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体温計を使いまわして大丈夫?消毒方法は?感染しない?

体温計体温計

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために多くの人が努力しています。特に感染し、発症した場合にできるだけ早くそのことに気がつけるように、体温を測ることは重要です。そのため一時期は体温計が品薄になり、入手がこんなんになりました。現在は、インターネットショップなどでは在庫が見つけられるようになっています。

ところで体温計で体温を測る時に、1つの体温計を複数の人で使いまわしてもよいのでしょうか?体調が悪い人が体温計を使った後に他の人が使うと、もしかしたら感染してしまうのではないかと不安になるかもしれません。以下に紹介します。

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体温計を使いまわして大丈夫?感染しない?

結論から言えば、体温計をそのまま複数の人で使い回すのは避けましょう。体温計を介して感染症などが広がる可能性があります。

病院などでは、体温計を介した感染を予防するために、体温計を使用したら消毒してから他の人が使うようにしています。

体温計を使って、身体のどの部位で体温を測るのかにもよりますが、医療機関の外来で体温を測る時には脇(わき、腋)で測るのが一般的です。さすがに口の中で体温を測って、それをそのまま次の人が使うようなことをするとは考えにくいので、脇で測る場合について考えてみます。

まず体温計を手渡されたら手で持ちますので、手に飛沫などが付着していたら体温計に付着する可能性がありますし、体温計を見ながらしゃべったり、咳やくしゃみをすれば、飛沫が付着します。さらに脇にはブドウ球菌やレンサ球菌などの「皮膚常在菌」が住みついていますので、それらが体温計を介して広がる可能性があります。

家庭内でも、家族の誰かが発熱し、体温計使用したら、体温計を介して他の人に感染する可能性がありますので、使用後に消毒してから保管するべきでしょう。

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体温計の消毒方法は?

体温計を使用した後にどのように洗浄・消毒し、清潔に保管するのかは、体温計の機種によります。一番おすすめなのは水洗いできるタイプです。

現在販売されている体温計は、主流は電子体温計です。機種によっては水洗いできないものもあります。水洗いできるタイプでも、洗い方について取扱説明書に細かく指示が書かれていますので、それ従って洗浄しましょう。


消毒液を使用する場合は、使用可能な消毒液が指定されていますので、それを使うようにしましょう。消毒液の種類によっては体温計の素材に悪影響を与える場合もありますので注意が必要です。一般的には脱脂綿などにアルコールを染み込ませてそれで軽く拭き取るなどの方法が考えられますが、本体や液晶の表示部などがアルコールに耐えられるかどうか確認してから行うようにしましょう。


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非接触体温計が短時間で多数の検温に最適

空港やいろいろな場所などで、発熱している人をピックアップするために非接触体温計が利用されています。赤外線を検知する方式で、主におでこの温度を測ることによって1秒程度で体温を測定します。

非接触ですので衛生面で非常に優れており、体温計を介して感染が広がる可能性は非常に低いと考えられます。そのため短時間で連続して多くの人の体温を測定することが可能です。

耳で体温を測る方式も赤外線を利用しており、鼓膜の温度を測定しています。一般に身体の中心部分・内部に近いほど正確な体温が測れるとされていますので、鼓膜よりもおでこの方が精度が低い可能性があります。

測る場所によって体温が違うことについてこちらの記事で紹介しています。

したがって、非接触体温計でおでこを測定する方法は、短時間で多くの人の体温を測定し、ある程度以上発熱しているを見つけ出すような目的には最適です。しかし、より正確な体温を測る必要がある場合には、通常の電子体温計で脇などで測定した方がよいでしょう。

まとめ

通常の体温計は、洗浄せずに連続して複数の人の体温を測定すると、体温計を介して感染が広がる可能性があります。体温計の使用後は、衛生面に配慮し、清浄にするようにしましょう。

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