WordPressでブログを買いたり、サイトを構築したりする人は多いです。本業ではなく、副業や趣味でこれらをやっている方々は、限られた時間で作業をしています。それだけに困るのはエラーなどのトラブルです。ここでは501エラーについて、その原因と解決方法について紹介します。
501エラーの原因は？WordPressで表示される！
先日、私はこのブログの別の記事を書いていて、限られた時間の中でようやく書き上げ、まず［下書きとして保存］をクリックしたら以下のような画面が表示されて困りました。
画面には「以下のような原因が考えられます。 ・対応していないメソッド（MOVE/COPYなど）を使用した。」と書かれていましたので、最初は記事の文書中で［コピー・貼り付け］の操作をしたことが問題なのかと思いました。実は、この際に、別のアプリケーション中で記事の文書を執筆し、文書全体をコピーしてからWordPressの記事入力欄に貼り付けていました。
とりあえず記事全体をすべてコピーするのではなく、何回かに分割して［コピー・貼り付け］し、［下書きとして保存］をクリックしたら、最初から途中までのほとんどの部分を［下書きとして保存］することができ、エラー表示を回避できました。そして、後半のある文章中に含まれる「ある文字列」が問題になっていて、その部分をWordPressで［下書きとして保存］しようとすると前述の「501 Not Implemented」のエラーが表示されることが分かりました。その文字列とは「CD」です。
501エラーがある文字列で表示される原因は？
前述のようにCDという言葉を文書中で使用して、ブログの記事を書いていたのですが、この言葉が使えないと困ります。そもそもなぜこのような一般的な言葉を使用すると「501 Not Implemented」のエラーが表示されてしまうのでしょうか？
私はエックスサーバーを利用していますが、この原因がサーバーのセキュリティ設定にありました。最近は国内だけでなく、海外から日本への膨大な量のサーバー攻撃が行われています。国家機密などに関するようなものでなくても、まずセキュリティ的に脆弱なサイトを攻撃し、そのサイトを踏み台として国家機密などに関わる重要なサイトへのサイバー攻撃が行われることがあります。つまり、知らない間に自分のサイトが重大なサイバー攻撃に利用されてしまう可能性があるわけです。
このようなサイバー攻撃を防ぐために、エックスサーバーでは「WAF設定」で特定の文字列を不正アクセスとして検知してしまう機能が通常は「ON」になっています。これにより検知されてしまうことが「501 Not Implemented」のエラーが表示される原因です。以下にこの解決方法を述べます。
501エラーの解決方法（エックスサーバーの場合）
まずエックスサーバーの「WAF設定」画面を、「サーバーパネルにログイン」＞「セキュリティ設定」の［WAF設定］をクリックして表示します。
ここで紹介した事例と同様の原因であれば、「WAF設定」を［OFFにする］ことにより解決できるでしょう。セキュリティのことを考えれば、記事を保存し、公開した後は、再度「WAF設定」を［ONにする］ことを推奨します。またサイバー攻撃の方法も年々変化しており、それらに対応できるセキュリティ技術の開発も日々行われています。現状のセキュリティの設定をONにしたからと言って、それで完全にサイバー攻撃を防げるわけではありません。それでもセキュリティを設定しないと非常に無防備な状態であることは間違いありません。
まとめ
WordPressでいつものように記事を書いていて、突然501エラーが表示されて下書き保存も公開もできなくなったら困りますね。この記事で解決できることも多いと思いますが、他の原因も有り得ますので、すべてのトラブルに対応できるとは限りませんのでその際はご容赦ください。
WordPressで海外からアクセスするためのエックスサーバーの設定についてこちらの記事で紹介しています。
ブログの記事で場所を示すためにGoogleマップを活用すると便利です。ブログにGoogleマップを貼り付ける方法についてこちらの記事で紹介しています。
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