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ケーブルテレビで4K8K放送は見られるの?チューナーは?

4Kテレビ・ビデオ

総務省によれば平成30年3月末におけるケーブルテレビの普及状況は、約3022万世帯で、世帯普及率は約52.6%です。すでに過半数の世帯では、空間を飛んでくる電波を受信するのではなく、ケーブル経由で送られてくる信号を受信し、テレビを視聴しています。

2018年12月から始まった4K8K放送は、ケーブルテレビでも視聴できるのでしょうか?以下に紹介します。

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ケーブルテレビで4K8K放送は見られるの?

ケーブルテレビの普及率は都道府県によってかなり差があります。東京都と神奈川県は普及率が高く、それぞれ80.2%と71.7%です。これほど普及率が高いと、4K8K放送が2018年12月1日始まると、それをケーブルテレビ経由で視聴できるのか否かが非常に重要なポイントになります。

総務省のサイトには、以下のように記載されています(2018年11月6日時点)。

各ケーブルテレビ事業者において、新4K8K衛星放送が見られるよう、準備を進めていると聞いています。今後、放送事業者との協議を経たあと、ケーブルテレビ事業者からご案内があるものと思います。

ケーブルテレビを利用している方々は、それぞれのケーブルテレビ会社に確認した方が良いでしょう。現時点でも、日本全国のケーブルテレビ局が制作した4K番組を統一編成した放送、「全国統一編成による4K専門チャンネル(ケーブル4K)」が多くのケーブルテレビで放送されています。

ケーブルテレビで4K8K放送を視聴するためには、設備的には「各家庭までの伝送路(ケーブル)」と「4Kチューナー」、「8Kチューナー」が関係します。次項以降でそれぞれ説明します。

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ケーブルテレビの光ファイバー工事が進んでいる

前述のようにケーブルテレビですでに「ケーブル4K」などの4Kコンテンツを配信しているのに、4K8K放送が開始になると設備に関する点では何が違うのでしょうか?

4Kは地デジのフルハイビジョン放送の4倍の解像度があり、8Kは4Kの4倍、フルハイビジョンの16倍の解像度があるため、非常に大容量の信号を送らなければなりません。ケーブルテレビでは、これまでも多くのチャンネルがありましたが、これらに4K8K放送のチャンネルが加わると、伝送しなければならない信号量が格段に増えることになります。

このような大容量の信号を送るために、各ケーブル会社は伝送路への設備投資を行ってきました。それらは光同軸ハイブリッド伝送(HFC)方式とFiber To The Home(FTTH)方式です。

HFC方式は、幹線部分を光ケーブル、柔軟性の要求される加入者付近を同軸ケーブルで伝送するものです。FTTH方式は、各加入者まで光ケーブルで伝送し、加入者宅内で同軸ケーブルに変換して伝送するものです。信号の伝送容量、いわゆるスピードはFTTH方式の方が優れていますので、今後はFTTH方式が増えるのではないかと思います。

具体的な事例としては、イッツ・コミュニケーションズ株式会社ではサービスエリア(東京都世田谷区、渋谷区、目黒区、大田区、町田市、川崎市高津区、中原区、宮前区、横浜市港北区、都筑区、青葉区、緑区)内で、2017年4月からFTTH方式へ移行する工事を開始し、2年間で完了するとのことです(*すでに完了したようです)。これにより、4K8K放送の各チャンネルの放送も可能になります。また伝送路に余裕があれば、高速のインターネット接続サービスなども利用できます。

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ケーブルテレビの4Kチューナーと8Kチューナーは?

ケーブルテレビでは、各事業者が配信する放送の信号をそれぞれの形式の信号としています。したがって、一旦、配信されて来た信号をセットトップボックスで、もともとの放送信号に復調させる必要があります。

多くの事業者では「パススルー方式」を採用しており、ケーブル会社が受信した放送波を、伝送路を通じて配信するためにスクランブルをかけているためです。したがって、セットトップボックスで復調した後には4Kチューナーあるいは8Kチューナーが必要となります。

毎月のテレビの販売台数は、すでにフルハイビジョンよりも4Kテレビの方が多くなっています。しかり、これまでに販売されたほとんどの4Kテレビには4Kチューナーが内蔵されて無く、そのままでは4K放送の信号を入力しても視聴できません。外付けの4Kチューナーを用意する必要があります(*ケーブルテレビ会社でレンタルする場合もあります)。

少しずつ4Kチューナー内臓の4Kテレビが販売されていますので、それらのテレビであれば大丈夫です。8Kテレビは2017年からシャープより発売されているものは8Kチューナーが内蔵されて無く、外付けで用意する必要があります。2018年11月にシャープより発売の機種には8Kチューナーが内蔵されていますので大丈夫です。

詳細は、利用するケーブル会社にご確認ください。

*2020年時点では、販売されているほとんどの4Kテレビに4Kチューナーが内蔵されています。

ケーブルテレビで4K/8K放送を観るには光ファイバープランに加入が必要?

イッツ・コミュニケーションズ株式会社でサービスエリア(東京都世田谷区、渋谷区、目黒区、大田区、町田市、川崎市高津区、中原区、宮前区、横浜市港北区、都筑区、青葉区、緑区)内で4K/8K放送を視聴するためには、「イッツコムひかり テレビサービス」に加入することが前提となっています(2020年11月時点)。

前述のようにブロードバンドの通信回線を引き込む工事をしないと、4K/8K放送を多チャンネルで送信することができませんので、そのため光回線を使用するプランに申し込むことが必要になるのでしょう。そうすると当然のことながら工事費なども発生します。これが4K/8K以外の多チャンネルを楽しむ場合と大きく異なる点です。

ケーブル会社ごとにサービスプランの内容が異なると思いますので、住んでいる地域で利用できるサービスを調べてみましょう。

まとめ

ケーブルテレビで4K8K放送を視聴するためのチューナーやFTTH化などについて紹介しました。美しい映像を存分に楽しみましょう!

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