめます!
入間基地航空祭のアクセス:電車で行く場合
これは入間基地航空祭の開催日近くにならないとわからないのですが、狭山市駅から稲荷山公園駅までに行く途中にある入間基地の門が開門する場合があります。その場合は、狭山市駅から門まで2km弱で、門からメイン会場の滑走路周辺までは最短距離です。航空祭終了時には通常はこの門を開けて退場できるようになり、もっとも混雑する稲荷山公園駅を避け、狭山市駅に向かう人も多いです。また退場時だけ狭山市駅までのシャトルバスが運行されたこともありました。
2024年11月3日については、公式サイトに以下のように記載されています。
入間基地正門(県営彩の森入間公園側)、稲荷山門(稲荷山公園側)、北門、狭山市役所前臨時門から出入門が可能です。狭山市役所前臨時門については狭山市駅(西武新宿線)から徒歩約15分です。
西武池袋線稲荷山公園駅は、地図で見ると分かりますように、入間基地の敷地内に駅があります。普段は乗降客が少ない、簡素な駅に航空祭の時に多くの人が押し寄せるので、開場時間にはかなり混雑します。
西武池袋線の池袋方面から下りで稲荷山公園駅に到着すると、時間帯によっては駅の臨時の出口から外に出ることになります。駅の構内で線路を渡る陸橋があるのですが、混雑が激しい時は安全上の配慮から臨時出口が使用されるようです。
この臨時出口からは進行方向に向かって駅の左側に出ます。これは会場とは反対側で、そこから踏切を渡って会場に向かうのですが、もっとも混雑する時間帯では、踏切を渡るのにかなりの時間がかかります。状況によっては、一つ先の入間市駅まで行って、上りに乗って稲荷山公園駅まで戻ってきて会場側の出口から出た方が早い場合もあります(*折り返しをする場合は、ルール上おそらく一旦入間市駅で改札から出て、再入場することになると思います)。
入間基地航空祭のアクセス:車で行く場合
入間基地航空祭に車で行くことは基本的にはおすすめしません。専用の大きな駐車場がないことと、周辺の道も狭く、迂回路もないため、渋滞にハマるとどうしようもないからです。
どうしても車で行く場合は、コインパーキングを探して駐車することになりますが、おそらく徒歩で15分程度以上離れた場所に数台程度あるだけでしょう。駐車できる台数にも限りがあるので、これらも空きがない可能性が高いです。
むしろ稲荷山公園駅よりも飯能・西武秩父方面に一駅行った入間市駅周辺のコインパーキングに駐車し、上りに乗って稲荷山公園駅に行った方が良いです。入間市駅周辺のコインパーキングが満車になった場合は、入間市駅に隣接している西武入間ぺぺに200台の駐車場がありますので、駐車できる可能性が高いでしょう。利用時間は9:50~21:30で、基本的には西武入間ぺぺのお客さん用駐車場ですので、西武入間ぺぺでショッピングをして駐車場割引を利用しましょう。
入間基地航空祭の穴場は?
入間基地航空祭の来場者数は、年によってバラツキがあり、もっとも多くの人が集まったのが2013年の約32万人、2016年は約13万人でした。会場は滑走路の近くで、その手前に航空機等が展示されています。その最前列がもっともよく見える特等席であることは間違いなく、その場所を取るためには会場前から並ぶ必要があります。
しかし、ブルーインパルスなどの飛行展示は空を飛ぶわけで、必ずしも特等席以外ではよく見えないということもありません。
小さな子供連れや高齢の方と一緒に航空祭を楽しむならば、必ずしも会場時間のもっとも混雑する時間帯に行く必要はなく、開場の1時間後以降に行っても十分に楽しめるでしょう。会場の比較的後方や端の方であれば、ゆっくり行っても見られます。
注意した方が良いのがトイレ。臨時のトイレが設置されますが、来場者に対してトイレが少なく、長蛇の列になります。男性は一人当たりの使用時間が短めなのでまだ良いのですが、女性の場合はかなり大変そうです。トイレはギリギリまで我慢してから並ぶのではなく、早めに並ぶことをおすすめします。
入間基地航空祭の混雑は?
入間基地航空祭の最近の来場者数は以下の通りです。
2024年11月3日:22万1000人以上
2024年1月20日:能登半島地震に伴う災害派遣活動のため中止
2022年11月3日:2万7000人(*入場制限あり)
2021年:中止
2020年:中止
2019年11月3日:12万5000人
2018年11月3日:19万人
2017年11月3日:21万人
2016年11月3日:13万人
2015年11月3日:20万人
2014年11月3日:29万人
2013年11月3日:32万人
2012年11月3日:22万人
2011年11月3日:17万人
開催年によって変動はありますが、おおよそ20万人前後の来場者となります。自衛隊単独での航空祭(*米軍などとの共同開催ではないという意味です。入間基地航空祭でも陸上自衛隊や海上自衛隊からの参加はありますが、あくまでも主催は航空自衛隊です。)としては、日本で最大規模の来場者数です。
これは都心から電車でアクセスしやすく、毎回ブルーインパルスのアクロバット飛行が行われることなどによるようです(*トラブル等によってアクロバット飛行が行われないこともあります)。また開催日が毎年「文化の日(11/3)」ということも集客に貢献しているように感じます。「入間航空祭は文化の日」と覚えやすく、リピーターも多いでしょう。またこの頃は気候も良く、熱中症になるリスクもほとんどありません。さらに文化の日が「晴れの特異日」ということも大きいでしょう。航空祭の日に天気が悪かった記憶がありません。せっかく航空祭に行く予定を立てていても、他の航空祭ならば天候が悪くなることもありますが、「晴れの特異日」に開催する入間基地航空祭は滅多に天候が悪くなることがありません。
入間基地航空祭の展示は?
2024年の入間航空祭の見どころは、1機しか存在しない「電子支援訓練機EC-1」の入間で初フライト、C-1輸送機の最終号機のラストフライト、ブルーインパルスのアクロバット飛行です!
C-1輸送機は入間基地に配備されている飛行機ですので、入間基地周辺の住民や何度も入間航空祭に参加している人にとっては、長年見慣れた飛行機です。そのC-1輸送機がついに退役ということで、本当に感慨深いです!お疲れ様です!
2024年11月3日の入間基地航空祭の展示・プログラムについて、以下に記します。
■令和6年度 入間航空祭
<展示飛行 スケジュール>
09:30-09:40 EC-1
09:50-10:10 CH-47J
10:15-10:35 U-680
10:45-11:05 T-4
11:10-11:30 C-2&C-1&U-4
13:05-14:10 ブルーインパルス
14:10-14:25 C-1(#31) LAST FLIGHT
<地上展示>
・第2輸送航空隊
C-1、C-2、U-4
・飛行点検隊
U-680、U-125
・中部航空方面隊司令部支援飛行隊
T-4
・入間ヘリコプター空輸隊
CH-47J
・電子作戦群
EC-1
・小松基地 第6航空団
F-15
・百里基地 第7航空団/百里救難隊
F-2、U-125A、UH-60J
・静浜基地 第11飛行教育団
T-7
・海上自衛隊 館山航空基地 第21航空群
SH-60K
・埼玉県警航空隊
警察ヘリ
<そのほか催物 スケジュール>
10:00-10:40 警備犬訓練展示(1回目、第2訓練場)
11:20-11:50 基地軽音楽部演奏(催物会場)
12:00-13:00 中部航空音楽隊演奏(催物会場)
12:10-12:40 自衛太鼓演奏(晴天時、メインエリア)
13:20-13:50 自衛太鼓演奏(雨天時、催物会場)
14:20-15:00 警備犬訓練展示(2回目、第2訓練場)
*ブルーインパルスのアクロバット飛行を見るとDVDが欲しくなりますね!迫力ある映像で楽しめます!
まとめ
航空自衛隊の航空祭やアクロバット飛行は、日本全国の航空自衛隊の基地などで開催されていますが、池袋から40分のアクセスが良い場所で、見学できるのは入間基地航空祭だけではないでしょうか?一度は見ておきたいですし、都心を守るPAC3なども見学して、改めて航空自衛隊の役割なども考えるきっかけとしたいですね。
*雨天の場合はブルーインパルスのアクロバット飛行はどうなるのでしょうか?こちらの記事「ブルーインパルスのアクロバット飛行!雨でもやる?スモークは?」もご覧ください。
*航空祭の楽しみ方については、こちらの記事「航空祭の楽しみ方!初めて行く人のためのガイドブック」で紹介しました!
コメント