気温とアスファルトの温度の関係は?最高気温よりずっと暑い?

ヒートアイランド現象

2018年7月23日に埼玉県熊谷市の観測点において、最高気温41.1℃を記録しました。この時点で観測史上国内最高の気温で、5年ぶりに更新されました。気温が40℃を超える猛暑ですが、体感としてはもっと暑い気がします。気象庁の発表にする気温とアスファルトなどの温度について紹介します。

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気温はどのように観測されているのか?

気象庁には、アメダスと呼ばれる地域気象観測システムがあります。これは日本国内約1,300か所の気象観測所で構成される無人観測施設です。猛暑の日本の気温もアメダスにより観測されています。

気温を測定する温度計は、センサー部分を地上から1.5mの高さに設置することを標準としています。通風筒や百葉箱の中に設置します。

また通風筒や百葉箱の設置場所も、周囲の建物や樹木からその高さの3倍程度の距離をおいて設置する、人工的な熱源から十分に離す、自然な環境に設置するなどの配慮がなされています。かつて高い気温を記録した栃木県館林市は移設後に他の観測点よりも高い気温を記録できなくなり、話題になりました。それだけ観測点の設置には、正確な測定のための注意が必要になります。

気温とアスファルトの温度の関係は?

上の説明から、気象庁の観測する気温とは、科学的に意味のある気象観測データとするために、周囲からの局所的な影響や人為的な影響を極力排除したものです。百葉箱の中で、ある程度通気性がある状況で観測するだけでも、直射日光が当たっている状況とはかなり異なることが分かるでしょう。

猛暑の日に、直射日光が当たる場所と日陰では体感温度が7℃程度差がある場合もあります。また気温30℃でも、アスファルト表面の温度は60℃を超えることもありますので、足下のアスファルトに近づくほど輻射熱で暑くなることが理解できます(*参考文献)。アスファルトと気温の温度差は、当日および前日までの日照時間や、アスファルトの種類、風の影響にも依存しますので、一概には言えません。しかし、降雨がなく、晴れの猛暑が続けば、アスファルトの温度が60℃を超えることは珍しくはないでしょう。特に、最高気温が35℃以上となり、場合によっては40℃に迫るようであれば相当な温度になるはずです(*残念ながら実測データは見つかりませんでした)。


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最高気温よりもずっと暑い?

現在の日本では、市街地であれば多くの場所が舗装されています。上で述べたように、直射日光の当たるアスファルトの温度は、気温よりもずっと高くなります。よく「最高気温が体温よりも高くなった!」というコメントをテレビの天気予報などで聞きますが、直射日光が当たるアスファルトの上などは、気温が30℃以下でも体温を超えている可能性は高いです。そのような状況を理解すると、最高気温が35℃を超えるような炎天下で、アスファルトで舗装された場所を歩いたり、そこに留まっていたりすることの危険度がよく分かるのではないでしょうか?

猛暑の続く日本では、天気予報の最高気温ではなく、その最高気温にプラス10℃程度が体感温度と受け止めた方が安全かもしれません。毎日多くの人が熱中症で搬送されますので、気温の上昇を軽視せずに、慎重に対応しましょう。

まとめ

観測される気温とアスファルトの上の温度などについて紹介しました。熱中症にならないように注意しましょう。

地面がアスファルトやコンクリートで覆われる面積が増えたことが、ヒートアイランド現象の原因とされています。ヒートアイランド現象抑制のため、遮熱性のアスファルトの利用が進められています。東京オリンピックの暑さ対策として道路の舗装を遮熱性にすることも重要ですね。こちらの記事「ヒートアイランド現象の対策で舗装を遮熱性にする効果は?」で紹介しています。

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