石川県小松市にある航空自衛隊小松基地では、毎年9〜10月に航空祭が開催されます。2024年は、9月23日(月)に「航空祭2024 in KOMATSU」として開催されます。
ブルーインパルスの展示飛行が予定されています!
日本海側唯一の戦闘機部隊が所在する基地であり、航空自衛隊のF-15J/DJが配備されています。一度は観ておきたいですね!
人気の小松基地航空祭へのアクセス、駐車場、混雑情報について紹介します。
小松基地航空祭へのアクセスは?シャトルバスは?
航空自衛隊小松基地は、石川県小松市向本折町戊267番地にあります。最寄り駅はJR西日本の北陸本線の小松駅です。
小松基地航空祭の際には混雑等が予想されるため、できるだけ公共の交通機関を利用することが推奨されています。
最寄駅からは4km以上の距離があるため、徒歩ではかなり無理があり、基本的には小松駅から小松基地までの臨時有料シャトルバスを利用することになります。
*2024年9月4日の時点では、シャトルバスの運行については詳細な発表がありません。確認出来次第追記します!
小松駅から小松基地まではタクシーを利用することも可能です。しかし、タクシーの待ち時間については、状況によります。基本的にはかなりの時間待つ可能性が高いと考えておいた方が良いでしょう。
小松基地航空祭の駐車場は?
令和6年度小松基地航空祭の障がい者用駐車場
2024年小松基地航空祭では障がい者用駐車場が設けられます。
事前申し込み・抽選制で、応募資格のある方のみ申し込むことができます。締切は2023年8月26日24時です。
令和6年度小松基地航空祭の臨時駐車場
小松基地航空祭の際には、一般の方向けの基地内駐車場は用意されていません。基地内にはバス用駐車場とハンディキャップの方用の駐車場がありますが、これも事前に応募して許可された方のみです。これらの2024年の小松基地航空祭分は受付が終了しています。
一般の方向けには、臨時駐車場があります。鉄工団地臨時駐車場、Jバス臨時駐車場、小松市役所駐車場などが用意されます。また鉄工団地臨時駐車場から小松基地行の有料シャトルバスが運行されます。
駐車場の収容台数に限りがあること、周辺道路が交通規制され、大変混みあうことなどから、基本的には公共の交通機関の利用が推奨されています。
駐車場の場所や交通規制、駐車場への進入ルートなどは、公式サイトをご覧ください。
小松基地航空祭に飛行機で行く?
航空自衛隊小松基地は、小松空港に隣接しています。自宅からいずれかの国内空港へアクセスしやすい方は、小松基地まで国内線を利用してアクセスするという方法もあります。
飛行機でアクセスし、航空祭を見学して、また飛行機で帰ってくるというのも、空と飛行機を満喫できて楽しいですね。
例えばJALの場合、羽田7:10発のJAL183便で小松空港に8:05に到着します。帰りは、小松基地から出るまでに時間がかかりますので、余裕をみてフライトを決めた方が良いでしょう。
徐々に残席が少なくなりますので早めに予約しましょう。
もちろん、前日の22日(日)に現地入りして前泊すれば、周辺の観光も楽しめますし便利ですね!2024年は航空祭が祝日の23日(月)に開催されるので、このようなスケジュールも組みやすいでしょう。
実際、小松基地の最寄りの小松駅周辺のホテルはすでに予約満杯になっています。いくつか離れた駅周辺でホテルを探すしかないかもしれません。
例えば、アパホテル<加賀大聖寺駅前>ならば最寄りの加賀大聖寺駅が、小松駅からJR北陸線で17分程度です。加賀大聖寺駅のすぐ近くにあるのでアクセスは良いです。
航空券とセットで申し込むとお得です!
小松基地航空祭にバスツアーで行く?
小松基地航空祭にバスで行けるツアーがいくつか企画されています。例えばクラブツーリズムなどのツアーであれば、国内の複数個所から出発しますので、それらに近い地域の方には便利でしょう。バスに乗ってしまえば、小松基地まで連れて行ってもらえます。ただし、状況によっては基地内にバスが乗り入れられず、最寄り駅などから有料のシャトルバスを利用する場合もあります。インターネットなどで検索して調べてみましょう
小松基地航空祭の混雑は?
小松基地航空祭の最近の入場者数は以下の通りです。
2023年10月7日(土) 50,000人 晴
2022年9月19日(月・祝) 30,000人(事前申し込み・抽選制)
2021年9月 新型コロナウイルスのため中止
2020年9月 新型コロナウイルスのため中止
2019年9月16日(月・祝) 125,000人
2018年9月17日(月・祝) 123,000人
2017年9月18日(月・祝) 中止
2016年9月19日(月・祝) 72,000人
2015年9月21日(月・祝) 147,000人
開催年によって変動が大きいですが、10万人以上の入場者数が予想されるかなり大きな航空祭です。滑走路周辺は広いのでそれほど問題ないのですが、小松基地への入場・退場時は大変な混雑が予想されます。
また基地内のトイレや飲食店などでも長蛇の列ができる可能性が高いので注意しましょう。特にトイレは、ギリギリまで我慢してから列に並ぶと大変なことになります。
有料観覧席
2023年小松基地航空祭では、有料観覧席が設けられることは公表されています。しかし、まだ詳細が発表されていません。確認出来次第追記します。
小松基地航空祭の展示は?
以下に、参考までに2019年の小松基地航空祭の展示を記します。
<飛行展示プログラム>
8:05〜8:20 オープニング
8:45〜9:00 機動飛行
9:05〜9:20 F-16機動飛行
9:35〜9:55 救難展示
10:00〜10:50 飛行教導群機動飛行&
大編隊飛行
10:50〜11:00 陸自訓練展示
11:00〜11:15 F-2、F-4展示、
VADS模擬対空射撃
12:00〜12:15 グライダー
12:35〜13:50 ブルーインパルス
12:35〜13:00 ウォークダウン
14:00〜 展示機帰投
<ステージイベント>
・2格
10:35〜10:50 山口采希ミニライブ
11:00〜11:20 ストナビダンススクール
11:30〜11:55 小松工業高校吹奏楽部
12:05〜12:30 中部航空音楽隊
<地上展示>
7:45〜14:45 1格&2格:各種ブース
7:45〜14:45 3格:装備品展示
7:45〜14:45 エプロン:航空機・車両展示
8:00〜14:45 補給倉庫:紙飛行機大会
8:00〜14:45 エプロン地区東側:花自動車
9:30〜10:15 補給倉庫東側:警備犬展示
11:20〜12:05 補給倉庫東側:警備犬展示
14:00〜14:45 補給倉庫東側:警備犬展示
小松基地航空祭でF-2とF-16を見比べよう!
冒頭に記しましたように、2019年の小松基地航空祭では米軍三沢基地からF-16が参加し、アクロバット飛行を行うことが発表されました。また航空自衛隊のF-2の飛行展示も行われます。詳しい方ならばご存知のように、このF-16とF-2は関係があります。
まず一目見ただけでもF-16とF-2が似ていることに気が付くでしょう。F-2は日本の航空自衛隊用に開発された戦闘機ですが、当初は日本が単独で新しく開発する案もありました。その後、米国と協議し、政治的な問題、予算や技術的な問題などが複雑に絡み合い、最終的には日米共同でF-16をベースとして改造する形で開発されました。
F-16は軽量な戦闘機ですが、航空自衛隊が対艦攻撃能力と対空能力を兼備することを求めたため、F-2の方が翼の面積が広く、大型になっています。またF-2には単座のF-2Aと複座のF-2Bがあります。
これらのことを理解した上で、F-16とF-2を見比べてみると面白いでしょう。飛行機の設計も、用途や要求仕様でこれだけ違いが出るということが見て理解できます。
まとめ
小松基地航空祭は、国内で開催される航空自衛隊の航空祭の中でもかなり多くの入場者が集まります。F-15など配備されており、日本のトップガンと呼ばれるパイロットが所属している基地であることも人気の理由でしょう。日本の精鋭のパイロットによるF15の機動飛行は圧巻です。
航空祭に初めて参加される方は、こちらの記事「航空祭の楽しみ方!初めて行く人のためのガイドブック」もご覧ください。
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