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鹿児島の火山灰は観光でも対策が必要?

国内旅行

夏休みに、初めて鹿児島観光に家族で行きました。錦江湾越しに見る桜島の美しさ、西郷隆盛ゆかりの観光スポット、黒豚しゃぶしゃぶ、さつま揚げ、かき氷のしろくまなど、存分に楽しむことができました。鹿児島といえば、やはり火山灰が心配だったのですが、実際に行って確認してきましたので紹介します。

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鹿児島の火山灰は観光でも対策が必要?

桜島は、今も活発な活動をしている活火山です。日本には111の活火山がありますので、桜島以外の活火山の近くに住んでいる方々もいらっしゃるでしょう。日常的に火山活動を実感するような地域に住んでいる方々には、鹿児島の状況も想像できるかもしれませんが、そのような状況ではない方の方が多いのではないでしょうか?

火山活動のような天変地異のスケールは大きく、大噴火を起こすと地図が変わってしまったり、噴煙によって気候に影響を与える場合さえあります。桜島の場合は、1914年(大正3年)に「大正大噴火」と呼ばれる噴火を起こし、それ以前は島であった桜島が大隅半島と陸続きになりました。大量の溶岩が流れ出し、58名が死亡しています。

つまり、噴火と一言で言っても、小規模なものから壊滅的な被害をもたらすほどの大規模なものまで有り得ます。「大正大噴火」ほどの大規模な噴火が起こったら観光どころではありませんが、それほど大きな噴火が頻繁に起こるわけではありません。しかし、周辺に火山灰が降る程度の規模の噴火はそれなりの頻度であるようです。

桜島が爆発的な噴火をし、それ以降噴火が頻発するような状況になると、テレビなどのニュースで報道されます。小規模な噴火のみが発生しているような場合は、インターネットで検索すれば噴火の状況・降灰量・降灰地域などが確認できるサイトがヒットするでしょう。

桜島の噴火による灰がどの地域に落ちるかは、風向きによります。一般的には春から夏にかけては鹿児島市内方面に、秋から冬にかけては大隅半島方面に落ちることが多いようです。噴煙量が多い場合は本当に大変で、灰が降り積もります。鹿児島ではこの灰を集めて入れるための袋が配布されており、多大な労力を使って灰を回収しています。

桜島が噴火している最中、噴火後、などによって程度の差はありますが、状況によっては観光の際にも対策が必要になるでしょう。

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鹿児島の火山灰は噴火したら大変?

桜島が噴火し、噴煙が鹿児島市内方面に飛んで来た場合でも、通常はある程度限られたエリアに降灰します。確率的には低いですが、火山灰が降ってくる最中に遭遇してしまったら、屋内に入り、窓を閉め、灰が降り終わるまで待つ方が良いでしょう。

降灰が終わったら、火山灰を回収する作業が行われますが、それなりに時間がかかりますし、火山灰が舞い上がります。そのような状況になってしまうと、火山灰が多いエリアを長時間歩き回るのはちょっと厳しいでしょう。


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鹿児島の火山灰の観光時の対策

前述ように、火山灰が大量に降った場合は、かなり大変ですが、火山灰を回収する作業が行われますので、通常はそこまでひどくはありません。しかし、足下をよく見てみると、以下の写真のように火山灰があります(*黒い粉のように見えるのが火山灰です)。

また駐車車両をみるとボディに火山灰が薄く降り積もっているところをよく見かけます。つまり、足下に大量に火山灰が降り積もっている状況ではなくても、空気中にある程度火山灰が舞い上がっているようです。春先に黄砂や花粉が飛んで来るような状況に似ています。

鹿児島市内を観光して、屋外を数十分程度歩くと、ある程度身体や服に火山灰が付着すると考えた方が良いでしょう。実際、夜にホテルに戻って確認すると、髪の毛、首筋、服などに火山灰が付着しているのが分かりました。またメガネをしていても目にも火山灰が入りました。

以上を考えると、観光時の火山灰対策としては以下のようものが考えられます。

1.目に火山灰が入った時は、こすらずに洗い流す。目薬などもあると便利。風が強い時はコンタクトレンズを外し、メガネにした方が安全でしょう。

2.服には火山灰が付きやすく、選択しても落ちにくいので、白や黒の火山灰が目立ちやすい服装は避けた方が無難。

3.顔や首筋、耳などに火山灰が付着しやすいので、携帯できるフェイスシート(顔拭きシート)などがあると便利。

4.髪にも火山灰が降るので、火山灰を付着しやすくするような整髪料は使用しない方が無難。

5.黄砂や花粉症の季節に呼吸器の調子が悪くなるような人は、火山灰を吸い込まないようにマスクを着用した方が良い。

まとめ

鹿児島観光時の火山灰対策について紹介しました。規模が大きい噴火が起こった時はかなり大変ですが、通常はそこまでではなく、実際多くの人が観光していますので、あまり心配し過ぎずに楽しみましょう。

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