ブルーインパルスの展示飛行が見られる入間基地航空祭は、都心からのアクセスも良く、非常に人気があります。それは多くの人で賑わい、混雑することを意味します。興味はあっても混雑するところは苦手という方も少なくないでしょう。入間基地航空祭の混雑について紹介します。
入間基地航空祭の混雑はどのぐらい?
2017年の入間基地航空祭は21万人の入場者を記録しました。2011年から2017年の間は、入場者数13万人から32万人の間で推移しています。2018年は入間基地の60周年にあたり、もしかしたら入場者数が増えるかもしれません。仮に2017年と同じ21万人であったとすると、その混雑状況がイメージできるでしょうか?
調べてみたところ、2016年度の東京ディズニーランドの入園者数は約3000万人でした。これを365で割って、一日あたりの平均入園者数を求めると約8.2万人です。つまり、東京ディズニーランドの1日の入園者数の約2.5倍の人が、入間基地航空祭に入場していることになります。
ちなみに入間基地のある埼玉県狭山市の人口は約15万2千人で、市の人口を上回る人が、入間基地航空祭に集まるということから考えてもかなりの混雑であることが分かるでしょう。
入間基地には、これだけの入場者に対応できる駐車場はなく、公共の交通機関を利用することになります。混雑という点では、航空祭の開始時間近くおよび終了時間近くの電車と駅が非常に混みます。
特に最も近い西武池袋線稲荷山公園駅は、普段はそれほど乗降客は多くなく、駅のスペースも小さいため、大混雑となります。少しでも入場・退場のピーク時間を外すようにした方が良いでしょう。
入間基地航空祭の開門時間になると、開門前から待っていた人が一斉に基地内に誘導されます。将棋倒しなどの事故を防ぐために規制線を張りながら誘導されます。
メイン会場となる滑走路脇のエリアは、さすがに飛行場だけに広く、混雑はしているものの、満員電車のように接近しているわけではなく、それなりの間隔で人が集まっていますので、それほど辛くはありません。しかし、広いということは、展示されている飛行機などを見て回るためにかなりの距離歩かなければならないことを意味しています。歩きやすい靴・服装で行きましょう。
入間基地航空祭の場所取り
入間基地航空祭では、滑走路脇の見学スペースの最前列が写真撮影のためのベストポジションになります。そのためその場所を取りたい方々は、開門2時間前の7時頃から並んでいる人々もいます。
正直なところ、一人で並んで場所取りするのは、トイレに行くこともできず、かなり大変です。二人以上で並んで、協力し合った方が良いでしょう。
写真撮影の時に最前列がベストポジションである理由は、駐機中や離着陸時の飛行機の撮影に他の人が邪魔にならず、良い写真を撮りやすいからです。しかし、幸いなことに飛行機は空を飛びます。ブルーインパルスのアクロバット飛行やその他の航空機の飛行時の写真は、上空を飛ぶ飛行機を撮影することになりますので、必ずしも最前列でなくても撮影できます。
ガチな写真撮影が目的ではなく、上空を飛んでいる飛行機を見学することがメインで、いくつか気軽に写真撮影する程度であれば、それほど早い時間から並ぶ必要はありません。
特にブルーインパルスが見られれば良いということならば、通常は午後にプログラムされていますので、お昼ごろの比較的入場する人が少なくなった時間に入場しても良いでしょう。それならば入場時の混雑はかなり緩和されます。
2024年は、ブルーシートなどシート類の使用はできなくなり、持ち込むことは控えるように公式サイトでアナウンスされています。
入間基地航空祭の食事とトイレなど
入間基地航空祭で注意しておいた方が良いのが食事とトイレです。基地内で食べ物が販売されますが、売店の数がそれほど多くなく、多数の入場者がいますので、どの売店も行列になります。
もちろん、早めに並んで食べ物を買っておくという方法もありますが、混雑する基地内で長時間並ぶのも案外疲れるものです。基地の外(最寄り駅周辺ではなく、もっと離れた場所)で昼食を買って、基地に持ち込んだ方が良いでしょう。
さらに気をつけたいのはトイレです。普段は基地内にこれほどの来場者に対応できる数のトイレがあるはずはなく、航空祭の時に臨時の仮設トイレが設置されます。それでも圧倒的にトイレが不足しているため、トイレには長い行列ができます。
当然のことながら、男性用よりも女性用の方がトイレの回転率が悪く、長時間並ぶことになります。つまり、トイレを我慢して、ギリギリになってからトイレに行こうとすると大変なことになりますので、ご注意ください。
まとめ
入間基地航空祭は、非常に人気があり、多数の来場者が訪れます。そのため非常に混雑するので、あらかじめ混雑状況をイメージし、準備しておくことが大切です。少しでも混雑が緩和した状態で楽しめるように工夫すれば、かなり快適になると思います。
*航空祭の楽しみ方については、こちらの記事「航空祭の楽しみ方!初めて行く人のためのガイドブック」で紹介しました!
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