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Apple Watchのアクティビティのスタンドとは?条件・設定は?意味は?

Apple Watch

Apple Watchの最も基本となるアプリにアクティビティがあります。

日々の消費カロリーやエクササイズの時間、歩数などを記録してくれます。Apple Watchを購入する人は、ヘルスケアやエキササイズに関心が高い人が多く、アクティビティを利用することを目的としていることも多いでしょう。

そのアクティビティにスタンドというものがありますが、その意味・価値をご存知でしょうか?

実は、長時間座っていることは寿命を縮める可能性が高いことが、報道されています。スタンドには、長時間座り続けることを防ぐために、そろそろ立ち上がった方が良いことを知らせる機能があります。

つまり、寿命を縮める行為に対して注意をしてくれているわけです。そう考えるとものすごい価値がありますね!

以下に解説します。

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Apple Watchのアクティビティのスタンドとは?条件は?

Apple Watchのアクティビティアプリのスタンドについては、Appleのサイト「リングを完成させよう」(https://www.apple.com/jp/watch/close-your-rings/)で以下のように説明されています。

1日の12時間の中で1時間当たり1分以上立って動き回り、スタンドのリングを完成させよう。
座りすぎは健康問題の一因となることがあります。だからApple Watchは一日を通して、
あなたのスタンドゴールに向けた進捗を記録し、立ち上がるきっかけを与えます。座っている時間を減らすことは、血圧を下げ、活力を高め、心疾患のリスクを低下させることに
つながります。

実際にApple Watchを装着して、デスクワークなどで1時間以上座っていると、以下のような通知が軽い振動とともに表示されます。

つまり、1時間ごとに立ち上がって、1分間運動するように促す機能があるわけです。それはすぐに理解できるのですが、それが何の役に立つのでしょうか?

アクティビティのスタンドの意味は?座りすぎ防止に役立つ!

長時間座り続けることが健康へのリスクを高めることが最近の研究で明らかになり、そのことが分かりやすくいろいろなメディアで報道されるようになりました。

直接的な疾患に比べると、このような生活習慣と健康リスクとの関係性を立証するのは非常に難しいのですが、世界各国での数十万人規模での追跡調査により強い関係性が示されています。

例えば、NHKのクローズアップ現代の2015年11月11日(水)の放送「“座りすぎ”が病を生む!?」(https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3731/)では、オーストラリアでの45歳以上の男女22万人を3年近くにわたって追跡した調査から、長く座り続けることへの健康リスクについて紹介されています。

日本国内の研究としては、例えば2021年6月14日に発表された京都府立医科大学大学院医学研究科 地域保健医療疫学 小山講師らの研究グループによる「座っている時間が長いほど死亡リスクが増加する ~その効果は、余暇時間の運動活動量を増やしても、完全に抑制されない~」(https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/20210625.html)などがあります。

Apple Watchのスタンドも、もちろんこのような医学界の研究成果に基づいて導入された機能です。

長時間座り続けることの健康リスクは、短期的にはエコノミー症候群などでも知られています。座っていることで同じ姿勢を取り続けることになり、血栓などができやすくなります。

睡眠中も、何度か寝返りを打つことが知られていますが、いわゆる寝たきりの状態で自分で寝返りが打てない方は、介護者が定期的に姿勢を変えてあげないと床ずれを起こすなどの健康リスクがあることも知られています。

長時間同じ姿勢で座り続けることが健康リスクがあることは間違いないでしょう。

また立っている状態と比べると、脚の筋肉が休んでいる状態となります。

立っている状態では、筋肉の細胞内で血液中から糖や中性脂肪が取り込まれ、エネルギーとして消費される「代謝」が盛んに行われます。これが座り続けることで機能しなくなり、血液中の糖や中性脂肪が増えてしまうことが、長期的には狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、さらに糖尿病などのリスクを高めるとされています

これは仕事後に運動するようにしても取り戻せないようです。1日の中で長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が活動を止めた状態が続き、種々の重要な機能が働かなくなってしまうことが原因とのことです。

このようなスタンドの意味を知ると、この機能の有り難さが分かります。もしかしたら、真面目に活用すれば、自分の健康寿命を伸ばすこととなり、ものすごく価値があるのかもしれません。

特に40代・50代の方は、座り過ぎの弊害を実感しているケースが多いです。それを放置すると、かなり深刻な状態になる可能性がありますので、具体的な対策を講じることをおすすめします。

アクティビティのスタンドの設定は変更できる

アクティビティのスタンドは、初期設定のまま使い続けて問題ありません。しかし、他のアクティビティと同様にゴールを調節することができます。

Apple Watchでアクティビティのアプリを起動し、一番下までスクロールし、[ゴールを変更]をタップします。

アクティビティ

するとまず「ムーブゴール」の目標設定の画面になりますので、[次へ]をタップします。続いて「エクササイズゴール」の目標設定画面になりますので、ここも「次へ」をタップします。そして以下のような「スタンドゴール」の目標設定画面になりますので、ここで好みのゴールを設定し、[OK]をタップします。

スタンド

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Apple Watchのアクティビティのスタンドを活用する

Apple Watchのスタンドの通知が表示されたらどうしたら良いのでしょうか?可能であれば、立ち上がって、1分間以上歩くと良いでしょう。脚を動かすことで、下半身の血液の循環が良くなります。歩くことで、全身のコリも取れるでしょう。

職場によっては、立った状態で作業ができるような机を導入しているところも増えています。会社としても、社員の健康が増進され、医療費を減らすことができれば大きな価値があります。


また立ち上がって、血液の循環を良くすることで、脳の活性化にもつながる可能性があります(*これも科学的に立証するのは難しいかもしれません)。いろいろ机に向かって思い悩んで良い考えが浮かばなかった時に、少し散歩をするとアイデアが思い浮かぶなどということは体験したことがある方も少なくないでしょう。

積極的にスタンドの機能を活用してみましょう!


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Apple Watchのスタンドで通知されても立てない時は?

職場によっては1時間に1回立ち上がって、歩き回ることをし難い場合もあるでしょう。前述のようにすでに多くの職場で立ち作業ができるような環境が導入され始めていますので、職場の理解が得られるようになるのがもっとも望ましいです。

そうは言っても、それもそう簡単ではないかもしれません。どうしても1時間に1回立ち上がれないようでしたら、椅子に座ったままで脚を伸ばしたり、身体を捻ったり、ストレッチをして、身体の血液の循環を促進しましょう。

最近は飛行機に搭乗した際にも、エコノミー症候群の予防のためにストレッチのやり方のインストラクションなどを印刷したものが席に置かれていることがあります。

実際に立ち上がる方が望ましいですが、座ったままでもできる限りの努力をして血液の循環を促進しましょう。身体のコリも取れれば、仕事の能率も上がるでしょう。

まとめ

Apple Watchのスタンドの意味について解説しました。非常にシンプルな機能ですが、長い目で見れば非常に価値が高い機能です。

Apple Watchのアクティビティ・ワークアウトを使いこなす方法はこちらの記事で紹介しています!

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