エアコンは日本のほとんどの地域で必要な家電製品です。自宅で複数の部屋に設置するならば、複数台必要になりますので、総額はかなりの金額になります。
パソコンなどの家電製品と比べて案外購入が難しいのは、取付工事が必要なことです。さらにすでにエアコンを使用していて、それと買い替えるのであれば回収・廃棄も必要となります。
価格比較するとしてもこれらをトータルで条件を確認した上でしなければなりませんので、かなり面倒です。さらにエアコンを注文した後に、それらが確実に実行されることも重要です。発注時に何かを忘れたことによって、ショップ側で対応してもらえないこともあるからです。
「エアコンをどこで買うべきか?」
「エアコンを安く買うにはどうしたら良いのか?」
「エアコンを買うベストなタイミングは?」
このようなエアコンを安く買うための基本と、一般の人向けに簡単にできる購入方法などについて紹介します。
猛暑の時期になってからエアコンを買うと、取付工事の順番待ちでかなり待たされることが多いのですが、今年はそもそもエアコンが購入できない可能性もあります。
早めにエアコンを試運転して、正常に動作するか確認し、異常があれば早めに買い換えなどを検討した方が良いでしょう。日本の猛暑でエアコン無しでは、熱中症のリスクが極めて高くなります!
*ダイキンのエアコンは、高性能で人気があります!
ダイキンのエアコンはどこで買う?ヤマダ電機?家電量販店?
家電量販店で最大手のヤマダ電機は、実はダイキンのエアコンを取り扱っていません。
どこの家電量販店でも、商品を安く売るために、仕入れ時にメーカーと価格交渉をします。ヤマダ電機とメーカーの価格交渉も熾烈な戦いとなるようです。そのためエアコンを高く売りたいダイキンと交渉がまとまらなかったようで、ヤマダ電機はダイキンからエアコンを仕入れることができず、取り扱っていません。
これは比較的有名な話なのですが、ヤマダ電機に来てダイキンのエアコンを探している方はおそらくご存じないので、念のため記しておきます。
他の家電メーカーとは異なり、ダイキンはかなりエアコン事業に集中している企業なので、その価格維持は最重要課題なのでしょう。それだけに優良企業で、製品の評判も高いです。
特にコロナ禍の最中に換気ができるエアコンを発売したので、これを買いたいと思って店舗まで来る方が多いです。
ダイキンのこの方針はかなり徹底されているようで、以前は大手ECサイトの直販ではほとんど人気商品が見当たりませんでした。
最近は、ある程度ダイキンから信用を得ているショップが増えているのか、Amazonや楽天市場などの電気屋が出店しているショップで購入できるケースが増えています!
ダイキンのエアコンを家電量販店で買いたいならば、ダイキンのエアコンを取り扱うビッグカメラ、ノジマ、コジマ、エディオン、ケーズデンキなどの店舗に行くことをおすすめします。
他の家電メーカーのエアコンと比べて価格は高めです。つまり、ダイキンから過剰な値下げをしないことを条件に取引ができているのではないかと思われます。それでも売れるわけですので、ダイキンは商品力に自信を持っているわけです。
また不定期ですが、ジャパネットたかたで特定の機種だけセールで販売されることもありますので、チェックしてみると良いでしょう。
エアコンの価格比較をするために理解しておきたい基本事項
エアコンは購入しただけではすぐに使用できませんので、商品の価格だけ比較してもどこで販売しているものがもっとも安いのか確認できません。少なくとも以下の追加費用を確認し、合計額で比較する必要があります。さらにエアコンの保証も重要です。
取付工事費用
エアコン本体と室外機およびそれをつなぐホースやケーブル等を設置取付する工事が必要です。これは取付をする場所の状況によって費用が異なります。
通常の住宅では、エアコン本体の設置場所が用意されていて、室外機へのホースやケーブルを通すための開口部が壁に作られ、さらに本体の電源を取るためのコンセントも近くに作られています。さらにそこから数m程度の外部に室外機を設置できる場所があるでしょう。
標準の取付工事費用は、これらの条件が整っている取付工事に対して設定しており、ホースやケーブルの延長が必要であったり、コンセントの設置や室外機を設置する場所の工事が必要になる場合は追加料金がかかります。またある程度事前に状況を知らせていないと、追加工事ができないこともあります。
買い替えの場合は、すでにエアコンを使用している状況ですので、本体、室外機、ホースなどをスマホで撮影しておくと注文時の説明で便利です。新しくエアコンを設置する場合は、設置場所の写真、壁の開口部、コンセント、室外機の設置場所までの距離がわかるような写真をスマホで撮影しておくと良いでしょう。
回収・廃棄費用
すでにエアコンを使用していて買い換える場合は、まず取り外し、回収してもらった後に適切に廃棄しなければなりません。エアコンには冷媒が封入されており、非常に温室効果が高いガスですので、適切に処理されなければなりません。そのため正規の廃棄物業者で処理が行われることが必要で、違法な処理が行われた場合は廃棄物を出した人の責任も問われる可能性もありますので注意が必要です。
エアコンの回収・廃棄費用も、前述のような標準的な条件下での費用が設定されていることが普通で、何らかの事情で回収が難しい状況では追加費用がかかる可能性があります。いずれにしての現在の設置されている状況をスマホで撮影して記録しておくと、説明する際に便利でしょう。
保証
通常のメーカー保証の期間は1年です。これでは短すぎるので、何らかの延長保証を付ける方がリスクを抑えられます。販売店によっては、無料で延長保証を付けていることがあります。よくあるトラブルは、「延長保証が無料でついている」場合でも、実際にその保証を使って故障を修理しようとしたら有償であったというものです。
どのような保証であっても、すべてが無償修理で対応してもらえるということではなく、修理するための出張料が有償であったり、保証の範囲を超えているということもあります。よく読むとかなり無償修理の範囲が狭い「延長保証」もあり、「これでは保証を付けている意味がないのでは?」と感じることもありますので要注意です。
当然のことながら有料で延長保証に加入した方が、延長保証の内容が良いです。
お得なヤマダ電機の安心会員についてはこちらの記事で紹介しています。
エアコンはどこで買うのが安い?家電量販店?ネットショップ?街の電気屋?
エアコンを安く買えそうなお店としては、主に家電量販店とネットショップがあります。また街の電気屋も気になりますね。それぞれの特徴を見てみましょう。
エアコンを家電量販店で買う
家電量販店は、メーカーから大量に商品を仕入れ、大量に販売しますので、有利な仕入れ条件でメーカーと交渉できますので、販売価格を下げることができます。20年前頃は、まだインターネットが普及していませんでしたので、購入先としては家電量販店一択でした。家電量販店同士の競争を利用し、他店の販売価格を提示すれば、ほとんどはそれよりも安い価格を引き出すことができました。
しかし、インターネットショップの増加とともに家電量販店としてもインターネットショップをライバル視するようになり、ネットショップの販売価格を提示すればそれよりも安くしてもらえる時代がありました。
インターネットショップは実店舗を持たないことにより圧倒的にコスト面で有利で、販売価格を下げることができます。家電量販店は、インターネットショップと価格競争をすることで疲弊してしまったので、現在はインターネットショップの販売価格を提示しても値引きに応じない方針をとる店舗が増えています。つまり、単純な販売価格ではインターネットショップの最安値を探した方が通常は安いです。家電量販店はそれ以外のサービス等で勝負するということです。
そうは言っても、家電量販店で工夫してエアコンを買えば、それなりに安く買えます。その具体的な方法については下記で紹介します。
価格以外のサービスとは、店舗で大量に並べられているエアコンの実物を見ながら、販売スタッフに商品の説明をしてもらいながら選べること、対面でやり取りしながら前述の取付工事、回収・廃棄、延長保証についても申し込みができることが大きなメリットです。何かあっても実店舗がありますので、そこに直接行って相談することができます。延長保証は家電量販店によるものですので、最悪の場合は倒産してしまったら保証が受けられなくなる可能性がありますが、体力のある大企業であれば信頼度が高いでしょう。
正直なところ、私はこれらのメリットで家電量販店でエアコンを買っています。あとは後述する家電量販店で安く買う工夫をするだけです。
エアコンをインターネットショップで買う
現在は、最安値を探せばほとんどの場合は、インターネットショップがもっとも安くエアコンを買うことができます。価格比較において注意しなければいけないのは、冒頭で説明したように、エアコンのみの価格であるのか、必要な取付工事・回収・廃棄などの費用が含まれているのか、延長保証を付けられるのかを確認した上で価格比較をしなければならないということです。
インターネットで検索した時に、これらの条件が統一されて価格が表示されていれば比較しやすいのですが、そうではないことが多く、案外価格比較も手間がかかります。楽天市場などでは、機種名を検索して商品を表示させた後に、「最安ショップ」を表示させるためのボタンがありますが、これをクリックしても単純に表示価格の最安値の順番で画面に表示されるだけで、例えば送料の有料あるいは無料の分類もされていません。エアコンの場合、前述のように取付工事費用などがかかりますので、その他諸費用を含めた価格比較は案外大変なのです。
さらに「どのメーカーのどの機種にするのか?」というところから調べ始めようとすると、インターネットだけから調べて比較するのはますます大変です。作業としては、それぞれのメーカーのエアコンのサイトなどでラインアップを確認し、それから適当なものをピックアップし、メーカー間の比較などをすることになるでしょう。
注文の方法も注意が必要です。「製品の購入」と「取付工事・古いエアコン回収・廃棄など」を、それぞれ別に購入者が依頼するケースがあることです。また購入時に取り付け工事の依頼を忘れてしまったりすると、後から工事の依頼ができないようなインターネットショップもあります。
つまり「購入時に工事の依頼をする」という条件が付されているショップがあるわけです。もちろん、他店で購入したエアコンの工事を請け負わないショップもあります。このようなことでトラブルになっても、インターネットショップではメールの問い合わせしか受け付けないところもあり、やり取りに時間がかかります。
万が一、エアコンの取り付け工事の依頼を忘れて、商品だけ届き、設置できない場合は、以下のバナーの株式会社アシストに相談し、見積もり依頼すると良いでしょう。
メーカー保証以外の長期保証を付ける場合も、インターネットショップが設けた保証制度なのであれば、そもそもそれに責任を持つ企業の信用も重要になります。大手の家電量販店であれば、上場企業も多く、その企業の経営状況に関する公開された情報が容易に入手できます。インターネットショップの場合、仮に最安値を提示しているところであっても、その企業の経営状況等が簡単にはわからないこともあります。
もちろん、インターネットショップでも有名な会社が運営しているところもあります。高額な商品を購入し、状況によってはその後も修理・メンテナンスなどを依頼する可能性がありますので、信頼できるショップから購入した方が良いでしょう。このようなリスクも、ある意味コストになります。
家電量販店のインターネットショップ
ある意味、前述の2つの中間的な存在が、家電量販店が運営するインターネットショップ(オンラインショップ)です。例えばヤマダ電機が運営する「ヤマダモール」というオンラインショップがあります。通常は実店舗とオンラインショプでは異なる価格を表示することが多いです。よく探すとお買い得品もあるでしょう。ただし、実店舗では相談によって値引きが引き出せることがありますので、それはもちろん表示価格を見ただけではわかりません。
またオンラインショップでは、商品説明も自分で画面上で読むしかありませんので、店舗スタッフに教えてもらうなどの方法は取れません。他のインターネットショップと比べたメリットは、運営が有名な家電量販店によって行われているということです。これにより企業としての信用情報を確認しやすいです。少なくとも、聞いたことも無いようなお店で初めて購入するような不安は無いでしょう。
エアコンを街の電気屋で買う
近所に「街の電気屋」がある場合は、そこでエアコンを買うという選択肢もあります。残念ながら街の電気屋は規模が小さく、販売数量も家電量販店やネットショップに敵わないので、価格は安くできないところがほとんどです。
街の電気屋の最大のメリットは、その地域の人々と密接なコミュニケーションを取ろうとするお店があるということ(*すべてのお店ではありません)。人レベルで交流し、ちょっとした無理もお願いできるようなお店であれば、高齢者の単身世帯などでは頼りになる存在になる可能性があります。
例えば、高齢になると高いところにある電球を交換するのも大変です。自宅まで来て購入した電球を交換してもらえると嬉しいです。そんなお店であれば、少しぐらい価格が高くでもサービス料と考えれば十分に支払う価値があるでしょう。
エアコンが安い(価格が下る)時期は?買ってはいけない時期は?
エアコンの平均的な実売価格は、発売後に推移していきます。その他の家電製品と同様に、発売直後がもっとも高く、時間の経過とともに下がっていく傾向があります。エアコンは、冷房用として買う人が多いことから、売れ行きと気温との相関が高く、そのような季節要因および売り手側の決算期末などの事情、ボーナス商戦などの買い手側の事情を加味して価格が変動します。
エアコンはほぼ毎年新型が発売されます。同一メーカーでも、その年の新型がすべて同日で発売開始となるとも限りませんし、諸事情によって発売時期も前後します。そのため必ずしも決められた日に発売開始になるわけでもありませんし、発売日も1つではありません。
しかし、おおよそ多くのメーカーが新型を発売開始する時期というものはあります。例えばカカクコムの「エアコン・クーラー 人気売れ筋ランキング」を見ると、現時点で売れ筋のエアコンが確認できます。それらの機種を見ると、2〜4月頃に発売されている機種が多いことが分かります。したがって、2〜4月頃の発売直後がもっとも値段が高く、その後、時間の経過とともに価格が下がっていくことになります。
したがって、エアコンを買っては行けない時期(=できるだけ避けたいタイミング)は、発売直後です。
季節要因としては、エアコンは暑い夏に購入しようとする人が増えます。そのため、家電量販店も6〜8月に力を入れて販売します。それだけに気温が下がり始めると、途端に売れ行きが落ちるようです。したがって、暑くなる前に新製品を発売開始し、秋までに売り切ってしまうという売り方が多いようです。そのため、売り切ってしまいたい時期(8〜9月)に向かって急激に価格が下落していきます。そしてシーズンを過ぎると、ある程度の価格帯で安定し、それ以上あまり大きく価格が下がらないことが多いようです。
もちろん、メーカー・機種によってイレギュラーな場合がある可能性はありますが、多くの製品がこのような価格のトレンドを示します。それがなぜ分かるかというと、最近はカカクコムなどのサイトでそれぞれの製品の平均価格のトレンドがグラフで簡単に確認できるからです。
そのためできるだけ安く買うことを優先するのであれば、秋になって気温が下がる頃に買えば良いことがわかります。それ以上待っても、それ以降の価格の下落幅は小さいです。
新しく買ったエアコンを夏に使いたいということであれば、できるだけ遅い時期に購入した方が安く買えます。特に6月以前と7月以降ではかなり差があるようです。しかし、8月は繁忙期で、エアコンを購入しても取付工事までかなり待たされることがあるので注意しましょう。7月に注文する場合は、梅雨明けの前後で取付工事の混雑具合が大きく変わります。できれば梅雨が明ける前に注文しましょう。
新しく買ったエアコンを夏場にフルに使いたいし、安く買いたいということであれば、旧モデルを春先に買うという方法がおすすめです。
エアコンもかなり成熟した製品ですので、新モデルと旧モデルで通常の使い方では大きな差がありません。それほどこだわらないならば旧モデル(型落ち)をセール時に買えばかなりお得です。特に3月期末のセールやボーナス商戦などはチャンスです。
エアコンを家電量販店で安く買うテクニック
旧モデル(型落ち)を狙う
家電量販店には、通常はエアコンの大手メーカー各社の製品が並べられています。エアコンは、かなり成熟した商品ですので、あまりメーカーによる性能の差は感じられません。日本の大手メーカーならば、ある程度以上の信頼性がありますので、どれを選んでも良いでしょう。この段階で価格重視で選べば安くできます。
また新製品と旧モデル(型落ち)の差もあまりありません。同一メーカー内で、上位機種から下位機種までありますが、通常は下位機種は基本的な機能中心で、上位機種はそれにいくつかの機能を付けたものが多いです。
特別に何かの機能が欲しい場合を除けば、普通に使うだけならば基本的な機能のみの下位機種で十分でしょう。さらに旧機種が残っているようでしたら、それを選ぶのがもっともお得で安く買えます。このようにして、まずターゲットとする機種を選びます。
競合店の価格を提示する
ライバルの家電量販店の価格をチェックしましょう。単純にその中でもっとも安いお店で買えば安く買えます。また最安の店舗の価格をライバル店に見せて、値引き交渉をするという方法も有効です。インターネットショップの価格を見せても、最近は値引きしない方針の家電量販店が増えていますので、あまり効果はないでしょう。
セールを狙う
エアコンであれば前述のように安くなる時期があります。さらに決算期末やボーナス商戦など、店舗が力を入れてセールスする時期がありますので、そのような時期を狙えば安くなる可能性が高いです。
まとめ買いをする
最近は自宅に複数台のエアコンを設置する家庭も多いです。もしタイミングが合えば、2台以上まとめ買いをすると交渉次第では安くなる可能性が高いです。後述するように、エアコンの寿命というものがありますので、複数台使用していてそのうちの1台が故障したら、思い切って他のエアコンもまとめて買い換えるという方法も有効です。
1台よりは2台まとめ買いした方が値引き交渉しやすいですが、「3台まとめ買いすると1台無料」などのサービスをする場合もありますので、まとめ買いするチャンスがあったらよく調べる価値は十分にあります。
エアコンの買い替えのタイミングは?
一昔前は、「エアコンを10年以上使っているならば、消費電力がかなり大きいので、早めに買い替えた方が良い」とされていました。その後、エアコンの消費電力はある程度まで下がって、10年前の機種と大きな差はなくなっているのではないかと思います。
そうなると、気になるのは省エネ性能というよりはエアコンの寿命です。最新の機種は耐久性も向上しているのかもしれませんが、寿命は約10年と考えた方が良いようです。なぜならエアコンの設計は、耐久性として10年程度を想定している場合が多いためです。
10年前後のエアコンを使っていて、一番避けたいパターンは、真夏の暑い時期に突然壊れて、すぐに新しいエアコンを購入しても取り付け工事の順番待ちで何日もエアコンなしで生活しなければならない状況です。
最近の日本の猛暑では、場合によっては室温35〜40℃という状況も考えられ、命にも関わる可能性があります。古くなって、調子が悪そうでしたら早めに新しくした方が安全です。
エアコンの中古を買うのはリスクが高い?
エアコンを安く買うために、中古を検討される方もいらっしゃるようです。前述のようにエアコンの寿命は約10年間と考えられますので、中古の場合は何年使用したものであるのかが気になります。単純に使用した年数だけでなく、使い方によっても寿命が短くなることがありますので、案外早く壊れる可能性があります。
エアコンの取付工事にも費用がかかりますし、新しい機種ほど省エネ性能が高いので、トータルコストが本当に安くなるのかどうか必ずしもわからないでしょう。また中古の状態にもよりますが、内部にカビなどが発生している場合は、クリーニングの費用もかかりますので要注意です。
エアコンのクリーニング費用を考慮する
エアコンを使い続けると、通常は内部にカビが発生し、フィルターにはホコリが溜まります。エアコンを効率よく、健康的に使用するには、これらを清掃する必要があります。
フィルターの清掃は比較的簡単で、エアコン本体を開けてフィルターを取り出し、洗って乾かし、取り付ければOKです。しかし、エアコン本体は高いところに設置されていますので、このフィルター清掃を自動でやってくれる機能がついた機種があります。これは便利なのですが、難点は業者によるカビの清掃の料金が高くなることです。自動で掃除する機構が取り付けられているので、内部清掃がやりにくくなるためです。
エアコン内部のカビの清掃は、一般の人が自分でやるのは難易度が高く、エアコンを故障させてしまうリスクもありますので、専門業者に依頼するのが一般的です。したがって、その際のコストを考えると自動でフィルター掃除する機構がついてない機種の方が長期のランニングコストが安くできます。
費用と時間を考えれば、上手に利用した方が良いサービスということが分かるでしょう。特に高い位置にあるものを清掃する時には転倒などの危険もありますので、一人で作業しなければならない方ほどオススメしたいです!
タイプ別おすすめのエアコンを安く買う方法
実際にショップに支払う金額だけでなく、厳密に言えばそれにかかる労力・時間などを含めて考えるのが本当の意味での「安く買う方法」です。タイプ別におすすめの方法を紹介します。
自分でできる強者向けの方法
少数派ですが、自分でエアコンの取付工事、撤去・廃棄などまでできてしまう方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、商品だけを購入し、後は自分ですべてやってしまう方法がもっとも安くなるのは間違いありません。他の業者等に料金を支払ってやってもらうことを自分でやってしまうわけですので、ある意味当然です。ただし、廃棄は、通常は指定の業者でないとできないと考えられますので、そのような業者の方以外は廃棄を依頼することになるでしょう。
一般の人が簡単にそれなりに安く買う方法
多くの人にとってもっとも簡単な方法は、家電量販店に行って、販売スタッフに説明してもらいながら機種を選び、取付に必要な手続きをする方法です。家電量販店間の価格比較、前述の安く買うための工夫をすれば、かなり安く買えるはずです。労力や時間、リスクを考えたら、ある意味もっとも安い可能性もあります。必ずしも実際に支払う金額が1円でも安いのはどこかということだけで判断しない方が良いでしょう。
インターネットで調べ物が得意な人が安く買う方法
インターネットで長時間ショップを比較したり、商品を比較するのが苦にならないという方は、インターネットショップがおすすめです。その際は、前述のようにそのショップの信用なども考慮して決めましょう。また家電量販店に行って、基本的な情報を調査してくるという方法も組み合わせても良いでしょう。
まとめ
エアコンは家電量販店で涼しくなる秋に買うと安く買えることが多いです。型落ちの旧モデルを3月期末・6月のボーナス商戦で狙うという方法もあります。エアコンの寿命は約10年と考え、買い替えのタイミングを逃さないようにしましょう。
エアコンの室外機カバーについてこちらの記事で紹介しています。
コメント